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ミヤマホオジロと遭遇@調布

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この2月は、2週続けて週末に大雪が降り、どこへも出掛けられなかったので、ブログの書き込みに窮しています。野鳥観察のブログは、まだ写真のストックがありましたから、何とかやり繰りができましたが、自然観察のブログはネタが尽きてしまいました。....というわけで、昨年も足を運んだ都内の公園へ、自然観察のネタ探しに出掛けてきました。
前週に降った大雪がまだ所々に残っていましたが、雪が消えた所では、セツブンソウフクジュソウロウバイなど、春の野山を彩る山野草がそろそろ咲き始めていました。良かった、これで主目的であった自然観察には少し収穫がありました。
野鳥観察はあまり期待していなかったのですが、セツブンソウの写真を一緒に撮っていた方から、「園内にミヤマホオジロが出ていますよ。」と、とても嬉しい情報を頂きました。これを逃す手はありません。
窮すれば通ずではありませんが、お陰様で拾い物のミヤマホオジロの写真を撮ることができました。そのせいか、眉斑と喉の部分に出ているレモンイエローの羽が、ひときわ綺麗に見えました。
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セツブンソウの撮影を早々に切り上げて、教えて頂いたポイントに直行しましたが、2名のカメラマンが撮影している向こう側から飛び立つ小鳥が見えました。聞けば、それがミヤマホオジロだったようです。何処かへ飛び去ってしまいました。仕方ありません、暫く我慢比べです。また出てくるまで待つ時間が、とても長く感じました。
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降り積もった雪の手前に降りていました。こんなところで餌探しをしていたようです。急いで三脚を据えて撮影開始です。撮った写真を確認すると、くちばしに植物の種か実のようなものを咥えていました。
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山野草観察のために足を運びましたが、現地でありがたい情報を頂き、思い掛けない収穫を得ることが出来ました。このミヤマホオジロは、1週間ほど前から確認されていたようです。2個体いたという話もありましたが、私が観察したのはこの♂の個体1羽だけでした。
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ひとしきり地面で餌探しをしていたミヤマホオジロが、舞い上がって枝先に留まってくれました。地面に降りているのが殆どですから、枝先に留まったところを撮影するのは、骨が折れます。
飛び去っても暫く待つと戻ってくれました。この辺り一帯を活動範囲としているようですが、どこへ出てくるか見つけるのが大変です。
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一昨年は、那須で間近に撮影できましたから、ミヤマホオジロ@那須と︎いうタイトルと、ミヤマホオジロの餌獲り@那須というタイトルで、それぞれ紹介させていただきました。その時は、群れで行動していましたから、♂も♀も一緒に撮影できてとてもラッキーでしたが、今回は♂だけですからちょっと寂しいです。
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たまたま近くの枝に留まってくれましたが、完全に枝被りです。なかなか思うような写真を撮らせてくれません。でも、簡単に撮影できたら面白味はないんでしょうね。いつかは頭の中に描いた理想のショットが撮れることを念じながら、野鳥写真の醍醐味を味わっていきたいと思います。
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この写真も、前景の枝被りがうるさいですが、羽の模様に注目すると、頭部と顔面と後頸が黒色で眉斑と喉が黄色です。また、背面は茶褐色ですが、首筋や肩羽の辺りに灰色の羽があるのもミヤマホオジロの特徴です。英名では、Yellow-throated bunting とされていますから、直訳すれば “喉が黄色いホオジロ” ということになりますね。
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ミヤマホオジロは冬鳥ですが、今年の関東地方の大雪にはビックリしたことでしょう。きっと、山で餌が拾えなくなり、こんな都内の公園に下りてきたんだと思います。でも、お陰で予期せぬ遭遇となったわけですから、この大雪には、ミヤマホオジロと遭遇できた分だけ感謝しておきます。
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今回のミヤマホオジロは、何度か枝に留まってくれましたが、撮影した写真が全て枝被りとなってしまいました。地面で餌を探している姿も良いのですが、できれば枝留まりのスッキリした写真が撮りたかったですね。
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by coffeeto | 2014-02-28 06:00 | スズメ目

