葦原にいたオオジュリン@大田

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知り合いのミルフィーユさんからメールがあり、この冬スキー事故で携帯を壊し、iPhone5sに変えたと連絡がありました。幸い、怪我の方は大したことがなかったようですが、....こんなこと言ったら、怒られてしまいますが....iPhone仲間が増えたことは、怪我の功名でした f^_^;)
その彼から、アウトドアでは必需品であるとして、iPhone用の地図アプリのField access(400円)を紹介されました。簡単に地図が取り込めて、登山用に最適だと言うのですが....。
実は、私は既にiPhone用の DIY GPS というアプリを使っていました。これは、パソコン用のカシミールという地図ソフトと連携が取れるもので、あらかじめ地図を取り込んでおけば、山に入って圏外になったとしても、内蔵されたGPSは機能してくれますから、歩いた経路と現在地を表示してくれます。お陰で、案内板が無くても迷うこともなく、大変便利なアプリです。その上、歩いた山行ルートのログも残せるので、後から地図上に表示させることもできて大変重宝しています。
間も無く、登友会の仲間と山登りに出掛ける予定になっていますから、今回、新しいアプリを勧めてもらったことで、ちょっと食指が動かされます....ついつい浮気をしてみたくなりました....困ったものです。
話はさておき、この日は葦原の中を群れで飛び回っていた、オオジュリンを撮影することができました。
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ここでは、あしだちの3月の定例探鳥会で、ヒクイナが見られたということでしたから、柳の下のドジョウをと狙って行ってみたのですが、そうは問屋が卸してくれません。それでも、葦原の中には、たくさんのオオジュリンが群れで飛び回っていましたから、ちょうど良い被写体となってくれました。
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図鑑によると、オオジュリンは留鳥または漂鳥とされていますが、関東地方では冬場にしか見ることが出来ませんから、冬鳥のように思えてしまいます。背面がよく分かる状態で撮影することが出来ましたが、黒褐色、茶褐色、淡褐色の縦斑が筋状に出ているのが分かります。腰の部分は、一様な淡褐色または汚白色の羽で覆われています。
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ちょっと伸びをするように、体を起こしてくれました。こうして見ると、ホオジロの仲間ですが、体型は割合細身で、スマートであると思います。くちばしはそんなに大きくありませんが、黒い瞳は割合大きめです。
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これは冬羽の状態ですから、頭部は茶褐色をしていて、汚白色の眉斑がよく目立ちます。夏羽になると、頭部から顔面にかけて黒色になりますから、違う鳥のように見えてしまいます。私はまだ夏羽の写真を撮ったことがありませんから、いつか機会があったら、ぜひ撮影してみたいと思います。
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葦の穂先に留まって、だらりと翼を垂れ、でも、尾羽はややピンと反らせています。よく、ツグミがこのような姿勢を取りますが、オオジュリンも同じような体勢をとるんですね。
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夏羽の写真を撮りたいと思っていたのですが、この個体は、冬羽から夏羽に換羽をしている途中のようです。頭部はまだ完全に黒色になりきっていませんが、夏羽の雰囲気が随分出てきているようです。右脚に注目すると、足環がついています。どこで付けられたものでしょうか....?
記号などが読めればいいのですが、そこまで確認できません。
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# by coffeeto | 2014-03-21 06:00 | スズメ目

