渡り途中のトウネン

f0055184_952739.jpg
梅雨に入ったかと思われるようなぐずついた天気が続いています。
折角の週末ですが、今日も朝から雨模様ですから出掛けることは諦めて、撮りためた写真の整理をすることにしました。
というわけで、これは先週アジサシを撮影しに行った帰り道に、立ち寄った海岸近くの水溜りで撮影したトウネンです。
f0055184_925225.jpg
この水溜りには、キアシシギ、ソリハシシギ、キョウジョシギ、コチドリなども見られましたが、トウネンが一番たくさん集まっていました。
当初10数羽の群れでしたが、観察している間に小群が出たり入ったりを繰り返していました。一番多く集まった時で40~50羽くらいはいたものと思います。
春の渡りでは、夏羽に換羽を終わったものと、冬羽の残ったものが入り混じっています。
f0055184_923024.jpg
この個体は、すっかり夏羽に換羽しています。胸から頭部にかけて鮮やかな赤褐色をしているうえ、背面の肩羽や雨覆にも赤褐色の羽が出ていて鮮やかです。英名では Red-necked Stint といいますが、まさにその名前のとおりの色合いです。
f0055184_925936.jpg
中央手前の個体は、換羽が始まったばかりのようです。少し赤みが出てきていますから、冬羽から夏羽へと換羽が始まっていることが分かります。
f0055184_932880.jpg
群れの中の1羽が、羽を広げて伸びをしてくれました。初列風切の数を数えてみると、カモメ類と同じで10枚あることが分かりました。
f0055184_951651.jpg
頭頂部には、あまりはっきりしませんが黒褐色の斑が出ていることが分かります。また、くちばしが短いところもトウネンの特徴ですね。正面顔をじっと見ていたら、なんだかネズミに似ているなと思えました。
f0055184_952119.jpg
トウネンのくちばしは短くて少し下に湾曲していますね。全長15cmの小型シギです。関東地方では、越冬している個体を観察することもありますが、多くはこんな小さな体で北極圏の近くで繁殖し、冬は赤道近くまで渡りをするわけですから、そのパワーには驚くばかりです。
[PR]
by coffeeto | 2009-05-30 10:42 | チドリ目
<< セッカ 砂浜のコアジサシ >>