ツグミ、ツグミ、ツグミ@前橋

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赤城山へ行ってスノーシューハイクを楽しみ、中腹の林道周辺で野鳥を探し、その後、麓の公園を回って自然観察をしてくるという、盛り沢山のスケジュールを立てました。出掛けてきたのが2月11日(火)の建国記念日のことでした。直前の週末は大雪で何処へも出掛けられず、この日にしわ寄せです。一泊二日の予定が組めたら、もっと余裕を持って楽しんで来られたのでしょうが、この日は飛び石の祝日ですから、日帰りの日程で遣っ付けて来なければなりません。強行スケジュールとなりましたが、午後から回った麓の公園で、何種類かの野鳥写真を撮影することができました。
公園を一回りして、駐車場へ戻って来た時、枝先に留まったままじっとしているツグミを見つけ、たくさんの写真を撮らせて貰いました。でも、今回このツグミの紹介だけでは芸がないので、これまで紹介してきた過去の記事も参照しながら、ツグミ特集のつもりでまとめてみたいと思います。
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さて、このツグミですが、大雨覆の各羽に注目すると、羽縁に白い縁取りが認められるので、第一回冬羽であると思われます。先日、奥日光で撮影したズミの実とツグミの記事で紹介した個体は成鳥と思われますから、その違いをちょっと比較してください。
また、雪にも負けず~ツグミとして紹介した個体も、大雨覆に白い羽縁が認められますから、第1回冬羽と思われます。参考にしてください。
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上空を気にするように見上げていますが、何か飛来したのでしょうか?
このツグミの羽衣は標準的な色合いだと思いますが、ツグミの羽衣の濃淡には個体差が多いですね。
以前、冬鳥ツグミとして紹介したのは色の濃い個体でした。あまりサンプルはありませんが、花畑のツグミとして紹介した個体は、少し色が淡い部類に入ると思います。また、亜種ハチジョウツグミというのもいて、こちらは胸の斑が赤っぽいところが特徴です。
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ツグミはそもそも冬鳥として我が国に渡来しますが、同じ仲間の中には、夏鳥として渡来してくる種類もいます。戸隠森林植物園のマミジロとの出会いや、栃木県下で観察した渓流沿いのクロツグミがそうですね。
また、同じく戸隠森林植物園で観察したマミチャジナイは、春と秋の渡り途中に多く観察できる種類になります。
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ツグミと同じく冬鳥として観察できる仲間として、シロハラが近いを紹介させてもらいました。また、迷鳥として観察することができたノハラツグミは、情報を貰って足を運んだ多摩川の河川敷で観察することができました。1年を通して観察できる種類としては、落ち葉を掻き分けるトラツグミなどがいます。
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同じツグミの仲間の中で、漂鳥として観察できるのは繁殖するアカハラで紹介していますが、アカハラは夏は高原で繁殖して、冬場は里へ下ってきます。でも、これとよく似たオオアカハラかなで紹介した個体は、冬鳥として渡ってくる亜種になります。また、島しょ部だけに観察することができる亜種として知られている、八丈島のアカコッコも紹介させてもらっていました。
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by coffeeto | 2014-02-26 06:00 | スズメ目

