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赤城山のウソ♀@前橋

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2週続けて週末に大雪が降り、特に先週末の大雪は記録的な積雪になりました。仕事で出掛けていた娘の夫も大渋滞に巻き込まれ、雪の中で一夜を明かしたようですが、翌日無事に帰って来られたようです。こんな状況ですから、私も2週続けて週末に自宅待機となり、何処へも出掛けられなかったわけですが、これも記録的な出来事になります f^_^;;
天気予報では、東京地方は次の木曜日(2月20日)にまた雪という予報がありましたが、今回は回避できそうです。しかし、雪の多い地方では未だに支障が残っているようですから、一日も早い復旧をお祈りします。
....この記事は、予約投稿しています。....
今月は、このブログで紹介するレポートを、1日おきにアップしようと心掛けていますが、幸いなことに2月11日(火)の建国記念日の祝日は好天に恵まれて、赤城山の周辺で野鳥観察ができましたから、何とか穴を開けずにやり繰りが出来そうです。
今回は、その赤城山の中腹で観察したウソの♀を紹介します。
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前回紹介したカケスの写真を撮り終えて、厚く降り積もった雪の林道を戻る途中、雪原の上に映った茂みの陰影の中に、羽ばたく鳥の影が映りました。ハッと思って振り仰ぐと、すぐ脇の茂みの中で、2羽のウソ♀が餌獲りをしている姿を見つけることができました。
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高さは3mほどの小低木でしたが、枝先に小さな木の実が、少しずつ残っています。その小さな実が薄紫色をしていましたから、これはムラサキシキブであろうと思われます。こんな実でも、餌の少ない時期には貴重な食料源ですね。道路のすぐ脇でしたが、三脚を構えても警戒して逃げることもなく、その姿を撮影させてくれました。
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こんな風に細い枝にぶら下がって、アクロバチックな姿勢で実を啄ばんでいます。もう、あまりたくさん残っていませんから、少し無理な姿勢をとらなければ、餌にありつくことが出来ないようです。
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今度は、思いっきり背伸びするように伸び上がって、餌となる実を啄ばんでいます。おかげで、体下面の様子がよく見えます。胸から脇腹にかけては灰褐色ですが、下腹部から下尾筒にかけては白色ですね。
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細い枝の上で、餌取りをしようとすると、軽い鳥であるとはいえ、バランスを取るのが難しいようです。時折、このように羽ばたいて態勢を整えていました。
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ここでもバランスを取るために、羽ばたきをしていました。餌取りをするのも、なかなか大変そうです。
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ウソ♀の眼が、キャッチライトを受けて輝いているように見えます。先程、この林道の奥の方で、フィッ、フィッと鳴く声が聞こえていましたから、この近くには♂を含めた群れが来ているものと思います。でも、ここで撮影している間は、残念ながら2羽の♀の姿しか見られませんでした。
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先日、日立でアカウソ♂の写真を撮影することができました。その時は、♀の写真が撮れず残念でした。この個体の大雨覆の先端に、細い白帯があるのが気になります。あの時、アカウソ♀の写真を撮っていれば、この個体が普通のウソ♀であるのか、アカウソ♀であるのか判定する材料になったと思います。
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by coffeeto | 2014-02-22 06:00 | スズメ目

