湯川沿いのオオマシコ♀@奥日光

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白一色の銀世界を歩き回りたくて、昨年末にスノーシューを購入しましたが、もちろんその目的の一つに、野鳥観察をすることも含まれています。先日は、清里高原でスノーシューハイクを初体験してきましたが、野鳥観察では、期待していた以上に多くの成果を上げることができましたから、気を良くしていました。
今回は、2回目のスノーシューハイクとして、奥日光の戦場ヶ原を歩いてみることにしました。コースに沿って歩くのは、通常のハイキングと同じですが、緑の中を歩く時と違って、冬の雪原は視野が異なりますから新鮮味があるし、雪の上をフワフワ歩くあの感覚は、異次元の世界を体験しているようで、とても面白いですね。そして、東京近郊では決して見ることのできない、雪の中で生活する生き物を間近に観察できるのは、他の何物にも代え難い楽しみです。
スノーシューの効果に助けられながら、降り積もった雪の上を、湯川の流れに沿って歩いていたところ、1羽だけで単独行動していたオオマシコの♀を観察することができました。
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昨シーズンは、雪が降る前に来たのですが、ズミの林でレンジャクの群との思いがけない遭遇の機会に恵まれました。間近に観察した姿は神々しく、体が震えるほどの感激でした。今シーズンも、あの感激をもう一度と思いましたが、その願いは未だに叶えられていません。
今回、雪が積もった湯川の川岸で見つけたのは、岸辺に流れ着いた植物の種子を拾う、このオオマシコの♀でした。
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岸辺で見つけたオオマシコ♀ですが、最初に発見したときは後姿だったので、この鳥が何なのか全く見当も付きませんでした。水辺という環境でしたから、オオマシコの活動する環境と直接結びつかず、判断に迷ってしまいました。でも、腰の部分に赤い羽が見えたことで、オオマシコであることが分かりました。この個体は、額の部分にもわずかに赤色味が出ていますが、全体に淡色であるところから、第1回冬羽の♀になると思います。
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これまでオオマシコを観察したときは、いつも10羽前後の小群で活動していましたから、今回のように単独行動をとっている個体を観察するのは初めてでした。それも、この個体が一体誰なのか判断に迷う要因の一つになったわけです。
他の群れの仲間たちはどこにいるのでしょうか?現地でも、近くに♂が見られるかもしれないと、周囲を確認してみましたが、残念ながらこの♀は単独で行動していたようです。
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ここは、泉門池(いずみやどいけ)と呼ばれるところで、近くから湧水が滾々と流れ出しています。おそらく、湧き水が温かいために、この辺りの雪が解けていたのではないかと思います。周囲はすっかり雪の中に埋もれていますから、岸辺が露出しているこの辺りが、オオマシコにとって餌が拾える貴重な場所であったと思います。
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この苔むした岩の上には、橙色をした果皮片のようなものが落ちていました。これが一体何であるかは分かりませんが、オオマシコはしきりに啄ばんでいました。餌の少ない時期ですから、こんな物でも大切な食料源になっているようです。
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# by coffeeto | 2014-02-12 06:00 | スズメ目