公園の野鳥@前橋

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私が野鳥写真を撮影する時の機材は、オリンパスのフォーサーズ機であるE5+300mmf2.8+EC14の組み合わせを常用しています。フォーサーズは、35mm判の機種に比べると軽量なのが売りですが、三脚に載せたまま担いで一日中歩き回っていると、さすがに身体に堪えます。そこで、更に軽量化したシステムとして、マイクロフォーサーズに移行したいと思っています。でも、今使っているサンニッパに匹敵するような、望遠レンズが無いのが玉に瑕でした。
しかし、先日「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4 PRO」が発表されました。発売予定は来年ですが、これは朗報です。35mm判に換算すると 600mmF4相当の超望遠レンズになりますが、マイクロフォーサーズですからかなり軽くなるでしょう。おまけにオリンパスのPROシリーズの描写性能はとても高く評価されているうえ、防塵防滴の仕様ですから、野鳥写真には打ってつけのレンズになると思います。
手持ちのマイクロフォーサーズ機のE-M5と組み合わせれば、行動範囲が更に広がってくれるものと期待が広がり、来年の発売が待ち遠しい、とても嬉しいニュースでした。
ところで、先日、赤城山へ遊びに行って、午後から麓の公園を回ってきましたので、そこで撮影した野鳥を紹介します。まず最初は、彩りも綺麗であったシメです。日当たりの良い、谷地の林で撮影しました。この個体は、目先が黒く、頭部の茶色が色濃く見えますから、♂の個体であることが分かります。
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この日(2月11日の建国記念日)は、朝から赤城山の覚満淵でスノーシューハイクを楽しみ、その後、日帰りですが何ヶ所か回って、野鳥観察まで楽しんでこようという強行スケジュールでした。時間的に余裕がなく、午後に足を運んだ公園では、駆け足で回ることになってしまいました。そのため、落ち着いて撮影できたわけではありませんが、車を停めた駐車場のすぐ脇で、モズを撮影することができました。
この個体は、過眼線が黒くなくて、胸から腹にかけて網目模様があることから、♀の個体であることが分かります。
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公園内の谷筋に面する斜面林には、積雪がまだ10cm以上残っています。シジュウカラの群れが飛び交っていました。積雪のため、地面で餌取りができませんから、樹上を元気に飛び回っています。
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日当たりが良い場所ですから、この斜面では雪が溶け去っていました。降り積もった枯葉の上を、1羽のビンズイが歩き回っていました。背面はオリーブ褐色で、胸から腹にかけて黒褐色の太い縦斑が目立ちます。耳羽の部分にある小白斑が、ビンズイを識別するポイントですね。
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ジュリリ、ジュリ、ジュリと鳴き交わしながら、エナガの群れがやって来ました。今まで静かだった公園が、急に賑やかになってきました。白と黒の配色の中に、ピンク色の羽が混じった可愛い姿が、枝先で踊っているようで、見ていても楽しくなってきます。
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完全に逆光の状態でした。私がいる場所からは、シルエットの中に影絵のような鳥影しか見えません。少し大きめな鳥でしたが、種類は全く分かりません。露出補正を思いっきりプラス側に回し、4コマほど撮影したところで飛ばれてしまいましたが、何とかアカハラと分かる状態で写っていました。撮影後にまた補正してみましたが、これが精一杯でした。
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アカハラがいたらシロハラにも出てもらいたくなります。谷筋の向こう側の雪が残った斜面で、隠れるように様子を伺っていました。ちょっと距離がありましたから、あまり大きく撮影できません。少し近づこうと思ったところで飛ばれてしまいました。
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雪の中に頭を出している切り株の上に、アオジが乗っていました。頭部が暗緑褐色で、目先が黒いですから、これは♂の個体になります。手前に被ってしまった枝が邪魔ですが、すぐに飛ばれてしまいました。
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最後は、氷の上に並んでいたカルガモのペアです。ここまで紹介した写真を撮影した公園とは別の公園です。....産地偽装があるといけませんから念のため....この写真は、オリンパスのマイクロフォーサーズ機であるE-M5+ED 75-300mm F4.8-6.7を使って、手持ち撮影したものです。E-M5は5段階分のボディー内手振れ補正が付いているということですが、手持ち撮影では歩留まりが悪いですね。
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by coffeeto | 2014-02-24 06:00 | 野鳥

