<   2013年 10月 ( 16 )   > この月の画像一覧

賑やかなオナガ@葛飾

f0055184_2129562.jpg
秋色も濃厚になってきました。この週末はどこへ出掛けようかと思案していましたが、近場で渡り途中の小鳥類が残っていれば観察してこようと、水元公園に足を運んでみることにしました。 しかし、ここは都立公園ですが、駐車料金が高めに設定されているところが難点で、丸一日、朝から夕方まで駐車していたら、その料金は馬鹿になりません。でも、水元公園の場合、外周道路には駐車禁止の規制が掛かっていませんから、早く行けば、無料で路上駐車することが可能になります。そんな訳で、この日は早朝から足を運んできました。
カメラを担いで歩き始めると、色づいた木々の間を賑やかなオナガが飛び回っていましたから、まず最初に紹介したいと思います。
この日、お目当ての渡り途中の小鳥類はというと、何とかキビタキ♀を撮影することができましたので、後日紹介したいと思いますが、園内の小合溜には、もうカモ類が渡来していて、鳥相は少しずつ冬鳥へと移行しているようですね。
f0055184_2130285.jpg
オナガの群れは、こちらの枝からあちらの枝へと、ギャーギャーと賑やかに飛び回っています。朝の公園の静寂を、そのけたたましさで一瞬に打ち破るような、元気なオナガたちでした。
f0055184_21301115.jpg
オナガは、カラス科に属する野鳥ですが、頭部は黒いものの背面は淡い灰色で、胸からお腹は白色、風切羽と尾羽は水色という、真っ黒なカラスに比較すると、とても美しい色合いをしています。色づいた葉の間でも引き立って見えますね。
f0055184_21294812.jpg
長い尾羽がスマートで、見た目の姿かたちは、爽やかささえ感じられるオナガですが、その声だけはいただけません。ギャーギャーと鳴く声は、やはりカラス科の鳥の面目躍如といったところでしょうか。
f0055184_21301849.jpg
水草が繁茂する小合溜の上に降りて、ここで何やら餌獲りをしているようでした。オナガにとって、一体どんな美味しい餌があるのでしょうか?距離があるのと水草に隠されて、それが何であるかの確認はできませんでした。
f0055184_2130259.jpg
小合溜の対岸にある茂みの中で、オナガの群れが羽を休めていました。向こう岸までずいぶんと距離がありますが、賑やかなオナガたちの鳴き声は、こちら側まで響いてきました。
[PR]
by coffeeto | 2013-10-31 06:00 | スズメ目