朝日の中のルリビタキ@日立

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このところ野鳥観察に出掛ける時は、時間と効率を考えて車中泊することが多くなりました。私の車(エクストレイル)は、後部座席を畳めば、セミダブルベッド程度のフルフラットなスペースができますから、一人で寝るには十分な空間になります。サブバッテリーから100Vの電源を取り、冷蔵庫代わりのクーラーボックス(これが優れものですから、後日詳細をレポートします。)を積めば、2〜3泊の行程でも苦になりません。そうすれば、日帰りでは厳しい場所でもゆとりを持って出掛けられるし、観察する時間も長く取れます。しかし、目的地に近い場所で車中泊できれば良いのですが、トイレのある場所に縛られてしまいます。理想を言えば、温泉付きの道の駅が最高です。5〜700円で入浴できますから、とても嬉しい場所なのですが、思い通りのスケジュールで動けないこともあります。この公園は、近くに道の駅がありません。でも、入口の駐車場にはトイレもありますから、ここで車中泊することにしました。
夜明けとともに湯を沸かし、コーヒーを淹れて朝食です。買い置きのサラダとサンドイッチにバナナ1本とヨーグルトというのが、私の車中泊する時の定番の朝食メニューですが、自宅にいるときとほぼ同じ内容です。
朝食を済ましたら、さあ野鳥観察に出発です。この日は、朝日の中に踊るルリビタキを観察することができました。
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“おはようございますッ!”と、朝日の中で踊るルリビタキから、声を掛けて貰えたような気がしています。気持ちの良い爽やかな出会いでした。
この公園は、イスカが見られるという情報で足を運びましたが、出が悪いようです。初めて訪れた公園ですから、園内を探索しながら野鳥を探し求めてみることにしました。....私はこの前日、イスカの群と遭遇もしていましたから....
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園内を周回する散策路から、北側の展望台に向けて登る山道があります。その取っ付きのところに、向こう側が見通せるような疎らな茂みがありました。新鮮な空気を吸いながら、足取りも軽く登っていくと、そんな茂みに動く鳥影を見つけました。朝一番のルリビタキとの出会いでした。
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このルリビタキにとっても、朝の今の時間が朝食の大事な時間なのでしょうか?とても活発に動き回って、餌探しをしているようでした。朝日を浴びて、元気ハツラツとしたルリビタキが輝いているように見えます。
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ルリビタキ♂の成鳥冬羽です。頭部から背面にかけては綺麗な青色で、胸からお腹にかけては白色です。また、脇羽に覗く、綺麗なオレンジ色の羽が綺麗ですね。この個体には、白い眉斑がはっきり出ていますが、中には眉斑の出ない個体もいるようです。
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メーテルリンクの童話に、チルチルとミチルの兄妹が、幸せを運ぶ青い鳥を探しに行く話があり、このルリビタキがそのモデルであると聞いたことがあります。童話の中では青い鳥を連れ帰ることができませんが、兄妹は自分たちのすぐ周りに幸せがあることに気が付いたようです。
この青い鳥も、捜し求めてもなかなか見つかりませんが、早起きしてみたら、すぐ目の前に現れてくれました。....三文の徳でした....
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# by coffeeto | 2014-02-10 06:00 | スズメ目

イカルの食事場所@日立

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寒い時期にフィールドへ出掛けるときは、それが自然観察でも野鳥観察でも、また山登りのときでも同じですが、お昼の食事だけは温かいものを頂きたいと思います。野外活動をして体の芯まで冷え切っているときに、冷たいおにぎりだけではテンションが下がり、午後の行動に向けて元気が出てきません。だから味はともあれ、温かい食事は何にも代え難いご馳走です。でも、その上で美味しいメニューであれば、全く申し分ないところですが、それは贅沢というものでしょうか?
そんな意味で私のお勧めメニューですが、小型コンロを携帯して、レトルト食品の豚汁を袋ごと温めて、うどん玉を入れるだけです。これならすぐに熱々の豚汁うどんが食べられるし、第一食器が汚れませんから、野外での定番メニューとしては最適です。あとは、お湯を入れるだけの乾燥米とレトルト食品の中華丼との組み合わせも、熱々のメニューで超グッドです。
この日訪れた公園の、登山道沿いにモミジ (カエデ?) の並木がありましたが、ここはイカルの群れの食事場所となっていました。....写真を撮ったら、私も後から熱々のお昼をいただきますよ*\(^o^)/*
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キョーコ、キョコとよく通る声で鳴き交わしながら飛来してくれましたから、イカルの群れが来たことがすぐに分かりました。枝先に留まってくれましたが、黄色くて大きなくちばしがよく目立ちます。イカルのトレードマークですね。風切羽に日が当たると、部分的に青色味があることが分かります。その中央付近には大きくて目立つ白斑があります。
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ほぼ側面から撮影することができました。体の大きさの割りに、くちばしが大きいことが分かります。この黄色いくちばしに注目すると、全体が一様な黄色というわけではなく、その付け根部分が白いですね。これは、冬羽のときに現れる特徴で、夏羽のときはここが青色味を帯びます。
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これは、お腹の部分が少し太めに強調される角度から写っていますが、イカルが属するアトリ科の鳥全体にいえる特徴です。アトリ科の小鳥たちは、スズメ目の鳥の中では、メタボリックな体型の種族ですね。
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この樹はモミジかカエデであると思いますが、翼の付いた種子がたくさん生っています。これがイカルの大事な食料源となっているようで、群れで飛来したイカルたちは、一心にその種子を啄ばんでいました。
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そういえば、調布の公園にコイカルとイカルの群れを観察に行ったのが去年の今頃のことでしたが、今年もまたやって来ているのでしょうか?
そろそろ芽生え始める山野草の観察を兼ねて、また足を運んでみたくなりました。
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# by coffeeto | 2014-02-08 06:00 | スズメ目