冬羽のアカエリカイツブリ@銚子

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アカエリカイツブリという名前は、夏羽の時に首から胸にかけて赤褐色に換羽するところから、この名前が付けられていますが、冬羽では、この写真のようにあまり目立たない羽衣をしています。その名前の由来はよく分かるのですが、では何故、夏羽と冬羽では羽衣に差が出るのでしょうか?....繁殖期を迎える夏羽では、♂は番いの相手を探すため、より目立つ羽衣で♀の気を引くというのは、スズメ目のオオルリやキビタキなどを見ればはよく分かります。チドリ目でもエリマキシギなどはそうですね。でも、カイツブリの仲間は♂も♀も同じような姿の夏羽に換羽しますから、異性の気を引くためという説明がつきません。
カモの仲間は、冬羽の間、♂はとても綺麗な羽衣をしていますが、夏の繁殖期の頃は完全換羽して、全く飛べなくなるので、目立たない羽衣に換羽します。これもその理由が頷けるものです。
それではカイツブリの仲間は、何故♂も♀も、夏と冬のシーズン毎に換羽するのでしょうか?....何かの必然性があって、そのように進化してきたものだと思いますが、私にはその理由がよく分かりません。
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この日訪れた漁港では、船溜まりの岸壁のすぐ脇に、冬羽のアカエリカイツブリが浮かんでいました。すぐ足下に浮かんでいるところを撮影できましたから、このように画面いっぱいのアップの写真が撮れました。
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さて、この写真では、アカエリカイツブリの脚の様子が分かると思いますが、カモ類やカモメの仲間のような水かきがありません。このように、足指が分かれている形状を弁足(べんそく)と言います。ちなみにカモ類の水かきのような足指は、蹼足(ぼくそく)と言うのだそうです。
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やや後方から撮影したこの写真では、お尻の下に弁足を広げているのが見えますね。このように、体の一番後方部分に足がついていることで、カイツブリは効率よく推進力が得られているとのことでした。
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この写真は、正面から撮影したものですが、頭部の形状だけを見ると、何だか冠羽の形状からして、冬羽のカンムリカイツブリのように見えてしまいます。アカエリカイツブリの頭部は、かまぼこ型だとばかり思っていましたが、このような冠羽があったんですね。
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さて、こちらは大きな魚を捕まえて、飲み込むのに四苦八苦しているところで、文字通り目を丸くして悪戦苦闘しているところです。
ふと気が付いたのですが、虹彩が黄白色をしていますよね。上の写真の個体は眼が暗色でしたから、ここだけ見ると何だか違う鳥のように思えてしまいます。
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このアカエリカイツブリは、捕まえた魚を何回も咥え直しながら飲み込もうとしていましたが、なかなか上手くいきません。....上手く飲み込めたかどうか、最後まで確認できませんでした。....それにしても、この虹彩の違いは単なる個体差?それとも亜種の違いでしょうか?
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# by coffeeto | 2014-03-20 06:00 | カイツブリ目

港内のクロガモ@銚子

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先日、私の退職を前に職場のメンバーが、銀座のホテルで送別会を開いてくれました。仕事を共にしてきた面々ですから、思い出深いひと時を過ごすことが出来たのですが、その時、参加した皆様から退職記念のプレゼントを頂きました。自宅に帰ってから、その小さい箱を開けてみると、中に入っていたのはペリカン製の万年筆でした。黒い軸で、おまけにインクはカートリッジ式ではなく、昔懐かしい吸入式のものでした。....今までは、30年勤続の記念に頂いた、青い軸の万年筆を使っていましたが、これにはブルーブラックのカートリッジインクを入れて愛用しています。....今回は黒い軸ですから、早速、黒インクの小瓶を買って、書き味を試してみました。....スラスラと気持ちよく書けます....前のものよりも書き味がよくて、大変気に入りました。これから出す退職の挨拶状には、これで一言ずつお礼の言葉を書き添えたいと思います。
黒いインクの書き味にご満悦のコーヒー党ですが、先日足を運んだ漁港では、クロガモが間近にその姿を見せてくれました。
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クロガモの♂は、見てのとおり全身真っ黒な海ガモです。羽衣にはこれといった特徴を見出すことはできませんが、くちばしの付け根部分に黄色いコブ状のふくらみがあるのが、唯一の目立つポイントになります。
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クロガモは、冬鳥として沿岸付近で群れになって越冬する姿をよく見ますが、今回は漁港の中でたった1羽だけで浮かんでいました。....どこか傷めているようには見えないのですが....仲間からはぐれてしまったのでしょうか?
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冬の間、海岸線などから沖合に浮かぶ海ガモ達の群れを観察していると、十数羽の海ガモが一列になって、海面上を低く飛翔していく姿を見ることがあります。同じ海ガモの仲間のビロードキンクロは次列風切が白いですが、クロガモは全身が黒いですから、そこが確認できれば飛翔時でも識別が可能ですね。
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以前、九十九里浜で観察した逆光のクロガモを紹介したことがあります。その時は♂も♀も観察できたのですが、少し沖合で距離が遠く、おまけに逆光でしたから、綺麗に見える写真が撮れませんでした。でも、今回は漁港の中で割合近くから撮影できましたから、鮮明な写真が撮れました。
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今回漁港の中で見られたのは、クロガモの♂だけでしたが、♀は姿がまるで異なります。♀だけを見ると、ミコアイサの♀と同じような羽衣をしていますから、ウッカリできませんね...(^_^;;;
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# by coffeeto | 2014-03-18 06:00 | カモ目