ズミ林のアトリ@前橋

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先日は、奥日光の戦場ヶ原でスノーシューハイクを体験してきました。だいぶ慣れてきたところで、また野鳥観察をしながら、雪原を歩き回りたくなり、3回目のスノーシュ-ハイクとして、赤城山の周辺を歩いてみることにしました。今回は、赤城山公園ビジターセンターに車を停め、覚満淵(かくまんぶち)を一周するお気軽コースとしましたが、雪の深さは前回歩いた戦場ヶ原の2倍くらいで、年始に初めてスノーシューハイクを体験した清里高原に比べると、今回はたっぷり3倍くらいの積雪でした。
ところで、神話の世界のお話では、その昔、日光男体山の神様と、赤城山の神様が中禅寺湖の水をめぐって争いとなったそうです。男体山の神様が大蛇に化身し、赤城山の神様が大ムカデに化身して、戦場ヶ原で戦ったそうですが、劣勢であった男体山の神様が奥州から猿丸という弓の名手を呼び寄せ、大ムカデの目に矢を命中させて、撃退したということですね。
神話の世界のお話はともあれ、戦場ヶ原の周辺とともに、赤城山を中心とした周辺一帯も野鳥観察の適地であるようです。覚満淵の周遊路の脇にあるズミの林で、アトリの群れを観察することができました。
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車載の温度計で外気温はマイナス9度と表示されていましたが、日が当たって良いお天気でしたから、さほど寒さは感じません。覚満淵の周遊路に踏み込むと、そこには70~80cm程度の雪が降り積もり、辺り一面眩しいほどの銀世界になっていました。とても静かな環境でしたが、時折カラ類やツグミの鳴く声が響いてきます。遠くに、キツツキのドラミングの音も聞こえてきました。
体が温まり、少し汗ばんできたかなと思う頃、ズミの樹でたくさん生っている実を採餌する、アトリの小群を見つけることができました。1ヶ月ほど前に、清里高原でたくさんのアトリを撮影しましたが、あのシーンが再現されたようです。頭の黒いこの個体はアトリの♂になります。
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枝の間から顔を覗かせてくれたこちらの個体は、上の写真の♂に比べると頭が灰褐色で、眼差しも柔らかさを感じます。羽衣の色合いも全体的に淡いですから、この個体はアトリの♀であることが分かりました。アトリ科の鳥は尾羽の先端が、魚の尻尾のような凹尾であるところが特徴ですが、この写真ではその形状が分かる状態で写っていてくれました。
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前景に小枝がうるさく被っていますが、先ほどの♀の個体が日の当たる枝先に出てくれました。私は、ズミの樹のすぐ下から、上を見上げる苦しい姿勢で撮影しています。すっかり雪に覆われた世界で、他に餌となるものがありませんから、こんなに近寄っていてもアトリの群れは採餌に夢中で、私の存在は全く気にしていないようです。それとも、ここには外敵がいないので、こんなに近くから撮影させてくれたのでしょうか?
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頭の黒い♂が、今まさにズミの実に喰いつこうとしているところです。
“痛快!丸かじりッ”というのが、どこかのコマーシャルのキャッチコピーとしてあったような気がしますが、そんな感じのワンショットでした。アトリ君からは、「いただきまぁ~す。」の声が聞こえてきそうです。
写真をよ~く見ると、頭部は一様な黒色ではなく、顔面は黒色ですが、後頭部は暗褐色に色分けされていました。図鑑にも記載がありませんが、初めて気が付きました。
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かじり獲ったズミの実の果肉を、くちばしの脇に付けたまま、頬ならぬ喉を膨らませているアトリ君です。お腹をまん丸に膨らませて、至福のポーズといったところでしょうか?
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さて、こちらは♀の個体を背面から撮影したものですが、背面のウロコ模様がよく目立ちます。特に腰の部分に注目してください。これもアトリの特徴ですが、腰の部分が真っ白なのです。風切羽の間に、僅かにそれが覗いていますね。
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それから、これは♀の個体を撮影したものですが、わき腹の下側に、淡黒褐色の水玉模様のような小斑が並んでいるのが分かります。♂も♀もこの小斑が出る個体と出ない個体がいるような気がします。....単に隠れて見えないのかもしれませんが....あるいは、これがアトリのステージを判定する材料になるのではないかと思っています。今後、観察する時に確認したいポイントですが、どなたかご存知の方がいたら教えてください。
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今回は、とてもラッキーなことに、いずれの写真も数m以内の距離から撮影することができました。精悍な表情をしたアトリの♂ですが、抜けるような青空をバックに、黒、オレンジ、白の三色の彩りがとても引き立って見えました。
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by coffeeto | 2014-02-18 06:00 | スズメ目