アカウソがいました@日立

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茨城県の公園で、イスカが見られるよと教えていただき行って来ました。早朝に現地に着くと、既に数名のカメラマンが望遠レンズの砲列を敷いていました。聞いてみると、1日待ち構えてもチャンスがあるかどうかということで、イスカの出は悪いようです。これでは一日、ここに釘付けになってしまい、下手をすると全く成果なしという結果にもなりかねません。
実は、その前日に足を運んだ場所で、思いがけずイスカの群と遭遇することができましたので、この日は公園内を探索しながら、じっくり歩いてみることにしました。どんな鳥が見られるか楽しみです。
広い公園には展望台が二つあります。上までの登りが少し大変ですが、山登りの足慣らしの積りで、全コース踏破の足を進めました。南側の展望台へ向かう途中で出迎えてくれたのは、このウソの群でした。
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少し薄暗い森の中でした。初めにウソの♀がいることに気が付きましたが、すぐに赤味の強い♂が出てくれました。やはりカメラは、その方向を向いてしまいます。ここで並んでいる2個体のウソには、何れも赤味がありましたが、特に右側の個体は胸からお腹にかけてかなり赤味が強く、亜種アカウソであることが分かりました。
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亜種アカウソは、冬になると渡ってくる冬鳥です。この個体は、胸からお腹にかけての赤味がよく出ていますね。一般的に観察できるウソは漂鳥(留鳥)ですから、これとはちょっと異なります。
このように胸からお腹にかけて赤味がある亜種アカウソとは別に、亜種ベニバラウソというのもいるようです。亜種ベニバラウソは、喉から腹部にかけて同じ濃さの紅色味があり、白い翼帯が出るところが特徴であるようですが、私はまだ見たことがありません。
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ウソは、アトリ科の小鳥ですから、太いくちばしが特徴ですね。このくちばしで、固い木の実を割って食べることもできます。ここでは、枯れ草の小枝に留まり、盛んに草の実を食べていました。
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喉の部分の赤味がよく目立ちますが、胸からお腹にかけても褐色味のある赤色です。先日清里へ足を運び、観察してきた高原にいたウソは、この部分が灰色でしたから、明確に識別することができますね。
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今回遭遇することができたアカウソは、6~7羽くらいの小群であったと思います。ほんの短い間の遭遇でしたが、できれば♀の個体もしっかり撮影しておけば良かったと反省しています。アカウソの♀の個体の写真が撮れなかったのは、返す返すも残念です。
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# by coffeeto | 2014-02-06 06:00 | スズメ目