漁港のケイマフリ@銚子

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漁港にケイマフリが入っているという情報を貰って、次の週末が来るのを、首を長くして待っていました。早く行かなければ居なくなってしまうかもしれない....こんな時の時間が経つのって、本当に遅いなと思いますね(^◇^;)....現地に足を運んだのは3月8日(土)のことでした。晴れていたものの、とても冷たい風が吹きつけています。弥生3月とは名ばかりで、そこは真冬の寒気に包まれていました。ダウンジャケットとオーバーズボンを持ってきて大正解です。吹き付ける強風で、カメラが三脚ごと倒れるのではないか、と心配しながら港内を探していると、堰堤を回り込んだ先の方に、数人の観察者が見えました。直ぐにその場所へ向かうと、割合近いところに浮いているのを撮影することが出来ました。久々に観察することが出来たケイマフリです。
前回ケイマフリを見たのは、2000年12月に沼津市の江浦湾でのことでしたから、あれからもう13年も経ってしまったことになります。
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背面は暗褐色で、体下面は白色のツートンカラーですが、目の周りに独特の白い縁取りがあるところと、くちばしの基部に白い部分があるところがケイマフリを識別する時のポイントです。特に、くちばし基部の白い部分は、同じウミスズメの仲間では、このケイマフリだけにみられる特徴になります。....この写真では分かりにくいですから、上の写真も参照してください。
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ケイマフリは、雌雄同色ですから、この個体が♂なのか♀なのか、識別することはできません。でも、伸びをするように片脚を上げてくれましたから、脚が赤いことはしっかり確認することができました。ケイマフリの名前の由来については、アイヌ語で赤い脚を指す「ケマフリ」が語源となっていると聞きました。お陰で、名前の由来を確かめることができました。
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時々このように、水面で翼を広げて、羽ばたきをする様子を見せてくれました。翼下面がよく見える状態ですが、一様に暗褐色であることが分かります。
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羽ばたきをしたところを後方から撮影することもできました。翼の上面は全て黒褐色です。ウミガラスやウミバトは次列風切に白色部分が出ますから、これも識別ポイントの一つになると思います。
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たまたま、飛翔する姿を撮影することもできました。頭部から首、上面はいずれも黒褐色ですが、体下面は白色です。でも、よく見ると胸から脇腹にかけては黒褐色の斑が出ているのが分かりました。ここでも、赤い脚が目につきますね。
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ケイマフリの眼の周りの白斑について注目すると、冬羽ではアイリング状となり、夏羽では白斑が広がるということです。そうすると、この個体は白斑がやや後方に広がりつつありますから、冬羽から夏羽への移行途中であろうと思われました。
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近くに、アカエリカイツブリがやって来ましたから、一緒に撮影することが出来ました。ケイマフリは全長37cmで、キジバトよりやや大きいくらいの体形ですが、アカエリカイツブリは全長45㎝ですから、その大きさの違いが分かりますね。
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こちらでは、クロガモのすぐ前を泳いで横切ってくれました。このケイマフリは港内から出ることはありませんが、良く動き回ってくれましたから、いろいろなシーンを撮影できました。ちなみに、クロガモの全長は48cmということです。
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アカエリカイツブリの群れの近くに浮かんでいるところです。こうして見ると、のんびりした春の海といった風情に見えますが、当日は冷たい風が強く吹いて、とても春の海と言える状況ではありませんでした。
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# by coffeeto | 2014-03-16 06:00 | チドリ目

