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オオセグロカモメ@銚子

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フィールドに出て野鳥写真を撮るのに、朝から日が暮れて暗くなるまで、一日中ずーっと野外に出ていることが多いので、寒い冬の時期は暖かい服装に気を付けています。ここ銚子漁港でも、かなり冷たい風が吹きますから、それなりの服装をしていないと、一日中体が続きません。暖かい日差しがあれば、少しは寒さも和らぎますが、何といっても冷えた体には温かいお昼ご飯がご馳走になります。以前は、近くのコンビニへ行って、お弁当を温めてもらい、ポットのお湯でインスタントみそ汁を作るのがせいぜいでしたが、ここ数年、山歩きを始めて携帯ガスバーナーを持つようになってからは、どんなフィールドへ出掛けても、豚汁や肉じゃがなどのレトルト食品を温めて、熱々のお昼ご飯で体にパワーを充填できるようになりました。
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銚子漁港の第一漁港から続く、堰堤の上に並ぶたくさんのカモメたちを観察していたところ、オオセグロカモメが飛翔する写真を撮影することができました。セグロカモメとの識別が難しいですが、背面の色合いがかなり黒いですからここが見えれば一目瞭然で識別することができます。
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これは、オオセグロカモメの翼下面を下から撮影したものですが、初列風切の先端の数枚に、セグロカモメのような黒斑が出ていません。敢えて言えば、一番上の写真の翼下面のように、上面の黒色が透けて見えるようなところが特徴です。
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たまたま、堰堤の上に並んだオオセグロカモメとセグロカモメが同じようなポーズを取ってくれました。これで、背面の様子と初列風切の色合いがよく分かりますが、これだけ色が違うと識別は容易ですね。
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この2個体のカモメをよく見ると、いずれもくちばしの赤斑の部分に黒い斑が混じっているのが分かります。これで、どちらも第4回冬羽の特徴になることが分かります。大型カモメの場合は、成鳥になるまで4~5年かかるといわれていますから、これが完全な成鳥になる直前の最後のステージとなります。
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by coffeeto | 2014-01-04 06:00 | チドリ目

ウミネコ@銚子

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我が家は都内の足立区にありますが、車で銚子漁港まで行く定例コースがあります。自宅を出発して金町から松戸市を抜け、木下(きおろし)から国道356号線を使います。神崎大橋で茨城県側に渡り、川沿いの県道を走って利根川大橋に当たったら、左折して国道124号線で波崎新港を目指すコースが定例です。このルートを使うと、午前6時に自宅を出発すれば8時過ぎには到着することができますから、高速道路を使うのとあまり変わりません。何年も通い続けてきましたから、状況に応じて抜け道もいくつか使い分けることがでるようになり、帰りも3時間ちょっとで戻ることができるようになりました。高速道路を使う必要が無くなりましたから、その分足を運びやすくなりました。
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そんな訳で、12月の三連休の中日に当たるこの日も、また銚子漁港でカモメ観察をしています。第一漁港の外れの水路を挟む堰堤の上には、たくさんのカモメが並んでいますが、今回はその上を飛ぶウミネコを紹介したいと思います。
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水路を飛んできたウミネコが、堰堤の上に着地しようと翼を一杯に広げました。背面と翼上面は黒色に近い濃灰色で、初列風切の黒色とほとんど見分けがつかないような状況です。また、ウミネコの特徴である、尾羽の太い黒帯もよく目立ちます。
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堰堤の上に、上手く着地ができたようです。ウミネコはカモメ類の中では、中型カモメの仲間に属しています。左側に大型カモメのセグロカモメがいますが、こうしてみるとその大きさの違いがよく分かります。
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ウミネコが翼を半開きにしていますが、翼の黒っぽい色合いがより強調されて見えます。くちばしと脚は黄色ですが、くちばしの先端には赤、黒、赤と並ぶ独特の斑があります。
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片脚を上げて、グッと伸びをしました。ウミネコの頭の色合いに注目すると、後方の上の段にいる個体は灰褐色のもやもやとした斑に覆われていますが、これは冬羽の特徴です。伸びをしている個体の右側の個体は真っ白ですが、これは、既に夏羽に換羽しているものとなります。
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ウミネコが飛び立ちました。翼の裏面は、中ほどから先端にかけて黒っぽくなっているのが分かります。これが飛翔している時に、下から見上げたウミネコを識別するポイントになります。....セグロカモメは先端だけが黒く、ユリカモメは翼下面全体が黒っぽい色合いです。....この写真では堰堤の上段にオオセグロカモメ、下にヒメウその右側にセグロカモメと、バラエティに富んだ鳥が映り込んでくれました。
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by coffeeto | 2014-01-03 06:00 | チドリ目