ジョウビタキとの出会い@常陸太田

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私が野鳥観察を始めるようになったきっかけは、今から18年前のことですが、病気で手術を受けることになり1ヶ月間入院することになりました。9月に入院して10月から自宅療養していましたが、たまたま自宅の窓から電線に留まるオレンジ色の美しい小鳥を見たことが、私をこの道にのめりこませるきっかけになりました。「スズメではない、あの鳥は何だろう?」....ベッドから動けないまま手を尽くして調べたところ、ジョウビタキであることが分かりました。
職場はもちろん社会からも隔離されたように感じていた時でしたから、これが私に大きな衝撃を与えてくれました。それから翌年2月に職場復帰するまで、体力回復も兼ねて歩行訓練の日が続いていましたが、近くの公園で越冬するカモの群れを観察するのが楽しみになりました。
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この日足を運んだこの場所は、自然の山や谷をそのまま生かしたキャンプ場になっていました。さすがに、この時期はテントを張る人もいませんから、周囲は閑散としています。入口の所には、鎖が掛けてありますから、侵入禁止なのかと思いましたが、管理人さんに声を掛けたら、気さくに中へ入れてくれました。
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キャンプ場内を歩いていた午前中に、前回紹介したイスカの群と遭遇することができました。車に戻って昼食をとり、午後からは尾根と尾根に挟まれた谷地の様子を見てくることにしました。そこには少し開けた草むらがありましたが、入って直ぐに地面から舞い上がった鳥の姿が見えました。離れた位置でしたが双眼鏡で確認すると、枝先にこのジョウビタキのオレンジ色のお腹が見えました。嬉しい出会いです。
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尾根に囲まれたこの草むらが、ジョウビタキの縄張りになっているようです。しばらく様子を観察していると、開けた草むらの周囲の枝先を飛び移りながら、時折地面に降りて、獲物を獲っているようでした。草むらの端でカメラを構えていると、少し近づいて来てくれました。羽を膨らませて、プックリした可愛いジョウビタキの姿が撮影できました。
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こうして枝先に留まっているジョウビタキの姿は、まさに私を野鳥観察の虜にした、18年前のあの時の小鳥の姿そのままです。懐かしい鳥との出会いになりました。
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頭は銀灰色で、顔と背面、風切羽は黒色ですが、胸からお腹にかけての前面と腰が綺麗なオレンジ色です。こうして見ると、体はピンポン玉みたいですね。ジョウビタキは紋付鳥とも呼ばれていますが、初列風切の白斑がその謂れとなっています。
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# by coffeeto | 2014-02-04 06:00 | スズメ目

イスカの群と遭遇@常陸太田

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以前、日光の戦場ヶ原で知り合った方と、情報交換しながら野鳥観察の話などをしていた時に、冬になるとオオマシコが来ますよと教えていただいた場所がありました。今まで聞いたこともない場所でしたから、是非一度は行ってみたいと思っていました。1月中旬以降が良いですよということでしたから、1月の最終週である1月25日(土)に足を運んでみました。
ところが現地はなかなか広い場所で、ポイントがつかめません。もっとしっかり聞いておけば良かったと反省してもはじまりませんが、歩き回っているうちに、そこで予想もしていなかった、イスカを観察することができましたので紹介します。
昨秋、奥日光でイスカの写真を撮りましたが、逆光であるうえ、とても遠くて分かりずらい写真でした。いつかはくちばしの食い違いが分かる写真が撮りたいと思っていましたが、意外に早く実現できました。
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キャンプ場の中の道を歩いていると、尾根の上に並んでいるアカマツの木に、パラパラと数羽の鳥が飛来しました。双眼鏡で確認すると、マツの実を食べに来たイスカの群れであるようです。慌てて三脚を担ぎながら、尾根道を登ります。
以前は、それだけで直ぐに息が上がってしまいましたが、今はそんなに息も切れずに登れるようになりました。数年前から始めた山登りのために、毎日続けている階段登りの成果だと、こんな時にはありがたく実感できます。おかげで、野鳥写真の撮影にも大変役立っています。
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イスカは、♂は全身が赤色で、♀はオリーブ色という、一目で見分けられる、たいへん特徴のある羽衣をしています。それよりも、くちばしの先が食い違っているところが、一番の特徴ですね。
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キャンプ場の谷川に沿った道を下って行くと、数羽の鳥の群れが枝伝いに降りてきました。ここでも、イスカの群れに遭遇することができました。冬枯れの景色の中で、枝先に留まってくれた、♂の個体が綺麗に浮き出して見えました。
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この群れは、どうやら谷川の水を飲むために、この辺りへ下って来たようです。枝先から代わる替わる谷川に降りて、水を飲んでいます。距離は20mくらいでしょうか?
私の位置から、水を飲んでいる様子はよく見えませんが、谷川に降りる直前に枝先に留まったところです。下を向いているので頭頂部がよく見えますが、胡麻塩頭のような斑模様ですね。
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こちらの♂の個体も、これから谷川に降りようとしていますが、下の様子が気になるようです。仕切りに下を覗き込んでいました。こうして見ると、頭から顔、胸もお腹も全身が赤色であることが分かります。
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こちらの♀は、近いところに留まってくれました。距離は10mくらいだと思います。背面はオリーブ褐色で、風切羽は黒褐色です。また、腰の部分に黄色い羽が覗いていますね。
白い翼帯が出ていれば、同じ仲間のナキイスカということになりますが、この個体にはそれがありませんから、ただのイスカですね。
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イスカ♀の前面の羽衣がよく見える状態ですが、顔から首にかけては汚白色で、頬には緑色味がありますね。胸からお腹にかけては、緑色ががかった黄褐色という色合いです。
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イスカは、マツの実を食べるのに、効率よくその笠を押し開くことができるように、左右のくちばしが大きく食い違っています。上のくちばしが右に曲がるか左に曲がるか、特に決まっているわけではなく、個体によってバラツキがあるようです。
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これは、狭い谷川に下りて水を飲んでいるところです。私がいたところからは、水の流れまで見えませんが、舞い降りたイスカが水を飲む様子がかろうじて確認できました。2羽の♂が見えますが、こちらを向いているように見える左側の個体が、くちばしで掬い取った水を、上を向いて飲み込んでいるところです。
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# by coffeeto | 2014-02-02 06:00 | スズメ目

