<   2014年 03月 ( 17 )   > この月の画像一覧

ヤドリギのヒレンジャク@さいたま

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今春で定年退職するのを機に、長年勤め上げた自分へのご褒美として、以前から欲しかったマイクロフォーサーズの一眼カメラを購入しました。機種は、OLYMPUS OM-D E-M1 12-40mm F2.8 レンズキットです。ちょっと高かったのですが、現時点でのオリンパスのフラッグシップ機になりますから、大変満足しています。
これまでマイクロフォーサーズ機は、オートフォーカス(AF)機能として、「コントラストAF」を採用していましたが、これでは従来のフォーサーズレンズを利用するのに難がありました。しかし、このE-M1 はフォーサーズレンズでもそのまま使用できるよう、「コントラストAF」と「像面位相差AF」の両方の機能を搭載していますから、以前からフォーサーズレンズを利用していたオリンパスユーザーとしては、使用できるレンズの幅が広がり、大変有難い機種となりました。早く撮影してみたいと気持ちがせかされますが、なかなか実際の撮影で試してみる機会に恵まれません。楽しみは先に取っておくというところで、しばらく我慢が続きそうです。
このヒレンジャクの写真は、3月19日(水)に行った公園で撮影したもので、フォーサーズ機であるOlympus E-5 + 300mmF2.8 + EC14 の組み合わせで撮影したものです。
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3月に入って、公園にレンジャクの群れが入ってきたという情報を頂いていました。でも今月は、定年退職の準備などもあって、なかなか自由に飛び回ることが出来ません。やっと時間を確保して足を運ぶことが出来たのは、3月も中旬の19日になってしまいました。ちょっと心配しながら現地に到着すると、間もなく2個体で飛来してくれました。
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この日は、平日ではありましたが、バードウォッチャーやカメラマンが4~50人くらいは並んでいました。見るだけではなく、こうして写真を撮影するのが楽しみですから、年々、野鳥観察をする人が増えてきているなと、実感できる風景でした。
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先日頂いた情報では、20羽ほどの群れが入ったこともあったようですが、10羽くらいで群れているのがよく観察できていたようです。でも、この日は2羽だけでした。少し寂しい状況でしたが、それでもこうして撮影できましたから、私は大変満足することができました。
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ひとしきり枝先に留まっていたヒレンジャクですが、ヤドリギの実を啄み始めました。薄黄緑色の実はたくさんありますが、枝の茂みの中に逆さになって頭を突っ込み、こんな姿勢も見せてくれました。
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今まさに、大きな口を開けてヤドリギの実を咥え獲ろうとしているところです。レンジャクの躍動感あふれる食事シーンが撮影できました。
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この枝先には、2羽のヒレンジャクが飛来してくれましたが、なかなか2個体を同時に撮影することが出来ませんでした。かろうじて、飛び込んできた個体を入れて、2羽の証拠写真となりました。
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by coffeeto | 2014-03-30 06:00 | スズメ目