新春のセグロカモメ@銚子

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明けましておめでとうございます。平成26年のお正月を、特別な感慨を持って迎えています。....今春、37年務めた職場を定年退職しますから、なんだか寂しいような、でもこれからゆっくり野鳥と自然にふれあうことができるから嬉しいような....複雑な気持ちが入り混じっています。
昨年12月の三連休を利用して、銚子漁港へ足を運んできました。カモメ類を観察するのが面白くて、数年前までは毎週のように通っていましたから、銚子漁港周辺は準地元のような親しみがあります。
カモメの仲間の中でもセグロカモメは亜種が多いうえ、交雑している個体もたくさんいますから、識別はなかなか難しくて、いまだに悩まされ続けています。行く度に???の連続ですが、飛翔するカモメはスッキリ爽やかですね。
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今まさに着地しようとするこのセグロカモメは、初列風切の1Pと2Pが少し短いですね。換羽が完全に終わっていない状態で、これから伸びてくる途中です。背面の色は、ウミネコはかなり黒色に近いのに対し、セグロカモメはそれより明らかに薄い灰色です。
セグロカモメの背面の灰色は、初列風切の先端にある黒斑と明確に区別できますが、オオセグロカモメの背面はより黒色味が濃くて、先端の黒色斑との違いが僅かです。
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ここに並んでいるのは、いずれもセグロカモメ( Vega Gull )だと思います。同じセグロカモメでも、体の大きさが違う個体がいることが分かると思います。カモメの体長は♂の方が大きくて、♀は小さいようです。
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このセグロカモメは、脚が黄色です。ならばキアシセグロカモメか?と思ってしまいますが、日本で見られる脚の黄色いカモメは、ホイグリンカモメの仲間になるようです。ホイグリンは背面が殆ど黒色に近い色合いですから、この個体はタイミレンシスと呼ばれる亜種になると思います。
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右側の個体はセグロカモメの成鳥で、左側にいるのが第1回冬羽です。頭部からお腹にかけて全身が褐色の羽に覆われているうえ、くちばしが黒色です。また、初列風切は褐色味のある黒色です。オオセグロカモメの第1回冬羽は初列風切がこんなに黒くありませんから、ここで識別することができます。
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ウミネコの群れの中に、セグロカモメの第1回冬羽がいました。上の写真に比べると、この個体は首から頭部にかけて随分白っぽくなっていますから、第1回冬羽から第1回夏羽へと換羽途中であると思われます。
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さて、こちらの個体のくちばしに注目してください。セグロカモメの成鳥は黄色いくちばしに赤い斑が出るのですが、この個体は黒い斑が出ています。通常カモメは成鳥になるまで4~5年かかるとされています。羽衣はすっかり成鳥ですが、くちばしに黒い斑が出る個体は第4回冬羽です。
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この2個体は、いずれもセグロカモメの成鳥です。でも、右側の個体は頭部が扁平で、左側の個体はドーム型をしています。厳密に言えば、亜種の違いがあると思いますが、識別は難しいですね。
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by coffeeto | 2014-01-01 06:00 | チドリ目