芝生で群れるビンズイ@真岡

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昨年末からこのブロクの連続投稿を続けてきましたが、昨日の投稿でこの1月は月間連続投稿の目標が達成でき、ホッとしています。拙(つたな)い記事にお付き合いいただいている皆様には、お礼を申し上げたいと思います。連続投稿もこれで一区切りをつけて、少しお休みをしようかと思ったのですが、真岡で撮り貯めた写真がまだ残っていたので、これを紹介してからお休みを入れることにしました。
というわけで、今回は冬枯れの芝生の上を歩き回っていた、ビンズイの群れを観察することができましたから、その写真を紹介します。
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道路のすぐ脇に広がった芝生の上を、小鳥の群れが歩き回っているのを見つけました。担いでいた三脚を下ろし、双眼鏡でその姿を確認したところ、ビンズイの群れであることが分かりました。数羽の群れですが、みな申し合わせたように、足早に同じ方向へ移動していきます。
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時折、芝生の地面を探るような仕草をしていますから、餌を探しながら移動しているものと思います。でも、かなり足早に移動していますから、ちゃんと餌が取れているのでしょうか?他人事ながら、気になります。
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ビンズイはハクセキレイセグロセキレイなどと同じセキレイ科の鳥で、羽衣は異なりますが同じような体型をしています。でも、ハクセキレイなどは群れることはありません。このように群れで行動するのは、水辺に生息している良く似たタヒバリとともに、このビンズイに見られる特徴となります。
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忙しく動き回っていたビンズイですが、たまたまこの個体はこちら向きに止まってくれました。おかげで、胸からお腹にかけての太い縱斑がよく見えます。体型の割りには太くて立派な縱斑ですね。
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ビンズイの背面は緑色がかった褐色をしていますが、夏羽よりも冬羽の方が、より緑色味が強いようです。同じ仲間のタヒバリの背面は暗褐色をしていて、緑色味がありません。また、耳羽の部分にみられる白斑は、ビンズイにだけ見られる特徴です。
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# by coffeeto | 2014-02-01 06:00 | スズメ目

