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白樺とイカル@北杜

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今回の清里高原への遠征は、スノーシューハイクを楽しみながら、バードウォッチングもやってこようという目論見でした。毎度のことながら、ここでも車中泊をしてきましたが、冬の間は、昔使ったファミリーキャンプの寝袋を重ね、サブバッテリーから電源をとって電気毛布でぬくぬくと寝ています。でも、流石に今回はこれまでになく寒いだろうと、登山用の寝袋(♯3)を併用することにしました。寝付きは快適でしたが、夜半に暑くて目が覚めてしまい、電気毛布の電源を切りました。登山用の寝袋は、これだけでも防寒効果が高いですね。
ところが、朝目覚めると窓の内側に着いた水滴がガチガチに凍り付いていて、冷凍庫の中で寝ていたような状況です。窓の氷を取って、車を運転できるようになるまで、暫らく時間が掛かってしまいました。
この日は寒かったですが、とても天気が良くて絶好の鳥見日和になってくれました。
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10羽前後の集団で飛翔するイカルの群れを観察することができました。イカルは割合大きめな鳥ですから、飛翔している時でもよく目立ちます。パラパラと樹上に舞い降りてくれましたが、このシラカバの樹には数羽のイカルが留まっていました。
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この日は、良いお天気でたっぷり陽が射してくれましたが、気温はマイナス7~8℃くらいだったと思います。この枝に留まったイカルも、寒さ対策として羽を大きく膨らませています。私はというと、ダウンジャケットにオーバーズボンを組み合わせ、防寒対策万全で臨んでいましたが、野鳥たちは夏でも冬でも同じ羽衣ですから、羽毛の保温能力の高さには、今更ながら感心させられます。
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黒い覆面をかぶったようなイカルは、黄色くてとても大きなくちばしがトレードマークです。こんなに大きなくちばしであれば、トンカチで叩かなければ割れないような固い木の実でも、割ることができるのではないかと思います。でも、指を噛まれたら....たぁ~いへんですね(≧∇≦)
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イカルの羽衣は、黒覆面と黄色いくちばしのほかは、胸からお腹にかけては汚白色で、首から後ろの背面は淡い灰色です。初列風切は黒色ですが、白帯があり、次列風切は青色味のある黒色です。
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前景の小枝がうるさいですが、柔らかい陽光を受けて、イカルの虹彩にキャッチライトが光っています。こうして見ると、虹彩の色は暗赤色であることが分かります。
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イカルの群れの1羽が、近くの針葉樹の中にも舞い降りていました。シラカバの樹は、すっかり葉が落ちて日当たりが良かったのに、ここは日陰ですから、いかにも寒そうです。でも、この個体は安全第一で、この場所を選んだのでしょうね。....きっと....
by coffeeto | 2014-01-18 06:00 | スズメ目
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