堰堤のシロカモメ@銚子

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漁港で越冬するカモメ達の様子を観察するため、銚子漁港へ行ってきました。コースどりの関係で、先に波崎の新港と海水浴場を見てきましたが、予想に反してカモメをはじめとする海鳥や、その他の野鳥も殆ど見られず、足取りも重く銚子漁港へ入ってきました。第一漁港の脇を通過しても、やはりカモメ類はあまり見られず、少ない状況でした。しかし、第一漁港の入口にある赤灯台から続く堰堤の上に、たくさんのカモメ達が並んでいました。....良かった、空振りは免れました。....ウミネコとセグロカモメが圧倒的に多くいましたが、その中にこのシロカモメを確認することができました。
この写真を撮影している時に、ちょうどワイバードのカモメを観察するバスツアーが到着しましたから、水路を挟んで、向こう側にはたくさんのカモメが、こちら側にはたくさんの人が並ぶ面白いシーンになりました。
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シロカモメは、セグロカモメと同じ大型カモメ類に分類されます。この写真の中央に写っているのがシロカモメで、その右にいるのがセグロカモメ、左にいるのがウミネコになります。
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カモメの仲間の識別をするうえで、背面の色合いが識別の大きなポイントになります。ウミネコの背面は黒色に近く、セグロカモメはそれより黒色味が淡くなりますが、シロカモメはさらに薄い色合いで、初列風切の裏面は完全に白色です。この個体は成鳥ですから背面は淡い青灰色ですが、体型は別として、カナダカモメもこれとよく似た色合いになります。
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銚子漁港で見られるシロカモメは、注意深く観察していると2亜種いることが分かります。この個体は体が大きめな亜種(L.hyperboreus)になります。もう一種類いる小さ目な亜種(L.barrovianus)は、今回見られませんでしたが初列風切が長く、よりアイスランドカモメに近い羽衣をしています。
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堰堤の上に羽を休めていたシロカモメです。光線の当たり具合と、カメラの露出調整の関係でかなり明るくて白っぽく写っていますが、色合いは上の写真の個体とほとんど同じです。
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by coffeeto | 2013-12-31 06:00 | チドリ目

堰堤のカモメ@銚子

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先日から、銚子漁港のカモメ達の様子を観察しに行きたいと思っていましたが、頭の中にカモメの姿が浮かんだら、もう足は銚子へ向けて動き始めていたという状況です。銚子漁港の陸側から水路を隔てて、堰堤の上にビッシリと並んでいるカモメ達の姿は壮観です。行けば必ず見られる鳥ですし、同じように見える種類でもいろいろな亜種が居たりと識別が面白くて、数年前までは冬の間、毎週足を運んでいたくらいカモメに狂っていました。そんな私にとって、銚子漁港ほど嬉しい環境はありません。
今回も、第一漁港の赤灯台から続く堰堤の上に、たくさんのカモメ達が並んでいました。セグロカモメ、オオセグロカモメ、ウミネコ、ユリカモメなどが押し合うように並んでいる中に、少数のただのカモメが見つかりました。頭部の褐色斑が、ウミネコはベッタリした感じですが、カモメはこのようにざっくりした斑になっています。
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カモメ類は体の大きさで大まかに分けると、セグロカモメやシロカモメなどの大型カモメと、ユリカモメやミツユビカモメなどの小型カモメに分かれますが、カモメはウミネコとともに中型カモメの仲間に属します。
その中でカモメはそんなに個体数は多くありませんが、ここでは数亜種を確認することができます。この写真の個体は成鳥ですが、くちばしががっしりしていて、体が大きく普通に見られる亜種( L.C.kamtschatschatschensis )になります。
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この個体は、上の写真の個体に比べると、頭が小さくて、くちばしがとても可愛い小型の亜種(L.brachyrhynchus )になります。この個体は、くちばしの先端に黒い斑が残っていることと、脚が完全に黄色ではない緑灰色をしているところから、第3回冬羽になると思います。
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ウミネコの群れの中に、カモメが1羽だけ混じっていました。体はほぼ同じぐらいの大きさですが、背面の色はウミネコはより黒色に近く、カモメはそれよりやや薄いことが分かります。脚の色はどちらも黄色です。
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ウミネコのくちばしには赤色と黒色の明瞭な斑がありますが、カモメのくちばしは全体が黄色で、....亜種の違いや若鳥など、黒い斑が残る個体もいますが....ウミネコのくちばしとは明らかに異なります。また、ウミネコの尾羽には幅の広い黒帯がありますが、カモメの尾羽は白一色です。
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この個体も、体の小さい方の亜種(L.brachyrhynchus )ですが、肩羽に青灰色の羽が出ているところと脚が黄色くないところから、第1回冬羽になると思います。
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頭は丸いドーム型で、小さいくちばしという小型亜種の外形的な特徴がよく分かります。見かけ上はとても可愛いカモメです。成鳥になってもこの外形的な特徴は変わりません。カモメの亜種の中では、私の好みのタイプになります。
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by coffeeto | 2013-12-30 06:00 | チドリ目