夏羽のハジロカイツブリ@銚子

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この3月いっぱいで、勤め上げた職場を定年退職することになりますが、やっとのことで定年後の第二の職場が決まり、ホッとしています。今までの職場は、昨日(3月10日)から自宅待機となりました。これで4月から新しい職場へ出勤するまで、安心して自然観察に取り組めます....と言いたいところですが、仕事の引き継ぎやら退職手続やらで、なかなかゆっくりと出掛けることが出来ません。第二の職場も、カレンダー通りの出勤になりますから、今までどおり週末だけのお楽しみになりそうです。
情報を貰って、3月8日(土)に銚子市へ出掛けてきましたが、漁港の中で夏羽のハジロカイツブリを観察することが出来ました。
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ハジロカイツブリは、冬鳥として海浜や湖沼で観察することが出来る水鳥です。だから、夏羽が見られるのはこの時期だけの限定となります。夏羽はこのように、首から頭部にかけては黒色になりますが、バレエのプリマドンナのような金色の飾り羽と、赤い眼がとてもよく目立ちます。
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首から上の後姿が撮れましたが、後頸から頭部にかけては、金色の飾り羽を除き一様に黒色をしています。脇腹には、赤褐色の羽が出ていますが、お尻は冬羽と同じで白色です。
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たまたま、ハジロカイツブリが並んでくれましたが、左側が夏羽で右側が冬羽になります。羽衣の違いを比較するのにちょうど良いサンプルになりますね。冬羽は上面が黒褐色で、脇腹から下は汚白色ですが、夏羽では上面の黒褐色は変わらないものの、脇腹から下が赤褐色をしています。また、首から上の羽衣も随分異なっています。
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右側が夏羽に移行した個体ですが、首から上は黒くなっていて、金色の飾り羽と赤い眼がとてもよく目立ちます。くちばしがやや上向きになっているのは、冬羽でも夏羽でも変わりませんね。
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右側は、冬羽の個体ですが、よく見ると金色の飾り羽らしきものが出てきているのが分かります。そうすると、この個体は冬羽から夏羽へ移行途中であるということが分かりますね。
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# by coffeeto | 2014-03-14 06:00 | カイツブリ目

ツグミとウタツグミの争い@相模原

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ヨーロッパの大西洋沿岸からバイカル湖付近にかけて繁殖する、ツグミの仲間のウタツグミですが、わが国では極めて稀な珍鳥として、今まで数例の観察記録があるだけのようです。英名では Song Thrush とされていて、歌の名手と思われますが、ここでそのさえずりを聞けないのが残念です。繁殖地の付近で、近くにいたツグミの群れを仲間と間違えて、一緒に渡来したのでしょうか....?どんな理由があって、迷い込んで来てしまったのか分かりませんが、ここではたくさんのバーダーに囲まれて、望遠レンズの集中砲火を浴びていました。でも、この場所が気に入ったようで、長逗留に適した場所と決めてくれたものと思います。雨模様で長時間の観察はできませんでしたが、見ている間中、出ずっぱりの旺盛なサービス精神を発揮してくれました。
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そのウタツグミの逗留地に、冬鳥のツグミが接近してきました。そうと知らずに進入してきたツグミに対して、ここに縄張りを張っているウタツグミは、体を低く構えて、既に戦闘態勢を取っているようです。
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その一瞬、閃光が放たれたように、両者のバトルが始まりました。
ツグミもウタツグミも、お互いに両脚で相手に強烈な打撃を与えようと、渾身の力を込めてキックを放ち合いました。
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一瞬早く飛び立ったツグミが、やや優勢であったようです。ウタツグミの上に舞い上がって、上空から次の攻撃を仕掛けようとしています。下で翼を広げているウタツグミの下雨覆は、淡いオレンジ色であることが見て取れます。
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ツグミの次の攻撃をかわしたウタツグミが、次の攻撃に移ろうと体勢を立て直しているところです。ここから、ウタツグミの二の矢、三の矢が放たれるのでしょうか....?
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縄張りに侵入してきたツグミを、何とか追い払うことができたようです。
当のウタツグミは何事もなかったように、また平然としてこの逗留場所と決めたテリトリーの中で、餌探しを始めていました。
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# by coffeeto | 2014-03-13 06:00 | スズメ目