赤城山のウソ♀@前橋

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2週続けて週末に大雪が降り、特に先週末の大雪は記録的な積雪になりました。仕事で出掛けていた娘の夫も大渋滞に巻き込まれ、雪の中で一夜を明かしたようですが、翌日無事に帰って来られたようです。こんな状況ですから、私も2週続けて週末に自宅待機となり、何処へも出掛けられなかったわけですが、これも記録的な出来事になります f^_^;;
天気予報では、東京地方は次の木曜日(2月20日)にまた雪という予報がありましたが、今回は回避できそうです。しかし、雪の多い地方では未だに支障が残っているようですから、一日も早い復旧をお祈りします。
....この記事は、予約投稿しています。....
今月は、このブログで紹介するレポートを、1日おきにアップしようと心掛けていますが、幸いなことに2月11日(火)の建国記念日の祝日は好天に恵まれて、赤城山の周辺で野鳥観察ができましたから、何とか穴を開けずにやり繰りが出来そうです。
今回は、その赤城山の中腹で観察したウソの♀を紹介します。
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前回紹介したカケスの写真を撮り終えて、厚く降り積もった雪の林道を戻る途中、雪原の上に映った茂みの陰影の中に、羽ばたく鳥の影が映りました。ハッと思って振り仰ぐと、すぐ脇の茂みの中で、2羽のウソ♀が餌獲りをしている姿を見つけることができました。
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高さは3mほどの小低木でしたが、枝先に小さな木の実が、少しずつ残っています。その小さな実が薄紫色をしていましたから、これはムラサキシキブであろうと思われます。こんな実でも、餌の少ない時期には貴重な食料源ですね。道路のすぐ脇でしたが、三脚を構えても警戒して逃げることもなく、その姿を撮影させてくれました。
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こんな風に細い枝にぶら下がって、アクロバチックな姿勢で実を啄ばんでいます。もう、あまりたくさん残っていませんから、少し無理な姿勢をとらなければ、餌にありつくことが出来ないようです。
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今度は、思いっきり背伸びするように伸び上がって、餌となる実を啄ばんでいます。おかげで、体下面の様子がよく見えます。胸から脇腹にかけては灰褐色ですが、下腹部から下尾筒にかけては白色ですね。
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細い枝の上で、餌取りをしようとすると、軽い鳥であるとはいえ、バランスを取るのが難しいようです。時折、このように羽ばたいて態勢を整えていました。
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ここでもバランスを取るために、羽ばたきをしていました。餌取りをするのも、なかなか大変そうです。
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ウソ♀の眼が、キャッチライトを受けて輝いているように見えます。先程、この林道の奥の方で、フィッ、フィッと鳴く声が聞こえていましたから、この近くには♂を含めた群れが来ているものと思います。でも、ここで撮影している間は、残念ながら2羽の♀の姿しか見られませんでした。
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先日、日立でアカウソ♂の写真を撮影することができました。その時は、♀の写真が撮れず残念でした。この個体の大雨覆の先端に、細い白帯があるのが気になります。あの時、アカウソ♀の写真を撮っていれば、この個体が普通のウソ♀であるのか、アカウソ♀であるのか判定する材料になったと思います。
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by coffeeto | 2014-02-22 06:00 | スズメ目

林道にいたカケス@前橋

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“コーヒー党の野鳥観察” のレポートは、何回分かを書き溜めて、予約投稿の機能を利用してアップロードしています。今、この記事を書いているのは2月15日(土)ですが、外は昨日の朝から降り続いた雪がかなり積もっているうえ、今朝からは雨に変わって酷い天気です。雨が上がったら今年2回目の雪掻きをしなければなりません。....雨で溶けてしまえばその心配もありませんが....先週も、週末の大雪で土日は雪掻きに忙殺され、その後の筋肉痛もあって、とても自然観察に出掛けられるような状況ではありませんでした。この週末も、同じような状況になってしまうと思うと、ちょっとうんざりします。でも、何処へも出掛けられませんから、撮り貯めた写真を整理しながら、ブログの記事を書くには丁度良い時間が取れると、気持ちを切り替えることにしました。
今回は、赤城山の周辺へスノーシューハイクを兼ねて野鳥観察に出掛けてきた時に撮影した、カケスの写真を紹介したいと思います。
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赤城山の大沼へ続く道路は、殆どの区間が除雪されていて、日陰部分に少し雪が張り付いている程度ですから、安全第一で車の速度を落とし、覚満淵の周辺でスノーシューハイクを楽しんでくることができました。もう一つの目的である野鳥観察をしようと、中腹のヤドリギがたくさん自生している場所へ下ってきました。道路脇にある駐車場に車を停め、傍らの除雪されていない林道方向へ、深い雪に足をとられながら、様子を見に行ってみました。この辺りの積雪は、40〜50cmくらいであったと思います。でも、気温が低いから雪がサラサラで、服についても濡れないので助かります。
林道の先の方でシカの群れが走り去るのが見えました。近くから、数羽の野鳥が飛び立ちます。慌てて三脚を据えて、ファインダー越しに追いかけると、少し離れた枝に留まったカケスを撮影することができました。
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カケスの群れは鳴き交わしながら、少し先の枝先に舞い上がりました。でも、ここで不用意に接近したら、さらに山奥に逃げ込んで行ってしまいます。深い雪の中でしたが、ここが我慢のしどころと様子を見ることにしました。....こちらが動きを止めて暫くすると、やがてカケスの群れは枝先を飛び回ってくれるようになりました。葉が落ちて見通しが利きますから、この環境であれば写真も撮りやすいですね。近くの枝先に飛来してくれた、カケスを撮影することができました。
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カケスは、カラスの仲間の野鳥ですが、カラスのように黒一色ではなく、背面は紫色味のある褐色です。そして、何といっても次列風切にある青色の羽の部分が、遠くからでもよく目立つポイントになります。
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頭を下げて、周囲を窺うような姿勢を取っています。胡麻塩頭ですが、顔面が黒いですから、白色の虹彩がひときわ目立ちます。でもやはり青色と黒色の横斑が交互に並んだ、次列風切の羽が綺麗ですね。
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「お前は誰だ!」と言わんばかりに、太い木の幹から顔を覗かせ、こちらを睨まれてしまいました。....おっと、これは赤城山の天狗様ではありませんか。....私は、東京から来たコーヒー党と申します。決して怪しい者ではございません。....あまり長居せず、麓の公園に下って遅めの昼食を頂くことにしました。
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by coffeeto | 2014-02-20 06:00 | スズメ目