杭の上のウミネコ@谷津干潟

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あしだち(足立・自然にふれあう会)の定例探鳥会が、8月25日(日)に谷津干潟で実施されましたから、久し振りに参加してきました。
当日は、朝から雨模様で天気が悪く、おまけに潮周りも悪くてほとんど干潟が出ないような状況でしたが、杭の上に留まっていたウミネコはしっかりと撮影できました。
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あしだち探鳥会の一行は、バラ園側の小学校プール前の観察舎に集合した後、反時計回りに自然観察センター方向へ移動しました。谷津干潟の津田沼高校側には、海に流れ込む水路に沿って、このように杭がたくさん並んでいますが、その上でウミネコが羽を休めていました。
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大型カモメ類は、完全な成鳥になるまで4~5年かかるといわれ、中型カモメであるウミネコの場合は、成鳥になるまで3~4年かかるようです。
杭の上で臥せっていたこの個体は、背面のマントルと呼ばれる黒灰色の羽の部分に褐色味がありますから、第3回夏羽であるかな?と思います。でも、初列風切が黒褐色ですから、第2回夏羽から第3回冬羽への移行途中であるかもしれません。
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こちらの個体も、上の写真の個体と同じように、背面の黒灰色の羽の褐色味がありますが、初列風切に続く初列雨覆いの部分に灰褐色の羽がありますから、第2回夏羽から第3回冬羽への移行途中であろうと思います。
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東日本大震災の後、東京周辺で繁殖しているウミネコがいるという話を聞いたことがありますが、私にはそれが本当かどうかの知見は全くありません。ただ、この個体も第3回冬羽に移行途中であることだけは間違いないことが分かります。
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by coffeeto | 2013-09-09 20:52 | チドリ目

営巣中のコアジサシ@旭

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海岸で繁殖するコアジサシの写真を撮りたくて、6月になったら早く出掛けようと思っていたのですが、山登りの予定が2度ほど入っていたのと、天候が悪くて出掛けられなかったりで、実際に行けたのは6月の最終週になってしまいました。
これは、海岸で最初に撮影した幼鳥の写真ですが、既に飛翔することができるほどに大きく育っていました。
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たくさんのコアジサシが飛び交っていました。その中に海へ出掛けては、獲物の小魚を咥えて戻ってくるのがたくさんいます。まだまだ営巣しているものがいるのだろうと、広い海岸を探していると、砂浜でうずくまって親の帰りを待っていた雛のすぐ近くに獲物を咥えて舞い降りました。
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上手く餌渡しができたようです。厚い砂浜の上では、じっと待っている雛も大変です。
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こちらは、生まれてまだ間がないほど小さい雛が歩いていました。産毛で覆われてヨチヨチ歩く姿は、毛糸玉のようです。
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親鳥がうずくまっていますが、もう一卵温めているのでしょうか?生まれたばかりの雛が離れず近くに寄り添います。
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そこへもう一羽のコアジサシが近づいてきました。つがいの相手方でしょうか。うずくまっていた方の1羽はその場所から離れていきました。
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翼を広げて海から戻った親鳥が、浜辺に舞い降りました。すぐに小さい雛が、嬉しそうに餌をねだって近づいてきました。
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by coffeeto | 2013-07-15 23:30 | チドリ目

コアジサシの飛翔@旭

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梅雨が明けて、いよいよ夏本番となりました。夏と言えば海と相場は決まっているのですが、この日はアジサシの写真を撮ろうと思って海へ出掛けてきました。着いた海岸は海からの風が吹き、気温の割には涼しく感じました。ここの海辺にはたくさんのコアジサシが飛翔していました。でも、実はこの写真を撮影したのは梅雨明けの前なのですが....。
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砂浜の上空には、キリッ、キリッと鋭い鳴き声が響き渡ります。
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こちらのコアジサシは、小魚を咥えて飛翔しています。おそらく、この近くで営巣しているものと思います。
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雛に与えるために獲ってきた小魚を、早く食べさせてやろうと全速力で飛翔していきます。
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ここからの3枚は、コアジサシの飛翔を連続撮影したものです。翼を打ち下ろしています。
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翼を引き上げに掛りました。雨覆いは明るい灰色で、初列風切に黒褐色の縁取りがあるのが分かります。
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翼を引き上げたところで、下面がよく見える状態です。翼下面と同様に、体下面も一様に白いことが分かります。
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by coffeeto | 2013-07-14 18:00 | チドリ目