ルンルン気分でアオジを撮影@真岡

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我が家は建て替えてから10年以上を経過して、そろそろ痛みが目に付くようになりました。今年4月には消費税が増税されることもあり、今のうちに出来るだけリフォームしておこうと、昨年のうちから施工業者さんと検討を重ねてきました。間も無く外壁の塗装工事がはじまりますが、これに先立ち、先日、窓ガラスを全部二重ガラスに換装してもらいました。これが思っていた以上に効果があり、驚いています。これまでは、朝起きて食堂へ下りると、寒くて暖房が欠かせませんでしたが、工事後は暖房なしでもほんのりとした暖かさがあります。体感温度が数度は違うのではないかと思いました。その他、外の騒音が殆ど聞こえなくなったのも実感できました。本当に静かです。給湯設備も新しくして、洗面所の化粧台も新しいものに変えましたから、これだけでも朝はルンルン??気分で起きられるようになりました。
栃木県の真岡市へ鳥見に出掛けたのが1月18日(土)のことでしたが、歩いていた道からすぐ足元まで近づいても逃げないアオジを観察でき、ここでもルンルン??気分で撮影することができました。
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こんなに近寄っても逃げませんから、どうしたのだろうと思いましたが、よく見ればくちばしに、しっかりと餌となる木の実のようなものを咥えていました。この辺りには、こんな餌が豊富にあるようですから、アオジ達にとってもルンルン気分で食事ができる、格好の餌場となっているようです。このアオジは、頭部が暗緑褐色をしているところから、♂の個体であると思います。
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この写真のアオジは、上の写真とは別個体になります。以前に紹介した “ハンノキのベニマシコ” を見つけたときのきっかけを作ってくれたアオジです。通路脇の植え込みから出てきて、すぐ近いところで餌探しをしていましたが、通路から手が届きそうな位置から撮影させてくれました。
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この個体は、見つけたときは頭部が緑色がかった灰褐色であったので、冬羽の♂の個体であろうと思ったのですが、写真をよく見たらクロジの♀にあるような灰色の頭央線がうっすらと確認できました。また、全体的に淡色であることから、これは冬羽の♀であろうと思われます。以前、アオジの♀には頭央線がないという書き込みをしたこともありましたが、この写真で見るとおり、うっすらとした頭央線が確認できますね。
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アオジの♀を横から撮影したものですが、尾羽に注目すると、最外側に白色の羽があることが分かります。ホオジロ科の鳥は、尾羽の一番外側の羽は、左右両側とも白色ですが、クロジの尾羽には白色の羽がありません。
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この写真も、頭央線の存在が分かる状態で写っています。それと、背面も、胸からお腹にかけても、全体的に淡色であるように見えます。その点でも♀の個体になると思います。
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# by coffeeto | 2014-01-31 06:00 | スズメ目