ズミ林のアトリ@前橋

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先日は、奥日光の戦場ヶ原でスノーシューハイクを体験してきました。だいぶ慣れてきたところで、また野鳥観察をしながら、雪原を歩き回りたくなり、3回目のスノーシュ-ハイクとして、赤城山の周辺を歩いてみることにしました。今回は、赤城山公園ビジターセンターに車を停め、覚満淵(かくまんぶち)を一周するお気軽コースとしましたが、雪の深さは前回歩いた戦場ヶ原の2倍くらいで、年始に初めてスノーシューハイクを体験した清里高原に比べると、今回はたっぷり3倍くらいの積雪でした。
ところで、神話の世界のお話では、その昔、日光男体山の神様と、赤城山の神様が中禅寺湖の水をめぐって争いとなったそうです。男体山の神様が大蛇に化身し、赤城山の神様が大ムカデに化身して、戦場ヶ原で戦ったそうですが、劣勢であった男体山の神様が奥州から猿丸という弓の名手を呼び寄せ、大ムカデの目に矢を命中させて、撃退したということですね。
神話の世界のお話はともあれ、戦場ヶ原の周辺とともに、赤城山を中心とした周辺一帯も野鳥観察の適地であるようです。覚満淵の周遊路の脇にあるズミの林で、アトリの群れを観察することができました。
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車載の温度計で外気温はマイナス9度と表示されていましたが、日が当たって良いお天気でしたから、さほど寒さは感じません。覚満淵の周遊路に踏み込むと、そこには70~80cm程度の雪が降り積もり、辺り一面眩しいほどの銀世界になっていました。とても静かな環境でしたが、時折カラ類やツグミの鳴く声が響いてきます。遠くに、キツツキのドラミングの音も聞こえてきました。
体が温まり、少し汗ばんできたかなと思う頃、ズミの樹でたくさん生っている実を採餌する、アトリの小群を見つけることができました。1ヶ月ほど前に、清里高原でたくさんのアトリを撮影しましたが、あのシーンが再現されたようです。頭の黒いこの個体はアトリの♂になります。
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枝の間から顔を覗かせてくれたこちらの個体は、上の写真の♂に比べると頭が灰褐色で、眼差しも柔らかさを感じます。羽衣の色合いも全体的に淡いですから、この個体はアトリの♀であることが分かりました。アトリ科の鳥は尾羽の先端が、魚の尻尾のような凹尾であるところが特徴ですが、この写真ではその形状が分かる状態で写っていてくれました。
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前景に小枝がうるさく被っていますが、先ほどの♀の個体が日の当たる枝先に出てくれました。私は、ズミの樹のすぐ下から、上を見上げる苦しい姿勢で撮影しています。すっかり雪に覆われた世界で、他に餌となるものがありませんから、こんなに近寄っていてもアトリの群れは採餌に夢中で、私の存在は全く気にしていないようです。それとも、ここには外敵がいないので、こんなに近くから撮影させてくれたのでしょうか?
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頭の黒い♂が、今まさにズミの実に喰いつこうとしているところです。
“痛快!丸かじりッ”というのが、どこかのコマーシャルのキャッチコピーとしてあったような気がしますが、そんな感じのワンショットでした。アトリ君からは、「いただきまぁ~す。」の声が聞こえてきそうです。
写真をよ~く見ると、頭部は一様な黒色ではなく、顔面は黒色ですが、後頭部は暗褐色に色分けされていました。図鑑にも記載がありませんが、初めて気が付きました。
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かじり獲ったズミの実の果肉を、くちばしの脇に付けたまま、頬ならぬ喉を膨らませているアトリ君です。お腹をまん丸に膨らませて、至福のポーズといったところでしょうか?
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さて、こちらは♀の個体を背面から撮影したものですが、背面のウロコ模様がよく目立ちます。特に腰の部分に注目してください。これもアトリの特徴ですが、腰の部分が真っ白なのです。風切羽の間に、僅かにそれが覗いていますね。
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それから、これは♀の個体を撮影したものですが、わき腹の下側に、淡黒褐色の水玉模様のような小斑が並んでいるのが分かります。♂も♀もこの小斑が出る個体と出ない個体がいるような気がします。....単に隠れて見えないのかもしれませんが....あるいは、これがアトリのステージを判定する材料になるのではないかと思っています。今後、観察する時に確認したいポイントですが、どなたかご存知の方がいたら教えてください。
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今回は、とてもラッキーなことに、いずれの写真も数m以内の距離から撮影することができました。精悍な表情をしたアトリの♂ですが、抜けるような青空をバックに、黒、オレンジ、白の三色の彩りがとても引き立って見えました。
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by coffeeto | 2014-02-18 06:00 | スズメ目