間近に観察したジョウビタキ♀@さいたま

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この4月から第二の職場でお世話になりますが、それまでの間は、自宅待機が続いています。この機会に、毎日のように自然観察に出掛けてみたいところです。できれば遠出をして、今まで見られなかった野鳥観察をしてみたいと思うのですが、送別会や挨拶回りなどかあって、意外に自由な時間が取れません。仕方がありませんから、細切れに空いた一日を利用して、事前にピンポイントの情報を頂いていたトラフズクを、近郊の公園へ見に行って来ました。お陰で、すぐに撮影出来ましたから、前回紹介させていただきました。
さて、次のお目当てを探そうと移動したところ、そのすぐ近くでこのジョウビタキ♀を、間近に観察することができました。
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この個体は、頭部から背面にかけて一様に褐色で、次列風切の基部に白斑が有りますから、ジョウビタキ♀の個体であることが分かります。腰から上尾筒にかけて、オレンジ色であるところが唯一目立つポイントでしょうか?
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枝に留まったところを、前から撮影することもできました。胸からお腹にかけては淡褐色で、特にこれといった特徴はありませんが、横を向いてくれましたから、クリクリした眼がよく目立ちます。
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ジョウビタキは冬鳥として渡って来ますが、♂も♀もそれぞれナワバリを作って越冬します。そのお陰で、一度見つけて邪魔しないように撮影していると、一定範囲を飛び回ってあまり遠くへ行くことがありませんから、割合近くから撮影することが出来ます。
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若葉の新芽が芽生え始めたばかりのヤナギの木に留まってくれました。今まで冬枯れの寂しい環境でしたが、緑の芽生えは新鮮味がありますから、ジョウビタキも何だかイキイキとしているように見えますね。
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姿勢を低くして、ちょっと上を伺うような仕草を見せてくれました。ムシクイの仲間は、良くこのようなポーズを取りますが、ヒタキの仲間が留まるときは、体を立てますから、このような姿勢をとることは、あまり見ることがありません。
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越冬中のジョウビタキは、街中から山の中まで、とても広い環境で見ることが出来ます。もともとは動物食の鳥ですが、冬の間は木の実を食べるところを観察することもあります。
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by coffeeto | 2014-03-28 06:00 | スズメ目

竹藪のトラフズク@さいたま

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トラフズクが出ていました。情報を送ってくれたのは、写真仲間のかずとりさんですが、先ほど連絡を取ってみたら、今ちょうど八ヶ岳の阿弥陀岳直下にいますとの返信メールがありました....。う~ん、羨ましい。雪山を登ると、夏山では味わえない爽快感があって、とてもハイテンションになりますから、私も一緒に行きたかったです。でも、次の週末(3月29日)は登友会の定例登山で、雪の湯の丸山をスノーシューで登ることになっていますから、その時に楽しませていただくことにしましょう。
地図付きのメールで場所を示してもらえましたから、3月19日に教えていただいた場所へ足を運んだところ、お陰さまでトラフズクの写真を撮ることが出来ました。昼間の間は寝てばかりで、動くことは殆どありませんが、カメラを構えて待っていたら、たまたま目を開けてこちらを向いてくれました。
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竹藪に羽を休めていたトラフズクですが、ほとんど動くことがありません。夜行性の鳥ですから、昼間はジッと動かずお休みしている訳ですね。でも、暫く待っていたら、大きな欠伸をしてくれました。
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長い間、微動だにせず羽を休めていたトラフズクが、大きな欠伸をした後、羽繕いを始めました。このように動く姿は昼間帯にはほとんど見られませんから、とても貴重なシャッターチャンスになります。
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羽繕いをしながら、片脚を上げてくれました。鋭くて、長い脚爪が見えます。この爪で、獲物となるネズミなどを押さえつけるのでしょうね。
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顔をぐっと前に突き出してくれましたが、この表情を見ると、何だか宮崎駿の『千と千尋の神隠し』に出てきた、仮面を被った黒装束の妖怪によく似ていると思いました。
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この日は、竹の幹に留まっていた1羽とともに、この茂みの中に隠れていた、合計2個体のトラフズクを観察することが出来ました。でも、聞くところによると、4個体はいたようです。
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by coffeeto | 2014-03-26 06:00 | フクロウ目