クロハラアジサシ@印旛沼

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千葉県下にある印旛沼へサンカノゴイの写真を撮りに出かけてきましたが、これはその当日、印旛沼の沖を飛翔するアジサシの仲間を見つけて、撮影したものです。
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かなりの沖合を飛翔していましたから、鮮明な写真は撮れませんでしたが、羽ばたきはとてもゆっくりしていて、体型は少し太めでしたから、コアジサシではないというのが第一印象でした。
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お腹が見えた時、真黒い部分が確認できましたから、クロハラアジサシであることが分かりました。
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胸からお腹にかけては黒色で、この写真ではよく分かりませんがくちばしは暗赤色をしています。全長26cmのアジサシの仲間です。
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クロハラアジサシは、旅鳥として渡りのシーズンに観察できます。主に湖沼や水田など淡水域で観察することが多いことから、沼アジサシの仲間として知られています。
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by coffeeto | 2013-07-04 21:54 | チドリ目

春先のカモメたち@銚子

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4月7日(日)は、日本海側を低気圧が発達しながら通過することから、全国的に風が強い荒れた天候になるという天気予報でした。....ということは、銚子漁港へ行けば強風に吹き飛ばされてきた珍鳥が観察できるのではないかと、期待を膨らませて足を運んできました。でも、結果的には珍鳥を観察することはできず、この季節ならではの鳥達ばかりでした。その中から、今回はカモメ類を集めてみました。
まずこれは、ワシカモメの第1回冬羽です。全体的に灰色味のある淡褐色であるところが特徴ですが、この個体はくちばしの基部に僅かにピンク色の部分があることから、オオセグロカモメの第1回夏羽に当たる可能性も考えました。しかし、頭部の大きさに比較してくちばしがガッシリして大きいことと、脚がかなり黒色がかったピンク色であるところからワシカモメであると判定しました。
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岸壁の上に伏せているこの個体はウミネコであることはすぐに分かりますが、成鳥に比べるとちょっと様子が違います。まず、背面はかなり濃い灰色ですが、濃褐色の羽が混じっています。また、くちばしの基部が成鳥であれば鮮やかな黄色になって、先端に赤色と黒色の斑が出るのですが、基部はくすんだ薄黄緑色であるところから第3回冬羽であると判定しました。この羽衣の状態で、後頭部に褐色の斑がなく、頭部が真っ白であれば第3回夏羽になります。
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さて、こちらの個体はセグロカモメであることは分かりますが、成鳥とは羽衣が異なります。背面は成鳥と同じ灰色ですが、雨覆いに注目すると褐色の羽に交じって、僅かに灰色の羽が出てきています。くちばしの基部はピンク色で、先端が黒色になっていることから、第3回冬羽の個体であると思われます。
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湊に隣接する砂地に舞い降りて休んでいるカモ目の群れの中に、この白っぽいカモメを見つけました。くちばしの先端が黒色で基部のピンク色との境が明瞭に分かれていることから、シロカモメであることが分かります。この個体は、背面の肩羽にも褐色斑が残っていることから、第1回冬羽であることが分かります。
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こちらは、ウミネコの若い個体ですが、背面に濃い灰色の羽がありません。褐色の細い羽軸がある灰褐色の羽で覆われていることから、幼羽から第1回冬羽に移行した後の状態です。
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これがウミネコであることはすぐに分かります。背面が濃い灰色の羽で覆われて、褐色味がありません。また、頭部は完全に白色の羽に変わっていますから、夏羽に換羽した成鳥であることが分かります。
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こちらは、セグロカモメの成鳥ですが、頭部に褐色斑が認められませんから、この個体も夏羽に換羽した成鳥であるといえます。
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海面に浮かんでいたこのカモメは、全体的にかなり淡色になっていますが、風切羽に褐色味がかなり認められることと、くちばしの基部にピンク色部分があることから、オオセグロカモメの第1回冬羽から第1回夏羽に移行途中の個体であると思われます。
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岸壁の縁石の上にいたワシカモメの第1回冬羽の個体が羽を広げてくれました。シロカモメやワシカモメの第1回冬羽では、このように初列風切の裏面が白いところが特徴です。ここに注目すれば、飛んだ時にも下からある程度識別することができます。
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これは、セグロカモメ第1回冬羽の個体です。上のワシカモメと比較するために出したのですが、初列風切の裏面が黒褐色であることが分かります。ここに注目すれば、飛翔した時に明瞭な違いとなって識別に役立ちます。
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by coffeeto | 2013-04-15 22:30 | チドリ目