公園の野鳥達@さいたま

f0055184_21112681.jpg
10月に入り秋も深まってきましたが、渡り途中の夏鳥達を撮影したいと思い、近郊の秋ヶ瀬公園へ出掛けてきました。だいぶ涼しくなってきましたが、この日は朝から良いお天気で、少し歩くと汗ばんでくる陽気です。
そのうえ、ヤブ蚊がとてもたくさんいて、虫除けスプレーをたっぷり掛けても、あまり効果が認められないような状況です。できれば、蚊のいない環境で野鳥の出現を待ちたいと思うのですが、野鳥の飛来しそうな場所に限って、ヤブ蚊の天国になっていたようです。近くを散策する人は、蚊取り線香をぶら下げて歩いていましたが、頷ける対策です。
偶然ですが、カメラを担いで散策していたら、向こう側の道から草原を横切って、真っ直ぐこちらに向かって来る人がいました。誰だろう?.....数メートルの距離まで来て、初めてあしだち(足立・自然にふれあう会)会員のミルフィーユさんであることに気が付きました。あの距離から、よく私と分かったものです。近況連絡など、暫く話して別れましたが、間も無く、彼からキビタキが出ているようだとの連絡が来ました。これは、その場所で撮影したキビタキ♀です。
f0055184_21112027.jpg
連絡を貰った場所へ行って、暫く待っていたらキビタキ♀が飛来してくれました。でも、あちらこちらと飛び回って、どうも落ち着きがありません。
まだ葉が茂っているうえ、梢の見え難い場所に留まりますから、なかなか思うような写真が撮れませんでした。キビタキの♂も見られたようですが、残念ですがこの日はカメラに収めることができませんでした。
f0055184_21123538.jpg
少し見通しが効く場所で野鳥の飛来待っていたら、顔や首など露出しているところを何ヶ所もヤブ蚊に刺されてしまいました。多少の痒みは我慢しながら粘っていると、頭上を動き回る小鳥に気が付きました。慌てて振りかぶって撮影したのがこの写真です。体形から、ムシクイの仲間であろうと思われました。
f0055184_21124074.jpg
飛び回っているときに、木の葉の間にその姿がチラチラと見えるのですが、全身が見える場所に留まることがありません。やっとのことで撮影したのがこの写真ですが、これを見ながら識別してみると、白い眉斑が明瞭に確認できます。胸から腹にかけては、汚白色でこれといった特徴はありません。木の葉越しにチラチラ見えたところでは、オリーブ色味が感じられましたから、センダイムシクイではないかと思いますが、全く自信がありません。
f0055184_21114350.jpg
渡り途中の夏鳥を撮影しようという、所期の目的は完全に達成できたとは言い難い状況になってしまいました。でも、せっかく足を運んできた公園ですから、それ以外の野鳥でも少しは写真も撮っておかないと、このブログで紹介するネタ切れになってしまいます。.....というわけで、これはギィーッと鳴きながら飛来してくれたコゲラです。
f0055184_21114814.jpg
コゲラは、雌雄同色とされていますが、耳羽の部分に赤い羽が出ているのが♂で、無いのが♀です。赤い羽が見えれば♂といえますが、隠れて見えないこともあります。胸から腹部にかけて褐色の縦斑があります。日本のコゲラは9亜種が知られていますが、南の方へ行くほど、この縦斑が太くなる傾向があるようです。
f0055184_2112913.jpg
かなり薄暗い、うっそうとした雰囲気の森の中です。苔むした木の幹に飛来したシジュウカラが、枝に片脚をかけてポーズをとっています。
“僕が、この森一番のハンサムボーイ!!” そんな声が聞こえてきそうな写真になりました。
f0055184_2094674.jpg
おっとそのシジュウカラ君ですが、何か細長いものを咥えてきたようです。どうやら、キセル貝の仲間を餌として見つけたようです。陸上に生息する貝の仲間ですが、カタツムリなどと近い種類になるようです。
シジュウカラにとっては、良い獲物にありつけたというところですね。
f0055184_2113262.jpg
キーキーキー、チキ、チキ、チキ....と、どこからか高らかな鳴き声が響いてきました。この声は、言わずと知れたモズの高鳴きです。夏の最中には、全く聞こえなかった声ですが、秋風が吹き始めるとともに当たり前のように聞こえてきます。それも必ず木の天辺から.....見つけやすいですね。
f0055184_2113757.jpg
とても高い木の頂で高鳴きしていたモズですが、良く見ると過眼線は茶褐色をしています。♂の過眼線は黒色ですから、これは♀の個体であることがわかります。また、胸からお腹にかけて、網目模様が認められますが、これも♀を見分けるときのポイントになります。
[PR]
by coffeeto | 2013-10-29 06:00 | 野鳥

アカゲラ@戸隠

f0055184_2023637.jpg
10月の三連休を利用して足を運んだ戸隠森林植物園では、紅葉が始まったばかりでまだ木々の葉が落ち切っていませんから、野鳥たちが枝先に飛来してくれても、観察する時には、ちょっと邪魔になってしまいます。
それでも、緑の葉と少し色付いた葉が混じり合う、柔らかい風景の中に野鳥が溶け込んでくれると、何とも言えないメルヘンチックな雰囲気を醸し出してくれますね。今回は、そんな背景の中にアカゲラが飛来して、主役になってくれました。
今回の三連休では、二日目まで野鳥写真に成果が上がっていませんでしたから、最終日は野鳥写真の撮影だけに狙いを絞って、早朝からフィールドへ飛び出してきました。しかし、帰りの高速道路の大渋滞が予想されましたから、昼前には帰路につきたいと思っていました。
ラッキーなことに、入口広場からモミの木園地へ向かう途中で、コブシの実を啄ばむツグミの仲間がたくさん撮影できました。そこそこの成果が上がりましたから、早く車に戻って遅い朝食をとろうと、高台園地からみどりが池方向へ向かう探鳥路を歩いていたのですが、その時、思いもがけずこのアカゲラの写真が撮影できました。
f0055184_204454.jpg
そのアカゲラが、木の幹に留まったまま羽ばたきをしてくれました。おかげで、翼の内側の模様が見える状態で撮影できました。翼の内側には、黒地に白い班が多数並んでいますから、鷹斑模様のようにも、鹿の子模様のようにも見えます。
f0055184_2024933.jpg
植物園の園内で、アカゲラはキョッ、キョッと鳴きながら林内を飛び回っていましたから、その存在はすぐに分かるのですが、何せ高い樹の幹に止まりますから、枝越し、木の葉越しの撮影となって、なかなか思うようなシャッターチャンスに恵まれません。
f0055184_2025413.jpg
この場面では、上手く全身が見える場所に留まってくれましたから、背面の模様も撮影することができました。アカゲラのトレードマークである下尾筒の赤いが分かりますが、後頭部にも赤色の羽がありますから、この個体は♂であることが分かります。
f0055184_2024117.jpg
背面は、黒い羽で覆われていて、同じキツツキの仲間のオオアカゲラとよく似ていますが、背面にはこのように逆ハの字型の白斑が出ていますから、アカハラの識別ポイントとなります。
f0055184_203013.jpg
植物園の中は、まだまだ木の葉が生い茂っていましたから、なかなか全身が見える場所に留まってくれません。とにかく少しでも姿が見えるとシャッターを押していましたから、これは、おまけの1枚です。
[PR]
by coffeeto | 2013-10-27 06:00 | キツツキ目