湯川沿いのオオマシコ♀@奥日光

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白一色の銀世界を歩き回りたくて、昨年末にスノーシューを購入しましたが、もちろんその目的の一つに、野鳥観察をすることも含まれています。先日は、清里高原でスノーシューハイクを初体験してきましたが、野鳥観察では、期待していた以上に多くの成果を上げることができましたから、気を良くしていました。
今回は、2回目のスノーシューハイクとして、奥日光の戦場ヶ原を歩いてみることにしました。コースに沿って歩くのは、通常のハイキングと同じですが、緑の中を歩く時と違って、冬の雪原は視野が異なりますから新鮮味があるし、雪の上をフワフワ歩くあの感覚は、異次元の世界を体験しているようで、とても面白いですね。そして、東京近郊では決して見ることのできない、雪の中で生活する生き物を間近に観察できるのは、他の何物にも代え難い楽しみです。
スノーシューの効果に助けられながら、降り積もった雪の上を、湯川の流れに沿って歩いていたところ、1羽だけで単独行動していたオオマシコの♀を観察することができました。
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昨シーズンは、雪が降る前に来たのですが、ズミの林でレンジャクの群との思いがけない遭遇の機会に恵まれました。間近に観察した姿は神々しく、体が震えるほどの感激でした。今シーズンも、あの感激をもう一度と思いましたが、その願いは未だに叶えられていません。
今回、雪が積もった湯川の川岸で見つけたのは、岸辺に流れ着いた植物の種子を拾う、このオオマシコの♀でした。
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岸辺で見つけたオオマシコ♀ですが、最初に発見したときは後姿だったので、この鳥が何なのか全く見当も付きませんでした。水辺という環境でしたから、オオマシコの活動する環境と直接結びつかず、判断に迷ってしまいました。でも、腰の部分に赤い羽が見えたことで、オオマシコであることが分かりました。この個体は、額の部分にもわずかに赤色味が出ていますが、全体に淡色であるところから、第1回冬羽の♀になると思います。
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これまでオオマシコを観察したときは、いつも10羽前後の小群で活動していましたから、今回のように単独行動をとっている個体を観察するのは初めてでした。それも、この個体が一体誰なのか判断に迷う要因の一つになったわけです。
他の群れの仲間たちはどこにいるのでしょうか?現地でも、近くに♂が見られるかもしれないと、周囲を確認してみましたが、残念ながらこの♀は単独で行動していたようです。
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ここは、泉門池(いずみやどいけ)と呼ばれるところで、近くから湧水が滾々と流れ出しています。おそらく、湧き水が温かいために、この辺りの雪が解けていたのではないかと思います。周囲はすっかり雪の中に埋もれていますから、岸辺が露出しているこの辺りが、オオマシコにとって餌が拾える貴重な場所であったと思います。
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この苔むした岩の上には、橙色をした果皮片のようなものが落ちていました。これが一体何であるかは分かりませんが、オオマシコはしきりに啄ばんでいました。餌の少ない時期ですから、こんな物でも大切な食料源になっているようです。
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by coffeeto | 2014-02-12 06:00 | スズメ目

イカルの食事場所@日立

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寒い時期にフィールドへ出掛けるときは、それが自然観察でも野鳥観察でも、また山登りのときでも同じですが、お昼の食事だけは温かいものを頂きたいと思います。野外活動をして体の芯まで冷え切っているときに、冷たいおにぎりだけではテンションが下がり、午後の行動に向けて元気が出てきません。だから味はともあれ、温かい食事は何にも代え難いご馳走です。でも、その上で美味しいメニューであれば、全く申し分ないところですが、それは贅沢というものでしょうか?
そんな意味で私のお勧めメニューですが、小型コンロを携帯して、レトルト食品の豚汁を袋ごと温めて、うどん玉を入れるだけです。これならすぐに熱々の豚汁うどんが食べられるし、第一食器が汚れませんから、野外での定番メニューとしては最適です。あとは、お湯を入れるだけの乾燥米とレトルト食品の中華丼との組み合わせも、熱々のメニューで超グッドです。
この日訪れた公園の、登山道沿いにモミジ (カエデ?) の並木がありましたが、ここはイカルの群れの食事場所となっていました。....写真を撮ったら、私も後から熱々のお昼をいただきますよ*\(^o^)/*
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キョーコ、キョコとよく通る声で鳴き交わしながら飛来してくれましたから、イカルの群れが来たことがすぐに分かりました。枝先に留まってくれましたが、黄色くて大きなくちばしがよく目立ちます。イカルのトレードマークですね。風切羽に日が当たると、部分的に青色味があることが分かります。その中央付近には大きくて目立つ白斑があります。
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ほぼ側面から撮影することができました。体の大きさの割りに、くちばしが大きいことが分かります。この黄色いくちばしに注目すると、全体が一様な黄色というわけではなく、その付け根部分が白いですね。これは、冬羽のときに現れる特徴で、夏羽のときはここが青色味を帯びます。
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これは、お腹の部分が少し太めに強調される角度から写っていますが、イカルが属するアトリ科の鳥全体にいえる特徴です。アトリ科の小鳥たちは、スズメ目の鳥の中では、メタボリックな体型の種族ですね。
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この樹はモミジかカエデであると思いますが、翼の付いた種子がたくさん生っています。これがイカルの大事な食料源となっているようで、群れで飛来したイカルたちは、一心にその種子を啄ばんでいました。
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そういえば、調布の公園にコイカルとイカルの群れを観察に行ったのが去年の今頃のことでしたが、今年もまたやって来ているのでしょうか?
そろそろ芽生え始める山野草の観察を兼ねて、また足を運んでみたくなりました。
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by coffeeto | 2014-02-08 06:00 | スズメ目