池の中のアカガシラサギ@松伏

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お酒の話を少々....私は、お酒はそんなに強い方ではありませんが、大体毎日晩酌を楽しんでいます。まず最初に飲むのは350mlの缶ビールです。....といっても、我が家の山の神は発泡酒しか買ってきてくれませんが....いつもは、缶ビールを1~2本空けてから、ウィスキーを飲むのが定例パターンです。寒い時期はマグカップでホットウィスキーを1〜2杯飲みますが、夏の間はもちろんオンザロックで、春と秋は水割りにするのがもっぱらです。でも、外で飲むときはハイボールが美味しいと思っています。定期健康診断などの際には、お酒を飲む量などについて報告しなければなりませんが、保健指導を受けないように、大体ビール1本くらいと答えることにしています。f^_^;)
毎晩、晩酌を楽しんでいますから、夕食として食べるのはつまみばかりで、ご飯を食べることはめったにありません。....今夜は、私の好きな炊き込みご飯でしたから、こんなときは例外です。....今夜も晩酌をいただいて、顔を赤くしながら、アカガシラサギの写真の整理を始めることにしました。
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公園の池にアカガシラサギが入っているという情報を頂いて、すぐに足を運んできました。図鑑によると、アカガシラサギの幼鳥や若鳥は上くちばしが黒っぽいとされています。....とすると、上の写真を見ても分かると思いますが、この個体は第1回冬羽であろうと思われます。
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池の中央部分に浮かんでいる筏の端に羽を休めていましたが、すぐ近くをオオバンが泳いで横切っていきました。体長は、アカガシラサギが45㎝であるのに対し、オオバンは39cmとされています。
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池の対岸にいたアカガシラサギですが、散歩の人が近づいたことで飛び立って、池の中にある筏の方へ飛翔しました。お陰で、ピントが合っていませんが、飛んでいるところの写真を撮影することが出来ました。
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この写真もピントが甘いのですが、今まさに、いかだの上に舞い降りようとしているところです。翼の下面は、一様に白っぽい色合いをしています。脚が黄色いことがよく分かります。
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アカガシラサギは冬鳥として観察できる野鳥ですから、夏羽を見る機会は少ないですね。名前の由来となっている、首から上がレンガ色になるのは繁殖期だけです。冬羽はこのように背面は褐色で、胸から脇腹にかけて、褐色の縦斑がよく目立ちます。
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by coffeeto | 2014-03-24 06:00 | コウノトリ目

ヒレンジャクの群れ@前橋

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毎年3月になると、各地からレンジャクの群れが飛来したという知らせを頂くようになります。早い年には、2月中からやって来たという連絡を貰うこともあります。
2012年の12月のことですが、奥日光の戦場ヶ原へ足を運んだ時、ズミの実を食べる凛々しいキレンジャクの群れを観察することが出来ました。その年は、レンジャクの当たり年であったようで、神々しく飛び回る姿に魅せられてキレンジャクもう一度として、再度紹介させていただいたわけですが、その時は、ヒレンジャクも一緒に観察することが出来ました。
しかし、初冬の高原で餌探しをしていた、あのたくさんのレンジャクの群れは、厳冬期はいったいどこで過ごしているのでしょうか....?
私には知る由もありませんが、渡去前に下ってきて里山周辺で観察できるレンジャクの姿は、春先の季節の移ろいを記録するうえで、欠かすことのできない風物詩です。
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昨年12月に、嶺公園へ探鳥に行った際、一緒にカメラを構えていた方から、例年春先にレンジャクが訪れることで有名であるとして、この公園の存在を教えてもらいました。満を持して3月11日(火)に出掛けてみましたが、あれからもう3ヵ月半ほど経ったことになります。子供みたいに、この日が来るのを待ち遠しく、指折り数えて待っていました。
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上州の空っ風が吹き抜ける、とても寒い気候でしたが、風上に頭を向けて、枝先にジッと留まっている姿は、ちょうど良い撮影対象になりました。
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ヒレンジャクの英名はJapanese Waxwing とされています。(キレンジャクは、ただの Waxwing です。)このWaxwingの語源ですが、次列風切の先端に、蝋を塗ったような質感の部分があるところから付けられたということですが、名前の由来を知ると、実際に手に取って確認したくなりますね。(^^;;
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レンジャクが好むヤドリギは、他の樹に寄生する常緑低木で、その種子の周りには粘液層があるということです。これを食べたレンジャクが糞をすると、粘液が糸を引いたように伸びて、風にたなびいていました。
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そのヤドリギの木には、薄緑色をした実がたくさんついています。群れで飛来したヒレンジャク達は、我先にとその実を咥え獲っていました。
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この日は、たくさんの群れで飛来したヒレンジャクが、ひとしきりヤドリギで採餌した後、赤城下ろしの強風に耐えるように、一塊になって羽を休めていました。この写真には6個体が一緒に写り込んでいますが、全部で10個体を超える群れであったと思います。
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ここで確認できたのは、ヒレンジャクばかり10羽前後の群れで、残念ながらキレンジャクは入っていませんでした。両者が一緒に並んでくれたら、その羽衣の違いを比較できて面白かったと思います。尾羽の先は文字通り赤と黄色に色分けされていますから、説明は要りませんんが、図鑑を見るとヒレンジャクの体下面は、キレンジャクより赤色味が強いとされていました。
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by coffeeto | 2014-03-22 06:00 | スズメ目