マミチャジナイ@戸隠

f0055184_17113917.jpg
長野県の戸隠神社は、すぐ脇に駐車場があって誰でもすぐに参拝できる中社と、入口から杉並木を2kmほど歩かなくては参拝できない奥社が良く知られていますが、そのほか宝光社などとあわせて、全部で5社の社殿で構成されています。今回、私が自然観察のために足を運んだ戸隠森林植物園は、奥社へ続く参道に沿って、自然林がそのままの姿で残され、植物園が形作られています。そのため、歴史を感じさせるような巨木もたくさん見ることができます。
戸隠森林植物園には、10月の三連休を利用して行ってきましたが、初日は植物観察が中心となり、二日目は戸隠山への登山なども楽しんでいたため、野鳥観察に関しては思ったような成果が上がりません。焦りを感じながら、三日目は夜明けとともに朝食もとらずにフィールドへ飛び出しました。
早朝で、人っ子一人いない園内を、入口広場からモミの木園地に向けて進んだところ、散策路のすぐ脇のコブシの木に、たくさんのツグミの仲間が集まっていました。助かった~ッ!これで、野鳥写真も撮影できます。
f0055184_17115333.jpg
コブシの木に生っている赤い実を啄ばむために、たくさんのツグミの仲間が飛び交っています。見ていると、大体2個体がペアで鳴き交わしながら一緒に飛来しているようで、この木を中心にいくつものペアが飛び交っているようで賑やかでした。
f0055184_17121649.jpg
高い木の上を飛び回っていますから、なかなか撮影チャンスに恵まれません。上手く見える場所に留まってくれたこの個体は、ツグミの仲間であることはすぐに分かりますが、白い眉斑と眼の下にも白い斑が明瞭に出ていることから、旅鳥のマミチャジナイであることが分かりました。
f0055184_17114320.jpg
下尾筒が良く見える体勢で撮影することができました。でも、取り立てて何の模様も特徴もありません。強いて言えば、腹部から下尾筒にかけては白くて、尾羽の裏側は暗色であることが分かります。
f0055184_17113337.jpg
さて、この個体は、背面に白い線が1本入っているように見えます。これは、大雨覆いの各羽の先が白くなっていて、それが並んでいることから、白い線のように見えているわけですが、この羽縁の白い斑が出ていることによって、この個体は今年生まれの若鳥であることが分かります。
f0055184_1711621.jpg
マミチャジナイは、胸から脇腹にかけて橙色の班が広がっていますが、お腹は丸く白色に抜けています。雌雄同色とされていますが、♂の頭部は青味のある灰黒色で、♀の頭部は褐色であるようですから、観察条件が良ければ雌雄の識別も可能であると思います。
f0055184_17114897.jpg
戸隠森林植物園はとても広い場所ですが、散策路がよく整備されていますから、自然観察がしやすい嬉しい環境です。
でも、野鳥はどこでも見られるわけではなく、餌となる木の実や虫などがたくさん確保できる場所に集まって来ますから、どの野鳥が何を好んで食べるか、事前に確認しておく必要があります。それが分かれば、後はその場所へ行くだけです。
f0055184_17121039.jpg
このマミチャジナイは、コブシの実が好物であるようです。コブシの木には、他のツグミもたくさん集まっていました。また、ムギマキはツルマサキの実が大好物であるようです。慣れてくると、枝ぶりなどからツルマサキなどはすぐに見分けられるようになります。
[PR]
by coffeeto | 2013-10-25 06:00 | スズメ目