アカウソがいました@日立

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茨城県の公園で、イスカが見られるよと教えていただき行って来ました。早朝に現地に着くと、既に数名のカメラマンが望遠レンズの砲列を敷いていました。聞いてみると、1日待ち構えてもチャンスがあるかどうかということで、イスカの出は悪いようです。これでは一日、ここに釘付けになってしまい、下手をすると全く成果なしという結果にもなりかねません。
実は、その前日に足を運んだ場所で、思いがけずイスカの群と遭遇することができましたので、この日は公園内を探索しながら、じっくり歩いてみることにしました。どんな鳥が見られるか楽しみです。
広い公園には展望台が二つあります。上までの登りが少し大変ですが、山登りの足慣らしの積りで、全コース踏破の足を進めました。南側の展望台へ向かう途中で出迎えてくれたのは、このウソの群でした。
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少し薄暗い森の中でした。初めにウソの♀がいることに気が付きましたが、すぐに赤味の強い♂が出てくれました。やはりカメラは、その方向を向いてしまいます。ここで並んでいる2個体のウソには、何れも赤味がありましたが、特に右側の個体は胸からお腹にかけてかなり赤味が強く、亜種アカウソであることが分かりました。
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亜種アカウソは、冬になると渡ってくる冬鳥です。この個体は、胸からお腹にかけての赤味がよく出ていますね。一般的に観察できるウソは漂鳥(留鳥)ですから、これとはちょっと異なります。
このように胸からお腹にかけて赤味がある亜種アカウソとは別に、亜種ベニバラウソというのもいるようです。亜種ベニバラウソは、喉から腹部にかけて同じ濃さの紅色味があり、白い翼帯が出るところが特徴であるようですが、私はまだ見たことがありません。
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ウソは、アトリ科の小鳥ですから、太いくちばしが特徴ですね。このくちばしで、固い木の実を割って食べることもできます。ここでは、枯れ草の小枝に留まり、盛んに草の実を食べていました。
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喉の部分の赤味がよく目立ちますが、胸からお腹にかけても褐色味のある赤色です。先日清里へ足を運び、観察してきた高原にいたウソは、この部分が灰色でしたから、明確に識別することができますね。
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今回遭遇することができたアカウソは、6~7羽くらいの小群であったと思います。ほんの短い間の遭遇でしたが、できれば♀の個体もしっかり撮影しておけば良かったと反省しています。アカウソの♀の個体の写真が撮れなかったのは、返す返すも残念です。
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by coffeeto | 2014-02-06 06:00 | スズメ目

