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連休前半のオオルリ@栃木

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今年もいよいよゴールデンウィークの到来です。
前半の3連休を待ちかねて、渓谷沿いの夏鳥を求めて、2泊3日の予定で山籠もりをしてきました。この場所は、今まで何度行っても外したことがありませんから、とても気に入っておりまして、ゴールデンウィークには、ここ3年ほど連続して訪問している場所になります。今回も期待に違わず、若葉が芽生え始めた渓流の木々の間に、オオルリの爽やかな姿を捉えることができました。
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連休初日のこの日は、暦が逆戻りしたかと思うほど気温が下がって冷え込んできました。でも、野鳥のさえずりを耳にすると、俄然意欲が高まってきますから、フリースを着込んでその上にウィンドブレーカーを着込んで、万全の態勢での撮影です。
このオオルリ君は若葉が被ってしまいちょっと残念ですが、割合近くから撮影させてくれた1枚になります。
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大変冷え込んだ陽気ですが、未だ葉が生い茂っていませんから、陽射しが容赦なく照りつけます。この時期の陽射しは初夏の頃と変わりませんから、コントラストの強い写真になってしまい、とても撮影しにくい状況になりました。
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この場所が気に入っている理由は、鳥影が濃くて当たり外れが少ないことと、ほぼ目線の高さで撮影することができるところです。この個体は、渓流沿いの散策路から撮影したものですが、やや下に見下ろすくらいの位置で撮影することができました。でも、またしても背景が直射日光に邪魔されて、露出の難しい状況になってしまいました。
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こちらは、ほぼ目線の高さで撮影できたものです。直射日光を背面に受けていますから、これはこれでまたコントラストの強い映像となり、背面の綺麗な瑠璃色を出すのが難しい状況になってしまいました。
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オオルリは全長16cmのヒタキ科の野鳥です。夏鳥として日本へ渡ってきて、山地の渓流などで繁殖します。♂は木の頂に留まって、美しい声で囀りを聞かせてくれますから、ウグイスやコマドリとともに日本三鳴鳥の一つに数えられています。
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背面から撮影することができましたが、この個体は頭部から肩羽にかけては美しい瑠璃色をしていますが、三列風切が黒褐色で、初列雨覆いにもその傾向が認められることから、第1回夏羽(もしくは第2回夏羽)であろうと思います。
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これも、背景に日向と日陰部分があって、露出場難しい状況ですが、瞳にキャッチライトが入ってくれたことで、何とか見られる写真になったと思います。
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今回は、オオルリの♂の個体ばかりを何回も撮影することができましたが、♀の個体は1枚も撮影できませんでした。これだけ鳥影の濃い場所ですから、♀も何枚か撮影できれば良かったですが、残念なことにその機会には恵まれませんでした。
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若葉の蕾が膨らんで、これから葉を展開しようとしている木の、遥か高いところで囀っていた個体です。風切羽の黒褐色の羽の出方から第1回夏羽の♂の個体になると思います。
by coffeeto | 2013-05-05 16:45 | スズメ目
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