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ハジロカイツブリ@神栖

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毎年、冬のシーズン中に何回かは銚子漁港へ足を運んで、カモメ類を観察するのを習わしにしていましたが、気が付いてみると今シーズンは、まだ一度も行っていないことに思い至りました。もう、カモメ達はたくさん渡来して、あの堰堤の上にびっしりと並んでいることでしょう。そんなカモメ達の姿を思い浮かべたら、堪らなく行って見たくなりました。....というわけで、早速出掛けてきました。
我が家から銚子までのコースは、高速道路を利用しても、利根川沿いの一般道を走っても、2時間半ほどかかります。ならば、料金の掛からない利根川沿いの道をということで、いつもこのルートを使っています。コースどりの関係で、波崎側から入ることになるので、まず始めに波崎新港の様子を見ることにしました。
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新港の水揚げ場は、ひっそりとして人影もまばらです。大津波で痛んだ岸壁の工事で、港の先端の岸壁の方へは入れませんが、その先に釣り人の姿が何人か見えました。今日は、港へ入港する漁船もないようですから、きっとお休みなんでしょう。水揚げのない港内は閑散として、カモメの姿もありません。繋留された船も少なく、広く水面が開けた港内に4羽のハジロカイツブリが浮かんでいました。
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とても良いお天気ですが、風が冷たいです。でも、ハジロカイツブリ達は、水に潜って餌取りをしながら、仲良く統率の取れた行動をしていました。
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ハジロカイツブリの羽衣は、今は冬羽ですから頭部から背面にかけては黒褐色で、喉から腹部にかけては白色のツートンカラーをしています。夏羽では、頬から喉の部分も黒くなり、耳羽の部分に金色の美しい飾り羽が出ますから、見違えるように綺麗に見えます。
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ツートンカラーの羽衣ですが、眼が赤いですから、これがワンポイントのアクセントになっています。同じ仲間のミミカイツブリはよく似ていますが、くちばしがハジロカイツブリのように反っていないことと、頬の白色の部分が眼のラインより上に盛り上がっていないところなどが異なります。
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閑散として鳥の少ない波崎新港でしたが、このハジロカイツブリだけが元気に泳ぎ回っていました。私の方はちょっと肩を落としつつ、波崎海水浴場の砂浜を確認してから、早々に銚子漁港へ向かうことにしました。
by coffeeto | 2013-12-28 06:00 | カイツブリ目
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