ズミの実とツグミ@奥日光

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昨シーズンは、感動さえ覚えるようなレンジャクの群と遭遇することができました。あの夢をもう一度と訪れた戦場ヶ原に、今年はその姿を見つけることが出来ません。年によって渡ってくる鳥の様子は、随分違うものだと実感させられます。ここにあるズミの木には、餌となる実がまだたくさん残っているというのにです。例年であれば、もう渡来していてもおかしくないと思いますが、どうしてしまったのでしょうか?
すっかり雪に埋れた戦場ヶ原のズミ林は、鳥影も少なく、寂しい状況でした....少し肩を落としかけていた時、ケッケッケッケェ〜ッと鳴きながら1羽のツグミが飛来してくれました。
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周囲はすっぽりと雪に包まれていますから、とても餌が拾える状況ではありません。この枝に残っているズミの実は、この季節を生き抜く野鳥たちにとって、貴重な食料源になっているはずです。ここにはまだたくさん残っていますから、ツグミも安心してお腹いっぱい食べられるでしょう。
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戦場ヶ原は雪に埋もれ、とても寒くて厳しい環境の中ですが、ここは他の野鳥にとっても、餌が得られるとても大事な場所になるのでしょう。柔らかい冬の日差しを受けて、ツグミの瞳がキラキラッと輝きました。
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冷え込んでいますが、とてもよいお天気に恵まれました。スノーシューハイクを楽しみながらここまでやって来ましたが、お目当てのレンジャクの群れとの出会えは叶いませんでした。でも、姿を見せてくれたこのツグミは大変嬉しい被写体となりました。青空をバックに、枝先に留まってくれたツグミが思っているのは、温々とした陽だまりのねぐらのことでしょうか、それともやっぱり餌のこと?
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枝先に留まったツグミが、ズミの実を食べています。他に野鳥の姿は見えませんから、このたくさんの実が全部食べ放題です。今日はこの席を独り占めできましたが、明日もこの席は予約しておきたいところですね。
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ツグミが走っています。かなりのスピードで疾走していました。白一色でよく分かりませんが、雪を蹴りたてながら走っていく姿を撮影することができました。
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雪原に一人(羽)佇んで、何を思っているのでしょう。先ほどから、かなり長い時間ジッとして動きません。ここで、餌が拾えるわけではありませんが、地面でミミズなどを獲る習性のあるツグミは、枝先に留まっているより、何もなくても雪原に下りているほうが安心できるのでしょうか?
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by coffeeto | 2014-02-16 06:00 | スズメ目