イスカの群と遭遇@常陸太田

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以前、日光の戦場ヶ原で知り合った方と、情報交換しながら野鳥観察の話などをしていた時に、冬になるとオオマシコが来ますよと教えていただいた場所がありました。今まで聞いたこともない場所でしたから、是非一度は行ってみたいと思っていました。1月中旬以降が良いですよということでしたから、1月の最終週である1月25日(土)に足を運んでみました。
ところが現地はなかなか広い場所で、ポイントがつかめません。もっとしっかり聞いておけば良かったと反省してもはじまりませんが、歩き回っているうちに、そこで予想もしていなかった、イスカを観察することができましたので紹介します。
昨秋、奥日光でイスカの写真を撮りましたが、逆光であるうえ、とても遠くて分かりずらい写真でした。いつかはくちばしの食い違いが分かる写真が撮りたいと思っていましたが、意外に早く実現できました。
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キャンプ場の中の道を歩いていると、尾根の上に並んでいるアカマツの木に、パラパラと数羽の鳥が飛来しました。双眼鏡で確認すると、マツの実を食べに来たイスカの群れであるようです。慌てて三脚を担ぎながら、尾根道を登ります。
以前は、それだけで直ぐに息が上がってしまいましたが、今はそんなに息も切れずに登れるようになりました。数年前から始めた山登りのために、毎日続けている階段登りの成果だと、こんな時にはありがたく実感できます。おかげで、野鳥写真の撮影にも大変役立っています。
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イスカは、♂は全身が赤色で、♀はオリーブ色という、一目で見分けられる、たいへん特徴のある羽衣をしています。それよりも、くちばしの先が食い違っているところが、一番の特徴ですね。
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キャンプ場の谷川に沿った道を下って行くと、数羽の鳥の群れが枝伝いに降りてきました。ここでも、イスカの群れに遭遇することができました。冬枯れの景色の中で、枝先に留まってくれた、♂の個体が綺麗に浮き出して見えました。
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この群れは、どうやら谷川の水を飲むために、この辺りへ下って来たようです。枝先から代わる替わる谷川に降りて、水を飲んでいます。距離は20mくらいでしょうか?
私の位置から、水を飲んでいる様子はよく見えませんが、谷川に降りる直前に枝先に留まったところです。下を向いているので頭頂部がよく見えますが、胡麻塩頭のような斑模様ですね。
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こちらの♂の個体も、これから谷川に降りようとしていますが、下の様子が気になるようです。仕切りに下を覗き込んでいました。こうして見ると、頭から顔、胸もお腹も全身が赤色であることが分かります。
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こちらの♀は、近いところに留まってくれました。距離は10mくらいだと思います。背面はオリーブ褐色で、風切羽は黒褐色です。また、腰の部分に黄色い羽が覗いていますね。
白い翼帯が出ていれば、同じ仲間のナキイスカということになりますが、この個体にはそれがありませんから、ただのイスカですね。
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イスカ♀の前面の羽衣がよく見える状態ですが、顔から首にかけては汚白色で、頬には緑色味がありますね。胸からお腹にかけては、緑色ががかった黄褐色という色合いです。
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イスカは、マツの実を食べるのに、効率よくその笠を押し開くことができるように、左右のくちばしが大きく食い違っています。上のくちばしが右に曲がるか左に曲がるか、特に決まっているわけではなく、個体によってバラツキがあるようです。
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これは、狭い谷川に下りて水を飲んでいるところです。私がいたところからは、水の流れまで見えませんが、舞い降りたイスカが水を飲む様子がかろうじて確認できました。2羽の♂が見えますが、こちらを向いているように見える左側の個体が、くちばしで掬い取った水を、上を向いて飲み込んでいるところです。
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by coffeeto | 2014-02-02 06:00 | スズメ目

ハンノキのベニマシコ@真岡

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山登りを始めてもう数年が経ちますが、気が付いてみればバックパック(リュックサック)の数が5つにもなってしまいました。一番小さいものは、デイパックと呼ばれる日帰りハイキング用、バードウォッチング用に以前から愛用していた25ℓのもの、山登り専用に購入した30ℓと山小屋連泊もできるように購入した45ℓのもの、そしてカメラや交換レンズを収納することができる構造になっている撮影用のバックパックという組み合わせです。出掛けるシチュエーションに合わせて、使用するバックパックを使い分けています。その中で、一番使用頻度が高いのはバードウォッチング用の25ℓのものですが、意外と使い勝手が悪いのはカメラの出し入れが面倒くさく、収納容量の少ない撮影専用のバックパックでした。今は、山に行くときには山用のバックパックと、ミラーレス一眼と交換レンズ3本を収納できるウエストバックを併用しています。
先日は、真岡へプチ遠征して、25ℓ+ウエストバックの組み合わせで歩き回ってきましたが、今回はそこで撮影した、ベニマシコを紹介します。
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通路脇の植え込みの中から、アオジが出てきて草むらで餌探しをしていました。3~4mくらいの位置から撮影することができたので、夢中になってファインダーを覗いていたところ、フィッフィッと鳴く声が聞こえてきて、近くのハンノキにベニマシコが飛来していることが分かりました。
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このベニマシコは顔面からお腹にかけて紅色味がありますから、♂の個体になることが分かります。ハンノキの枝先に留まって、その実を食べようとくちばしを近づけていきます。
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この写真をよく見ると、ハンノキの実の殻のような部分を、ひとかけら咥え取ったことが分かります。この部分がベニマシコの餌となるものだと思います。一番上の写真から、ここまでが一連の動作を連写したものになります。
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ベニマシコが、留まっていた枝先から飛び移り、他の実を突き始めました。この位置からは、顔がよく見えていませんが、胸からお腹にかけて、一様に淡い紅色であることが分かります。
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ここで観察したベニマシコは、2個体がいたと思いますが、枝先を忙しく飛び移りながら、間もなく2個体とも飛び去ってしまいました。わずかな時間でしたから、何枚かの写真が撮れただけです。もう少しじっくりと撮影したい対象でした。
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by coffeeto | 2014-01-27 06:00 | スズメ目