葦原にいたオオジュリン@大田

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知り合いのミルフィーユさんからメールがあり、この冬スキー事故で携帯を壊し、iPhone5sに変えたと連絡がありました。幸い、怪我の方は大したことがなかったようですが、....こんなこと言ったら、怒られてしまいますが....iPhone仲間が増えたことは、怪我の功名でした f^_^;)
その彼から、アウトドアでは必需品であるとして、iPhone用の地図アプリのField access(400円)を紹介されました。簡単に地図が取り込めて、登山用に最適だと言うのですが....。
実は、私は既にiPhone用の DIY GPS というアプリを使っていました。これは、パソコン用のカシミールという地図ソフトと連携が取れるもので、あらかじめ地図を取り込んでおけば、山に入って圏外になったとしても、内蔵されたGPSは機能してくれますから、歩いた経路と現在地を表示してくれます。お陰で、案内板が無くても迷うこともなく、大変便利なアプリです。その上、歩いた山行ルートのログも残せるので、後から地図上に表示させることもできて大変重宝しています。
間も無く、登友会の仲間と山登りに出掛ける予定になっていますから、今回、新しいアプリを勧めてもらったことで、ちょっと食指が動かされます....ついつい浮気をしてみたくなりました....困ったものです。
話はさておき、この日は葦原の中を群れで飛び回っていた、オオジュリンを撮影することができました。
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ここでは、あしだちの3月の定例探鳥会で、ヒクイナが見られたということでしたから、柳の下のドジョウをと狙って行ってみたのですが、そうは問屋が卸してくれません。それでも、葦原の中には、たくさんのオオジュリンが群れで飛び回っていましたから、ちょうど良い被写体となってくれました。
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図鑑によると、オオジュリンは留鳥または漂鳥とされていますが、関東地方では冬場にしか見ることが出来ませんから、冬鳥のように思えてしまいます。背面がよく分かる状態で撮影することが出来ましたが、黒褐色、茶褐色、淡褐色の縦斑が筋状に出ているのが分かります。腰の部分は、一様な淡褐色または汚白色の羽で覆われています。
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ちょっと伸びをするように、体を起こしてくれました。こうして見ると、ホオジロの仲間ですが、体型は割合細身で、スマートであると思います。くちばしはそんなに大きくありませんが、黒い瞳は割合大きめです。
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これは冬羽の状態ですから、頭部は茶褐色をしていて、汚白色の眉斑がよく目立ちます。夏羽になると、頭部から顔面にかけて黒色になりますから、違う鳥のように見えてしまいます。私はまだ夏羽の写真を撮ったことがありませんから、いつか機会があったら、ぜひ撮影してみたいと思います。
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葦の穂先に留まって、だらりと翼を垂れ、でも、尾羽はややピンと反らせています。よく、ツグミがこのような姿勢を取りますが、オオジュリンも同じような体勢をとるんですね。
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夏羽の写真を撮りたいと思っていたのですが、この個体は、冬羽から夏羽に換羽をしている途中のようです。頭部はまだ完全に黒色になりきっていませんが、夏羽の雰囲気が随分出てきているようです。右脚に注目すると、足環がついています。どこで付けられたものでしょうか....?
記号などが読めればいいのですが、そこまで確認できません。
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by coffeeto | 2014-03-21 06:00 | スズメ目