冬も元気なキバシリ@奥日光

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この日は、野鳥観察を兼ねてスノーシューハイクを楽しんでこようと思い、奥日光の戦場ヶ原を歩き回ってきました。野鳥撮影用の望遠レンズ(オリンパスE-5+300mmF2.8+EC14)を担いでいたので、今回はストックなしのトレッキングになりましたが、雪は思ったほど深くなく、スノーシューも脚になじんで快適なスノーハイクができました。
オリンパスの一眼レフは、フォーサーズ規格を採用していて、35mm判一眼レフに比べると、受光素子の面積が約半分の大きさですが、撮影時の焦点距離は35mm判換算で概ね2倍になり、システム全体を小型軽量化できるところが大きな利点となります。
このため、私のシステムでは600mmF2.8相当の望遠レンズを使っていることになり、これにEC14(テレコンバーター)を組み合わせて撮影すると、実質焦点距離は840mmF4.0ということになります。35mm判でこのシステムを組むと、全体の重量は今よりずっと重くなってしまうと思いますが、軽量化できているとはいえ、この望遠レンズを担いで一日中歩き回っていると、ジワリジワリと負担に感じるようになってしまいます。
三脚を担いで雪原を抜け、青木橋から泉門池へ向かう途中で、2羽のキバシリが交互に樹間を飛び回っているところに出くわしました。
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今回、撮影していて感じたのは、雪原で三脚を構えて撮影することの難しさでした。雪の中に脚が潜ってしまって、撮影しようと思っても、カメラが安定しません。これで、何回シャッターチャンスを逃してしまったことでしょうか....続けざまにチャンスを逃してつくづく思ったのは、三脚の脚の先にもストックの先端につけるような、スノーバスケットが必要であるということでした。手持ちで撮影できればそんなに問題ないのでしょうが、サンニッパの撮影に三脚は欠かせません。
これは、キバシリが樹肌に取り付いたところを撮影したものですが、三脚が上手く立ってくれなくて、この時は三脚ごと手持ち撮影しているような状況でシャッターを押していました。
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キバシリはかなり忙しく動き回りますから、三脚が安定していなければ、その動きを追い続けることが難しいですね。三脚がいったん自立してくれたと思っても、しかし、そこからまた深く潜ってしまいますから、始末の悪いことこといったらありません。でも、キバシリはそんなことにはお構いなく、元気に走り回ってくれました。
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ここでは、たまたま2個体のキバシリが連れ添うように行動を共にしていました。お陰で、カメラで追いかけていた個体が幹の裏側に隠れてしまっても、別の個体を追うことができましたから、撮影条件には恵まれていたと思います。....撮影結果は別ですが....(≧∇≦)
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すっかり雪に覆われた冬の奥日光は、餌が取れなくなった鳥たちの多くは、既に里へ下ってしまったように思います。全体的に鳥影が薄いという印象でした。でも、このキバシリは樹皮の裏側などに潜んでいる、昆虫類の卵や蛹などを餌として獲っていますから、冬も元気に飛び回っていました。
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キバシリは全長14cmと体が小さい上、背面は保護色となって樹肌と同じような色合いをしています。したがって、樹肌に張り付いたようにジッとしていると、そこにいてもなかなか気が付きませんが、側面から見ると、胸からお腹にかけて白色ですから、このような姿を容易に見つけることができます。くちばしは細くて下に湾曲していますが、この形状のおかげで、樹皮の下にいる昆虫などを捕まえやすくなっています。
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by coffeeto | 2014-02-14 06:00 | スズメ目

湯川沿いのオオマシコ♀@奥日光

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白一色の銀世界を歩き回りたくて、昨年末にスノーシューを購入しましたが、もちろんその目的の一つに、野鳥観察をすることも含まれています。先日は、清里高原でスノーシューハイクを初体験してきましたが、野鳥観察では、期待していた以上に多くの成果を上げることができましたから、気を良くしていました。
今回は、2回目のスノーシューハイクとして、奥日光の戦場ヶ原を歩いてみることにしました。コースに沿って歩くのは、通常のハイキングと同じですが、緑の中を歩く時と違って、冬の雪原は視野が異なりますから新鮮味があるし、雪の上をフワフワ歩くあの感覚は、異次元の世界を体験しているようで、とても面白いですね。そして、東京近郊では決して見ることのできない、雪の中で生活する生き物を間近に観察できるのは、他の何物にも代え難い楽しみです。
スノーシューの効果に助けられながら、降り積もった雪の上を、湯川の流れに沿って歩いていたところ、1羽だけで単独行動していたオオマシコの♀を観察することができました。
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昨シーズンは、雪が降る前に来たのですが、ズミの林でレンジャクの群との思いがけない遭遇の機会に恵まれました。間近に観察した姿は神々しく、体が震えるほどの感激でした。今シーズンも、あの感激をもう一度と思いましたが、その願いは未だに叶えられていません。
今回、雪が積もった湯川の川岸で見つけたのは、岸辺に流れ着いた植物の種子を拾う、このオオマシコの♀でした。
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岸辺で見つけたオオマシコ♀ですが、最初に発見したときは後姿だったので、この鳥が何なのか全く見当も付きませんでした。水辺という環境でしたから、オオマシコの活動する環境と直接結びつかず、判断に迷ってしまいました。でも、腰の部分に赤い羽が見えたことで、オオマシコであることが分かりました。この個体は、額の部分にもわずかに赤色味が出ていますが、全体に淡色であるところから、第1回冬羽の♀になると思います。
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これまでオオマシコを観察したときは、いつも10羽前後の小群で活動していましたから、今回のように単独行動をとっている個体を観察するのは初めてでした。それも、この個体が一体誰なのか判断に迷う要因の一つになったわけです。
他の群れの仲間たちはどこにいるのでしょうか?現地でも、近くに♂が見られるかもしれないと、周囲を確認してみましたが、残念ながらこの♀は単独で行動していたようです。
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ここは、泉門池(いずみやどいけ)と呼ばれるところで、近くから湧水が滾々と流れ出しています。おそらく、湧き水が温かいために、この辺りの雪が解けていたのではないかと思います。周囲はすっかり雪の中に埋もれていますから、岸辺が露出しているこの辺りが、オオマシコにとって餌が拾える貴重な場所であったと思います。
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この苔むした岩の上には、橙色をした果皮片のようなものが落ちていました。これが一体何であるかは分かりませんが、オオマシコはしきりに啄ばんでいました。餌の少ない時期ですから、こんな物でも大切な食料源になっているようです。
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by coffeeto | 2014-02-12 06:00 | スズメ目