アトリがたくさん@北杜

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年初に清里高原へ遊びに行って、撮影してきた野鳥写真の紹介が続いています。もう1月も下旬に入ってきましたが、清里高原のシリーズが長くなって、同じような写真ばかり紹介していては、見ているほうがウンザリしてしまうのではないかと心配しています。....今年は午年ですから、ウマの顔のように長くなってしまうのは、仕方がないのでしょうか?
今回の清里高原では、自分でも驚くほどたくさんの写真が撮れました。アトリについては、既に “高原のアトリ@北斗” で紹介させてもらいましたが、その後、写真を整理していたら、その他にもアトリの写真がたくさん出てきました。同じような写真になってしまいますが、そのまま埋もれさせてしまうのも勿体ないと思いますから、もう一度紹介させてもらうことにしました。
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群れで飛来したアトリが、枝先に留まっています。立ち木伝いに飛来しましたから、この群れに何羽くらいいたのかは把握できませんでした。でも、10羽前後くらいはいたのではないかと思います。たまたま、近くに2羽が並んでいました。
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上の写真ではアトリの♂が2羽で並んでいますが、これはその右側の個体だけをトリミングしたものです。雨覆はオレンジ色ですが、黒い翼の中ほどに、細くて白い翼帯があるのが分かります。
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頭部が暗灰色をしているこの個体は、アトリの♂になります。正面から撮影したものですから、白いお腹がよく目立ちます。くちばしは、基部が黄色で先端が黒いのですが、この個体は上のくちばしが全体的に黒っぽく見えます。
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喉から胸、そしてわき腹にかけてオレンジ色の羽が続いているのが分かります。お腹から下尾筒は白色ですね。このときは、夢中になって撮影してきましたが、写真を整理していて気が付いてみれば♂の個体ばかりでした。少しでも彩りの美しい個体ばかりに、目が行ってしまったようです。
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この写真を撮影したのは、美し森にある農場の周辺ですが、標高が1,500mくらいの場所になります。メインの道路は除雪されていましたが、少し脇に入ると積もった雪がアイスバーンのようになっていて、私の車は4WDのエクストレイルで、タイヤもオールシーズン対応になっていますが、それでも運転には慎重になって、ここまでゆっくりと車を走らせてきました。
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by coffeeto | 2014-01-20 06:00 | スズメ目