公園にいたアカハラ@相模原

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この冬のシーズンは、シロハラと出会う機会が、例年に比べて多くあったように思いますが、同じツグミの仲間のアカハラを見かけたのは、ほんの数回しかありませんでした。シロハラは大陸から渡って来る冬鳥ですが、アカハラは高原で繁殖して、冬期は里に下りてくる漂鳥です。奥多摩や奥秩父でも、繁殖する個体を観察することができるくらいですから、見ようと思えば1年を通して観察できる鳥であると思います。
そんなアカハラですが、今シーズンは出会いの機会が少なかったこともあって、ここで写真が撮れた時には、何故か嬉しくなってしまいました。この個体は、頭部から喉にかけて黒色味が強いことから、冬鳥として渡来する亜種オオアカハラである可能性があると思います。
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この日は、ウタツグミが出ているという情報を貰って、この公園まで出掛けてきましたが、生憎の天気になってしまいました。でも、雨が上がっていた僅かの時間に、このアカハラとウタツグミの両方が撮影できたのはラッキーでした。
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この写真を見て、ギョっとしてしまいました。喉の部分に矢のような物が刺さっているように見えたからです....。でも、大丈夫です。矢のように見えたのは、枯れ草がひっついていただけのようです。それが分かってホッとしました。
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雨滴が付いた植え込みの枝の下で、先ほどからジッと周囲の様子を伺っているようでした。頭部は黒褐色で背面が暗褐色という地味な色合いながら、胸から脇腹にかけて濃い橙色をしていますから、これがアカハラの名前の由来になったものと思います。
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アカハラと言っても、お腹全体が赤いわけではなく、下腹部から下尾筒にかけては白色です。やや後ろから撮影したら、お尻を上げた姿勢をとってくれましたから、そんな様子がよく分かりました。
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この公園で撮影することができた、ウタツグミがどんな声で囀るのか分かりませんが、このアカハラは、キョロン、キョロン、ツィーと三声で夏の高原に爽やかな声を響かせてくれます。同じような声でキョロン、ツィーと二声で鳴くのはマミジロです。繁殖期の高原で、そんな声を聞き比べてみるのも面白いですね。
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# by coffeeto | 2014-03-12 06:00 | スズメ目