シロハラが近い@真岡

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平成26年の1月は、早くも終わろうとしています。この間、新しい年を迎えて心新たにリスタートしたばかりであったのに、時間の経つのは、何と早いことでしょうか。1年の12分の1があっという間に過ぎ去ってしまったように感じます。
そうは言っても、山野草が芽生える春がもうそこまで来ていると思うと、とても待ち遠しい気もしています。たくさんの山野草が花開く姿を思い浮かべると、楽しみが膨らんできます。
これは、春を待つシロハラではありませんが、ミヤマホオジロが見られるようだという情報を貰って、1月18日(土)に足を運んだ真岡市で観察したシロハラです。とても近くから観察することができました。
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周囲は松林という環境でした。植え込みや下生えなどがありませんから、とても見通しが良い場所でしたが、このシロハラは殆ど警戒することもなく、私が動かずに撮影を続けていると、次第に近づいて来てくれました。でも、さすがに5m以内に寄ってきた時には、こちらが下がろうと思ったくらいです。
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前々回にトラツグミの写真をアップしていますが、トリミングをしていない撮ったままの状態ですと紹介しました。今回のシロハラの写真も、全てノートリミングの画像になります。この時は、地面で何やら木の実のような物を見つけて、咥えていました。
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この写真を撮影したのは松林でしたから、地面にはたくさんの枯れた松葉が落ちています。見ていると、このシロハラはそんな松葉を咥えていました。餌と間違えたのでしょうか? それともこの松葉を咥えて遊んていたのでしょうか?面白い行動であると思います。
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松林の日が当たる場所に出てきたシロハラが、何か餌となるものを見つけたようです。くちばしに咥えた餌を良く見ると、どうやらアブの幼虫のようです。冬の間は、ミミズの他にこのアブの幼虫が、貴重な食料源になっているようです。
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そのシロハラが、捕まえたアブの幼虫を咥え直しながら、一気に飲み込もうとしています。あっという間の出来事でしたが、連写したことでその瞬間を写し取ることができました。
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松林で見つけたシロハラが、どんどん接近してきてきてくれました。こんなことって、滅多にある事ではありませんが、私の方が後ずさりしなければ、全身が画面に収まり切らなくなってしまいそうです。
丁度良い機会でしたから、縦位置に構えて撮影してみました。
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今回、間近に撮影することができましたが、撮影している時に気が付いたのは、このシロハラの前額部からくちばしの基部に続く、褐色の羽の存在でした。今まで、シロハラの♂と♀の識別について、あまり考えたことがありませんが、頭部が灰黒色のこの個体は、♂であろうと思います。大雨覆いの各羽に、白色の羽縁がありませんから、成鳥であることは間違いないと思います。しかし、前額部の褐色の羽は幼鳥だからあるのでは無く、成鳥♂にも見られるもののようですね。念のために、以前に紹介したシロハラも確認したところ、やはり前額部に褐色の羽がありました。でも、図鑑には解説がありません。これは、私の新発見になりました。
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シロハラはツグミの仲間ですが、このように胸からお腹にかけて一様に白色ですから、この名前が付けられたものと思います。背面は褐色で特に目立つ模様はなく、風切羽と尾羽は灰黒色で、アイリングと下くちばしの基部が黄色、脚は肉色をしています。
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# by coffeeto | 2014-01-30 06:00 | スズメ目

藪から出てきたルリビタキ@真岡

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野鳥観察に出掛ける先は、情報を貰って行くこともありますが、ここへ行けばこんな鳥が見られるかもしれないと予想して決めることもあります。これまでは、比較的近場の公園などがその対象となっていましたが、出現する野鳥の顔ぶれは何時も大体同じような種類ばかりになってしまいますから、今シーズンは少し範囲を広げて、今まであまり行ったことのない場所を優先して選定するようにしています。
これで、かなり成果を上げることができるようになりましたが、初めて出掛ける場所では、出来るだけ広範に歩き回って、野鳥が出そうなポイントを確認することを心掛けています。それと、野鳥が出やすい時間帯を有効に使うことです。朝方だけでなく、夕方の時間帯が意外に収穫があります。
今回紹介するこのルリビタキも、昼間は殆ど姿を見せなかったのに、少し薄暗くなってきた頃に、藪の中から出てきてくれました。
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野鳥写真を撮る場合、私は何時もカメラを絞り優先にセットしています。そのため、少し暗くなると当然、シャッター速度も遅くなるのですが、この写真を撮った時は、辺りがだいぶ暗くなっていました。すると、今のカメラは良くしたもので、ISO感度をAUTOにセットしておくと、適正露出で撮れるように自動的に感度を補正してくれます。通常のISO感度は200なのですが、この時は1600にセットされていました。お陰で、このように撮影できたのですが、代わりに少し粒子の荒れた画像になってしまいました。
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このルリビタキも、昼間の間は茂みの中に潜んでいたものと思います。辺りが薄暗くなってくると、野鳥達にとっても襲われる危険性が減るから、安心して餌探しをすることが出来るのでしょう。見易い場所へ出てきて、撮影しやすい枝先に留まってくれました。
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昼間帯は、茂みの中からなかなか出てきてくれない野鳥達ですが、鳴き声を確認できることがあります。特に、縄張りを持つ鳥は、その地鳴きの声が聞き分けられたら、夕方その場所へもう一度足を運んでみることで、シャッターチャンスに巡り合えることがあります。
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この場所は、午前中に通り過ぎたときにタッタッタッタッと鳴く声が聞こえてきました。ルリビタキであろうことは分かりましたが、姿を見つけることができず、夕方帰りがけに同じ場所を通ってみたところ、このように撮影できた次第です。
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# by coffeeto | 2014-01-29 06:00 | スズメ目