白樺とイカル@北杜

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今回の清里高原への遠征は、スノーシューハイクを楽しみながら、バードウォッチングもやってこようという目論見でした。毎度のことながら、ここでも車中泊をしてきましたが、冬の間は、昔使ったファミリーキャンプの寝袋を重ね、サブバッテリーから電源をとって電気毛布でぬくぬくと寝ています。でも、流石に今回はこれまでになく寒いだろうと、登山用の寝袋(♯3)を併用することにしました。寝付きは快適でしたが、夜半に暑くて目が覚めてしまい、電気毛布の電源を切りました。登山用の寝袋は、これだけでも防寒効果が高いですね。
ところが、朝目覚めると窓の内側に着いた水滴がガチガチに凍り付いていて、冷凍庫の中で寝ていたような状況です。窓の氷を取って、車を運転できるようになるまで、暫らく時間が掛かってしまいました。
この日は寒かったですが、とても天気が良くて絶好の鳥見日和になってくれました。
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10羽前後の集団で飛翔するイカルの群れを観察することができました。イカルは割合大きめな鳥ですから、飛翔している時でもよく目立ちます。パラパラと樹上に舞い降りてくれましたが、このシラカバの樹には数羽のイカルが留まっていました。
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この日は、良いお天気でたっぷり陽が射してくれましたが、気温はマイナス7~8℃くらいだったと思います。この枝に留まったイカルも、寒さ対策として羽を大きく膨らませています。私はというと、ダウンジャケットにオーバーズボンを組み合わせ、防寒対策万全で臨んでいましたが、野鳥たちは夏でも冬でも同じ羽衣ですから、羽毛の保温能力の高さには、今更ながら感心させられます。
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黒い覆面をかぶったようなイカルは、黄色くてとても大きなくちばしがトレードマークです。こんなに大きなくちばしであれば、トンカチで叩かなければ割れないような固い木の実でも、割ることができるのではないかと思います。でも、指を噛まれたら....たぁ~いへんですね(≧∇≦)
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イカルの羽衣は、黒覆面と黄色いくちばしのほかは、胸からお腹にかけては汚白色で、首から後ろの背面は淡い灰色です。初列風切は黒色ですが、白帯があり、次列風切は青色味のある黒色です。
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前景の小枝がうるさいですが、柔らかい陽光を受けて、イカルの虹彩にキャッチライトが光っています。こうして見ると、虹彩の色は暗赤色であることが分かります。
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イカルの群れの1羽が、近くの針葉樹の中にも舞い降りていました。シラカバの樹は、すっかり葉が落ちて日当たりが良かったのに、ここは日陰ですから、いかにも寒そうです。でも、この個体は安全第一で、この場所を選んだのでしょうね。....きっと....
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by coffeeto | 2014-01-18 06:00 | スズメ目

高原にいたウソ@北杜

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ここは八ヶ岳山麓の清里高原です。この辺りは標高1,500mほどもある高地ですから、周囲は雪で真白くなっていて、刺すような空気に触れると肌がピリピリして痛くなりますから、身が引き締まる思いです。それでも、陽が射してくるとほんのりとした温かさが感じられ、生き返ったような気がしました。
眩しいほどの陽光を浴びて、ウソの群れが飛来してくれました。モミの木の天辺に留まってくれたのは、♂の個体でした。黒い頭と明るいグレーのツートンカラーの体ですが、喉元にほんのりとピンク色が出ていて、とてもスッキリした羽衣であると思います。
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この♂の個体は、周囲の安全を確かめるように、注意深く辺りを見渡しています。撮影している私は、このモミの木からほんの数mの所にいましたから、殆ど真上を見上げるような状態で撮影しています。このウソ君は、まさか真下に人間がいるなんて思ってもいなかったことでしょう。
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前景の木の枝がうるさいですが、向こうの枝に留まったウソ♂は、首周りのピンク色部分が随分広がっています。とても美しい個体であっただけに、前景に繁茂している小枝が入ってしまったのが残念です。
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こちらは、モミの木の中ほどに飛び込んだ♂の個体です。この個体は喉の部分のピンク色が濃い紅色となって出ています。東京近郊で見るウソに比べ、高原で見るウソは余計に色鮮やかであるように思えました。
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全体的に褐色味のあるこの個体は、ウソの♀になります。♂の個体のように羽衣の鮮やかさはありませんが、シックな色合いです。枝先に元気な姿を見せてくれました。
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正面から見ると、体がプックリしているのが良く分かります。冬の高原の寒さをしのぐため、羽を膨らませていることもあるのでしょうが、アトリ科の鳥はみな、このように少し丸っこい体形をしていると思います。
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ウソの♀は、頭は黒色ですが、胸から脇腹にかけては灰褐色という、とても地味な色合いです。くちばしを見ると、小さいながらも太くてガッチリした、いかにも丈夫そうな形です。このくちばしがあるから、固い種子でも難なく割って、中の美味しい実を食べられるのですね。
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背面が少し見える状態で撮影できました。ウソ♀は、黒い頭部の後ろ側に青灰色の羽があり、背面は暗灰褐色をしています。また、尾羽までよく見えますが、アトリ科の鳥の特徴である凹尾であることが分かります
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by coffeeto | 2014-01-14 06:00 | スズメ目