ウタツグミ@相模原

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私の通勤カバンの中には、毎日、熱々のコーヒーを入れたポットが入っています。ワンタッチで蓋が開くTHERMOS製で、そのまま飲めるのが気に入っています。保温性が高く、出勤する前に入れたコーヒーをチビチビ飲みながら、夕方までその香りが楽しめるので、ここ何年も愛用しています。もともとは、週末にフィールドへ出掛ける時、温かいコーヒーが飲みたくて購入したものですが、今では毎日持たない日がありません。
流石に、何回か落っことして、あちこちに凹みが出たり、パッキンが緩んできたのか、最近は少し漏れが気になるので、チャック付きのビニール袋に入れて携帯するようにしています。
先週の日曜日は雨模様でしたが、公園にウタツグミが出ているという情報を貰いましたから、真っしぐらに出掛けてきました。
鳥が出てくるまで、コーヒーをチビチビ舐めながら待つ積もりでいましたから、愛用のポットを、もちろん忘れずに持って行きました。でも、現地に到着すると、そんな心配もよそに、たくさんのギャラリーに囲まれて、1羽のウタツグミが望遠レンズの集中砲火を浴びていました。
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ウタツグミは、もちろん私にとって初見のライファーになりますが、変わった名前だからその由来が知りたいと思います。さえずりの声が美しいので、歌の名手としてこの名前が付いたのでしょうか?私の持っている図鑑には、解説がありません。
さて、当のウタツグミですが、芽生え始めたスイセンの前で、さぁ早く撮って頂戴とばかり、胸を張ってポーズをとってくれました。胸から脇腹にかけて、逆ハート形の黒褐色の斑がたくさん並んでいるのが目立ちます。
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現地に到着するまで、結構強い雨がフロントガラスに打ち付けていました。でも、着いて暫くすると、どんよりした空模様でしたが、有難いことに止んでくれたのです。助かりました。早速、撮影を開始しましたが、またいつ降り出すか分かりません。薄暗い光線状態でピントが合いにくい状況でしたから、とにかく枚数を多く撮ることにしました。下手な鉄砲も何とやらです....。案の定、小1時間ほどしたら又雨が降り出してきたので、撤退を余儀なくされました。
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ウタツグミは名前の通りツグミの仲間になりますが、移動するときはこの写真のように、少し頭を低くして、ツツツツ〜ッと前進する、同じ仲間のトラツグミに大変よく似ている行動パターンであると思いました。
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後方からの姿も撮影することができました。尾羽を下げて、やや広げてくれていますから、その模様がよく見えます。特に特徴のない、一様な褐色の羽ですが、羽軸が白く通っているのが分かります。
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ウタツグミはヨーロッパを生息域とする野鳥ですから、とても珍しい迷鳥として、日本ではほとんど観察例がないようです。したがって、どんな生活をしているのかよく知られていないようですが、この写真をよく見ると、くちばしに木の実か植物の種子のようなものを咥えています。本来は動物食の食性であるようですが、このように植物質も食料源としているようです。
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背面から撮影した写真をよく見ると、大雨覆と中雨覆の先端に淡色の翼帯が出ています。初めて観察する鳥ですから、当初はこれがあるから若鳥なのかと思いましたが、図鑑を確認すると成鳥でも翼帯として出ていることが分かりました。
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# by coffeeto | 2014-03-10 06:00 | スズメ目

ガビチョウの囀り@坂戸

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私がフィールドへ出掛ける時の服装は、山登りをするようになってから、アウトドア用品の専門店で購入することが多くなりました。以前は色々な店を利用していましたが、我が家の隣の駅前にお店がある、モンベルストアをよく利用するようになりました。会員になってポイントカードを作ると、利用年数に応じてポイント付与率が高くなってお得感があるし、色々なサービスを受けることもできます。お陰で今では、下着からアウターウェアまで、殆んどモンベル製品を着用するようになりました。
この日は、朝から冷たい雨が降り、野鳥観察には不向きな天候でした。週末にシッカリ写真を撮っておかないと、ブログのネタ切れになってしまいますから、雨は昼頃に少し上がるという天気予報を信じて、出掛けて来ました。現地に到着した時は、雨が降っていましたが、私の撮影機材(Olympus E-5 + 300mmF2.8)は、カメラもレンズも防塵防滴ですから、こんな時でも安心して撮影に取り組めます。
しかし、冷たい雨が降る時は、手袋の選択に難がありました。ところが、モンベルストアでゴアテックスの防水手袋と、フリースのインナー手袋を手に入れてから、冷たい雨でも全く気にせず、写真撮影に取り組むことが出来るようになりました。そのお陰で、この日は、河川敷でたくさんのガビチョウを撮影する事ができました。モンベルさん有難うございます。
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天気予報が当たってくれて、現地に到着して1時間ほどで雨は上がってくれました。昔に比べると、天気予報の精度が随分高くなったものだと感心します。その恩恵で、こうしてガビチョウの写真が間近に撮影できたわけですから、気象関係者の皆様にも感謝しなければいけませんね。
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このガビチョウは、落ち葉が厚く降り積もった所で、身体を半分埋れさせながら、くちばしで掻き分けて、餌探しをしていました。枯れ葉の下には、木の実や草の種などがたくさん落ちていることでしょう。
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目の周りに白い縁取りがありますが、それが後方へ伸びて、勾玉模様のような面白い形をしています。まるで、クレオパトラの絵を見るような表情ですね。くちばしは黄色ですが、体全体は茶褐色で、特に目立つ模様や特徴はありません。しいて言えば、背面には細かい暗褐色の縱斑が認められるということくらいでしょうか?
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芝生の広場にも、数羽のガビチョウが出て来て、ここで餌探しをしているようです。もともと、あまり開けた場所には出てこない鳥ですが、雨模様で人の気配がありませんから、安心してこんな所まで出てきたものと思います。冷たい雨の中でも、厭わず足を運んできた甲斐がありました。
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時折、大音量のさえずりの声が聞こえてきます。こんな季節にさえずる鳥は他にいませんから、すぐにガビチョウの声であると分かります。たまたま、近くの枝先に留まって、大きな声でさえずりを始めてくれました。
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# by coffeeto | 2014-03-08 06:00 | スズメ目