冬羽のアカエリカイツブリ@銚子

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アカエリカイツブリという名前は、夏羽の時に首から胸にかけて赤褐色に換羽するところから、この名前が付けられていますが、冬羽では、この写真のようにあまり目立たない羽衣をしています。その名前の由来はよく分かるのですが、では何故、夏羽と冬羽では羽衣に差が出るのでしょうか?....繁殖期を迎える夏羽では、♂は番いの相手を探すため、より目立つ羽衣で♀の気を引くというのは、スズメ目のオオルリやキビタキなどを見ればはよく分かります。チドリ目でもエリマキシギなどはそうですね。でも、カイツブリの仲間は♂も♀も同じような姿の夏羽に換羽しますから、異性の気を引くためという説明がつきません。
カモの仲間は、冬羽の間、♂はとても綺麗な羽衣をしていますが、夏の繁殖期の頃は完全換羽して、全く飛べなくなるので、目立たない羽衣に換羽します。これもその理由が頷けるものです。
それではカイツブリの仲間は、何故♂も♀も、夏と冬のシーズン毎に換羽するのでしょうか?....何かの必然性があって、そのように進化してきたものだと思いますが、私にはその理由がよく分かりません。
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この日訪れた漁港では、船溜まりの岸壁のすぐ脇に、冬羽のアカエリカイツブリが浮かんでいました。すぐ足下に浮かんでいるところを撮影できましたから、このように画面いっぱいのアップの写真が撮れました。
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さて、この写真では、アカエリカイツブリの脚の様子が分かると思いますが、カモ類やカモメの仲間のような水かきがありません。このように、足指が分かれている形状を弁足(べんそく)と言います。ちなみにカモ類の水かきのような足指は、蹼足(ぼくそく)と言うのだそうです。
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やや後方から撮影したこの写真では、お尻の下に弁足を広げているのが見えますね。このように、体の一番後方部分に足がついていることで、カイツブリは効率よく推進力が得られているとのことでした。
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この写真は、正面から撮影したものですが、頭部の形状だけを見ると、何だか冠羽の形状からして、冬羽のカンムリカイツブリのように見えてしまいます。アカエリカイツブリの頭部は、かまぼこ型だとばかり思っていましたが、このような冠羽があったんですね。
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さて、こちらは大きな魚を捕まえて、飲み込むのに四苦八苦しているところで、文字通り目を丸くして悪戦苦闘しているところです。
ふと気が付いたのですが、虹彩が黄白色をしていますよね。上の写真の個体は眼が暗色でしたから、ここだけ見ると何だか違う鳥のように思えてしまいます。
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このアカエリカイツブリは、捕まえた魚を何回も咥え直しながら飲み込もうとしていましたが、なかなか上手くいきません。....上手く飲み込めたかどうか、最後まで確認できませんでした。....それにしても、この虹彩の違いは単なる個体差?それとも亜種の違いでしょうか?
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by coffeeto | 2014-03-20 06:00 | カイツブリ目

