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バッタを捕食したモズ

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葉をすっかり落とした冬枯れの茂みの中に、獲物をゲットしたモズの姿がありました。どうやらバッタの仲間を捕まえたようです。朝方はずいぶん冷え込んで冬の寒さを感じさせましたが、日が射してくると小春日和の温かさを感じる陽気になりました。
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餌を飲み込んだ直後のモズ君です。満足そうな表情をしていると思います。
胸には網目状斑が認められますが、過眼線が黒いことから♂の個体であることがわかります。漂鳥または留鳥とされていますが、東京周辺では秋口から冬にかけて観察することが殆どです。
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初列風切の基部に白斑が認められますが、これが♂の特徴です。全長20cmのスズメ目の小鳥ですが、くちばしの先端が下に湾曲しているところやカエルや昆虫などを採食するところは、小さい猛禽と呼ばれる由縁です。
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こちらは、すぐ近くで撮影した♀の個体です。過眼線が茶褐色であることと、胸からお腹にかけて顕著な網目模様があるところが♀の個体の特徴です。
モズは冬場は♂も♀も縄張りを持って生活していますが、ここでは、とてもたくさんの個体を観察することができました。
by coffeeto | 2010-12-24 21:14 | スズメ目
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