朝日の中のルリビタキ@日立

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このところ野鳥観察に出掛ける時は、時間と効率を考えて車中泊することが多くなりました。私の車(エクストレイル)は、後部座席を畳めば、セミダブルベッド程度のフルフラットなスペースができますから、一人で寝るには十分な空間になります。サブバッテリーから100Vの電源を取り、冷蔵庫代わりのクーラーボックス(これが優れものですから、後日詳細をレポートします。)を積めば、2〜3泊の行程でも苦になりません。そうすれば、日帰りでは厳しい場所でもゆとりを持って出掛けられるし、観察する時間も長く取れます。しかし、目的地に近い場所で車中泊できれば良いのですが、トイレのある場所に縛られてしまいます。理想を言えば、温泉付きの道の駅が最高です。5〜700円で入浴できますから、とても嬉しい場所なのですが、思い通りのスケジュールで動けないこともあります。この公園は、近くに道の駅がありません。でも、入口の駐車場にはトイレもありますから、ここで車中泊することにしました。
夜明けとともに湯を沸かし、コーヒーを淹れて朝食です。買い置きのサラダとサンドイッチにバナナ1本とヨーグルトというのが、私の車中泊する時の定番の朝食メニューですが、自宅にいるときとほぼ同じ内容です。
朝食を済ましたら、さあ野鳥観察に出発です。この日は、朝日の中に踊るルリビタキを観察することができました。
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“おはようございますッ!”と、朝日の中で踊るルリビタキから、声を掛けて貰えたような気がしています。気持ちの良い爽やかな出会いでした。
この公園は、イスカが見られるという情報で足を運びましたが、出が悪いようです。初めて訪れた公園ですから、園内を探索しながら野鳥を探し求めてみることにしました。....私はこの前日、イスカの群と遭遇もしていましたから....
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園内を周回する散策路から、北側の展望台に向けて登る山道があります。その取っ付きのところに、向こう側が見通せるような疎らな茂みがありました。新鮮な空気を吸いながら、足取りも軽く登っていくと、そんな茂みに動く鳥影を見つけました。朝一番のルリビタキとの出会いでした。
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このルリビタキにとっても、朝の今の時間が朝食の大事な時間なのでしょうか?とても活発に動き回って、餌探しをしているようでした。朝日を浴びて、元気ハツラツとしたルリビタキが輝いているように見えます。
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ルリビタキ♂の成鳥冬羽です。頭部から背面にかけては綺麗な青色で、胸からお腹にかけては白色です。また、脇羽に覗く、綺麗なオレンジ色の羽が綺麗ですね。この個体には、白い眉斑がはっきり出ていますが、中には眉斑の出ない個体もいるようです。
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メーテルリンクの童話に、チルチルとミチルの兄妹が、幸せを運ぶ青い鳥を探しに行く話があり、このルリビタキがそのモデルであると聞いたことがあります。童話の中では青い鳥を連れ帰ることができませんが、兄妹は自分たちのすぐ周りに幸せがあることに気が付いたようです。
この青い鳥も、捜し求めてもなかなか見つかりませんが、早起きしてみたら、すぐ目の前に現れてくれました。....三文の徳でした....
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by coffeeto | 2014-02-10 06:00 | スズメ目