港内のクロガモ@銚子

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先日、私の退職を前に職場のメンバーが、銀座のホテルで送別会を開いてくれました。仕事を共にしてきた面々ですから、思い出深いひと時を過ごすことが出来たのですが、その時、参加した皆様から退職記念のプレゼントを頂きました。自宅に帰ってから、その小さい箱を開けてみると、中に入っていたのはペリカン製の万年筆でした。黒い軸で、おまけにインクはカートリッジ式ではなく、昔懐かしい吸入式のものでした。....今までは、30年勤続の記念に頂いた、青い軸の万年筆を使っていましたが、これにはブルーブラックのカートリッジインクを入れて愛用しています。....今回は黒い軸ですから、早速、黒インクの小瓶を買って、書き味を試してみました。....スラスラと気持ちよく書けます....前のものよりも書き味がよくて、大変気に入りました。これから出す退職の挨拶状には、これで一言ずつお礼の言葉を書き添えたいと思います。
黒いインクの書き味にご満悦のコーヒー党ですが、先日足を運んだ漁港では、クロガモが間近にその姿を見せてくれました。
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クロガモの♂は、見てのとおり全身真っ黒な海ガモです。羽衣にはこれといった特徴を見出すことはできませんが、くちばしの付け根部分に黄色いコブ状のふくらみがあるのが、唯一の目立つポイントになります。
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クロガモは、冬鳥として沿岸付近で群れになって越冬する姿をよく見ますが、今回は漁港の中でたった1羽だけで浮かんでいました。....どこか傷めているようには見えないのですが....仲間からはぐれてしまったのでしょうか?
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冬の間、海岸線などから沖合に浮かぶ海ガモ達の群れを観察していると、十数羽の海ガモが一列になって、海面上を低く飛翔していく姿を見ることがあります。同じ海ガモの仲間のビロードキンクロは次列風切が白いですが、クロガモは全身が黒いですから、そこが確認できれば飛翔時でも識別が可能ですね。
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以前、九十九里浜で観察した逆光のクロガモを紹介したことがあります。その時は♂も♀も観察できたのですが、少し沖合で距離が遠く、おまけに逆光でしたから、綺麗に見える写真が撮れませんでした。でも、今回は漁港の中で割合近くから撮影できましたから、鮮明な写真が撮れました。
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今回漁港の中で見られたのは、クロガモの♂だけでしたが、♀は姿がまるで異なります。♀だけを見ると、ミコアイサの♀と同じような羽衣をしていますから、ウッカリできませんね...(^_^;;;
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by coffeeto | 2014-03-18 06:00 | カモ目

漁港のケイマフリ@銚子

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漁港にケイマフリが入っているという情報を貰って、次の週末が来るのを、首を長くして待っていました。早く行かなければ居なくなってしまうかもしれない....こんな時の時間が経つのって、本当に遅いなと思いますね(^◇^;)....現地に足を運んだのは3月8日(土)のことでした。晴れていたものの、とても冷たい風が吹きつけています。弥生3月とは名ばかりで、そこは真冬の寒気に包まれていました。ダウンジャケットとオーバーズボンを持ってきて大正解です。吹き付ける強風で、カメラが三脚ごと倒れるのではないか、と心配しながら港内を探していると、堰堤を回り込んだ先の方に、数人の観察者が見えました。直ぐにその場所へ向かうと、割合近いところに浮いているのを撮影することが出来ました。久々に観察することが出来たケイマフリです。
前回ケイマフリを見たのは、2000年12月に沼津市の江浦湾でのことでしたから、あれからもう13年も経ってしまったことになります。
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背面は暗褐色で、体下面は白色のツートンカラーですが、目の周りに独特の白い縁取りがあるところと、くちばしの基部に白い部分があるところがケイマフリを識別する時のポイントです。特に、くちばし基部の白い部分は、同じウミスズメの仲間では、このケイマフリだけにみられる特徴になります。....この写真では分かりにくいですから、上の写真も参照してください。
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ケイマフリは、雌雄同色ですから、この個体が♂なのか♀なのか、識別することはできません。でも、伸びをするように片脚を上げてくれましたから、脚が赤いことはしっかり確認することができました。ケイマフリの名前の由来については、アイヌ語で赤い脚を指す「ケマフリ」が語源となっていると聞きました。お陰で、名前の由来を確かめることができました。
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時々このように、水面で翼を広げて、羽ばたきをする様子を見せてくれました。翼下面がよく見える状態ですが、一様に暗褐色であることが分かります。
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羽ばたきをしたところを後方から撮影することもできました。翼の上面は全て黒褐色です。ウミガラスやウミバトは次列風切に白色部分が出ますから、これも識別ポイントの一つになると思います。
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たまたま、飛翔する姿を撮影することもできました。頭部から首、上面はいずれも黒褐色ですが、体下面は白色です。でも、よく見ると胸から脇腹にかけては黒褐色の斑が出ているのが分かりました。ここでも、赤い脚が目につきますね。
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ケイマフリの眼の周りの白斑について注目すると、冬羽ではアイリング状となり、夏羽では白斑が広がるということです。そうすると、この個体は白斑がやや後方に広がりつつありますから、冬羽から夏羽への移行途中であろうと思われました。
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近くに、アカエリカイツブリがやって来ましたから、一緒に撮影することが出来ました。ケイマフリは全長37cmで、キジバトよりやや大きいくらいの体形ですが、アカエリカイツブリは全長45㎝ですから、その大きさの違いが分かりますね。
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こちらでは、クロガモのすぐ前を泳いで横切ってくれました。このケイマフリは港内から出ることはありませんが、良く動き回ってくれましたから、いろいろなシーンを撮影できました。ちなみに、クロガモの全長は48cmということです。
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アカエリカイツブリの群れの近くに浮かんでいるところです。こうして見ると、のんびりした春の海といった風情に見えますが、当日は冷たい風が強く吹いて、とても春の海と言える状況ではありませんでした。
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by coffeeto | 2014-03-16 06:00 | チドリ目