河川敷のコジュケイ@坂戸

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先日、テレビを見ていたら、浮世絵師喜多川歌麿の「雪月花」三部作の一つ「深川の雪」が見つかり、4月から箱根の美術館で展示されるというニュースが流れていました。今まで浮世絵についてはほとんど興味がなく、ましてや足を運んで見に行くこともありませんでした。ところが、折しも退職記念の招待旅行を利用して、夫婦で箱根に行くことになりました。丁度良い機会になりますから、是非見てきたいと思います。
聞けば、341×199cmという大作のようです。浮世絵なんて、色紙くらいの大きさしかないと思っていましたから、私の認識を遥かに上回る大きさです。その迫力に直に接してくることが、今からとても楽しみです。
野鳥観察とは、全く関係のない話になってしまいましたが、4月の箱根ではどんな野鳥が観察できるのか、そちらの期待も膨らみます。また、このブログで紹介できれば良いのですが....。
今回は、河川敷でコジュケイの群れを観察してきましたから、紹介したいと思います。
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この日は、小雨混じりの寒い一日でしたが、そのせいか人影も殆どない河川敷で、とてもたくさんのコジュケイを観察することができました。
目の前を横切るように飛翔した2羽のコジュケイが、20mほど先に舞い降りました。近いところに降りましたから、これはチャンスです....。
暫く待っていたら、潜り込んだ藪の中から出てきてくれました。
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こちらは、上の写真とは別個体だと思いますが、割合近くに出てくれたものです。この先では、7~8羽の群れが移動していくのを目撃していますから、この辺りには、とてもたくさんのコジュケイが生息しているものと思われます。
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道路のすぐ脇を歩いているコジュケイもいました。ここのコジュケイは警戒心が薄いようです。後姿が撮影できましたが、上尾筒から腰、背面にかけては、一様に淡褐色の羽で覆われていることが見て取れます。
翼上面には、淡褐色地に濃褐色と汚白色の羽が帯状に並んでいます。
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眉斑と胸の部分は青灰色で、頬から喉にかけての部分はレンガ色をしています。脇はクリーム色で、暗褐色の斑があります。そんなに目立つ鳥ではありませんが、地味ながらなかなか綺麗な彩りだと思います。
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草むらで採餌していた2羽のコジュケイが、ゆっくりと移動しながら、藪の中に入って行こうとしています。左側の個体は、もう殆ど藪の中に入っています。右側の個体は、尾羽に注目すると、やや広げてくれたことで、一枚一枚の羽が層状に積み重なっていることが分かります。
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# by coffeeto | 2014-03-06 06:00 | キジ目