夏羽のハジロカイツブリ@銚子

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この3月いっぱいで、勤め上げた職場を定年退職することになりますが、やっとのことで定年後の第二の職場が決まり、ホッとしています。今までの職場は、昨日(3月10日)から自宅待機となりました。これで4月から新しい職場へ出勤するまで、安心して自然観察に取り組めます....と言いたいところですが、仕事の引き継ぎやら退職手続やらで、なかなかゆっくりと出掛けることが出来ません。第二の職場も、カレンダー通りの出勤になりますから、今までどおり週末だけのお楽しみになりそうです。
情報を貰って、3月8日(土)に銚子市へ出掛けてきましたが、漁港の中で夏羽のハジロカイツブリを観察することが出来ました。
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ハジロカイツブリは、冬鳥として海浜や湖沼で観察することが出来る水鳥です。だから、夏羽が見られるのはこの時期だけの限定となります。夏羽はこのように、首から頭部にかけては黒色になりますが、バレエのプリマドンナのような金色の飾り羽と、赤い眼がとてもよく目立ちます。
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首から上の後姿が撮れましたが、後頸から頭部にかけては、金色の飾り羽を除き一様に黒色をしています。脇腹には、赤褐色の羽が出ていますが、お尻は冬羽と同じで白色です。
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たまたま、ハジロカイツブリが並んでくれましたが、左側が夏羽で右側が冬羽になります。羽衣の違いを比較するのにちょうど良いサンプルになりますね。冬羽は上面が黒褐色で、脇腹から下は汚白色ですが、夏羽では上面の黒褐色は変わらないものの、脇腹から下が赤褐色をしています。また、首から上の羽衣も随分異なっています。
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右側が夏羽に移行した個体ですが、首から上は黒くなっていて、金色の飾り羽と赤い眼がとてもよく目立ちます。くちばしがやや上向きになっているのは、冬羽でも夏羽でも変わりませんね。
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右側は、冬羽の個体ですが、よく見ると金色の飾り羽らしきものが出てきているのが分かります。そうすると、この個体は冬羽から夏羽へ移行途中であるということが分かりますね。
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by coffeeto | 2014-03-14 06:00 | カイツブリ目