ゴジュウカラ@戸隠

f0055184_16381961.jpg
戸隠森林植物園は、例年春と秋のシーズンに足を運んで自然観察を楽しんでいますが、野鳥にしても山野草にしても、行けば必ず何らかの収穫がありますから、私にとってはとても嬉しい自然環境です。
今回は、昨年に続き渡り途中のムギマキを観察しようと、10月の三連休を利用して行って見たのですが、餌となるツルマサキの実が熟していないため、その姿を見ることは出来ませんでした。でも、コブシの実が熟していましたから、ツグミの仲間がたくさん観察できました。
木の実の熟し具合で、見られる鳥の種類は随分異なりますが、今回観察することができたのは、ツグミばかりではありません。これは留鳥のゴジュウカラですが、黒い木の実を咥えて、頭上の枝に飛来し、間近にその姿を見せてくれました。
f0055184_1638368.jpg
このゴジュウカラですが、黒い木の実を咥えたまま、樹上で暫くあちらを向いたり、こちらを向いたりと落ち着きがありません。
そのお陰で、下尾筒にある赤褐色の羽の模様まで撮影することができました。
f0055184_16384224.jpg
隣の木の枝に飛び移りました。どうやら、咥えている木の実を置いて、くちばしで突ついて果肉を食べることができる、安定した場所を探しているようです。
f0055184_1639349.jpg
やっと、木の実を置いて突つくことができる、安定した場所を見つけたようです。小気味好い音で、コンコン、コンコンと木の実を突つく音が聞こえてきました。
キツツキの仲間が木の幹を突つく音と似ていますが、音は小さめで、突つく速度はキツツキより遅めです。
f0055184_16394938.jpg
上手く木の実が食べられたようですね。満足そうに頭を上げてくれました。さて、次は何処へ行って餌を探そうか? そんな余裕の伺える姿でした。
f0055184_16393814.jpg
飛び去ろうとした瞬間、直ぐ下を見ると、カメラのレンズが目に入ったものと思います。断りもなく黙って撮ったねと、ちょっと睨まれてしまったように感じました。
[PR]
by coffeeto | 2013-10-23 06:00 | スズメ目

アカハラ@戸隠

f0055184_21522749.jpg
10月の三連休に、長野県の戸隠森林植物園へ足を運んできました。
ここには、四季を通じて野鳥観察の適地として知られていますが、秋の今の時期はたくさんの木の実が生って、渡り途中の野鳥達が栄養補給のために、逗留する中継地点としてはうってつけの場所であるようです。コブシの実が生っているこの木に、ツグミの仲間がたくさん集まっていました。暫く観察していると、マミチャジナイやシロハラなどが集まってきましたが、このアカハラもよく姿を見せてくれました。
f0055184_21522151.jpg
アカハラは、この辺りで繁殖する野鳥です。冬の間は里に降りて、公園の植込みなどで観察できますが、今の時期はまだ、繁殖期を過ごしたこの辺りで栄養補給をしているようです。
f0055184_21515387.jpg
我が国で観察できるアカハラには、千島列島で繁殖する頭部の黒い亜種オオアカハラと、この辺りで繁殖する亜種アカハラの2種類がいます。これは、当然亜種アカハラになると思います。
f0055184_215207.jpg
コブシの実を咥えていますが、アカハラは本来昆虫類やミミズなどを採食しています。しかし、秋の今の時期はこのように木の実も採食しているようです。
f0055184_2152741.jpg
アカハラは、全長24cmのツグミの仲間です。雌雄はほぼ同色ですから、♂と♀を識別することはできません。胸から脇腹にかけては、このように橙色で、名前の由来となっています。
f0055184_21521485.jpg
コブシの実を啄みに来ている個体ですが、左上に写っている下尾筒だけが見える個体はマミチャジナイです。
[PR]
by coffeeto | 2013-10-21 06:00 | スズメ目

サメビタキとコサメビタキ@戸隠

f0055184_20312749.jpg
10月12日(土)~14日(月)の三連休は、秋晴れで気持ちの良い晴天に恵まれました。絶好の機会ですから、野鳥観察と山登りの両方を楽しんでこようという目的で、長野県の戸隠へ行ってきましたが、行楽日和の三連休ですから、当然のことながら高速道路の大渋滞が予想されました。いつものように仕事が終わった前夜に出発して、どこかのサービスエリアで仮眠を取ろうと考えていましたが、直前で仕事関係のスケジュールが重なり、土曜日の早朝に出発することにしました。
たまたま午前3時前にあった地震の揺れで眼が覚めましたから、これ幸いと準備をして出発したところ、午前8時前には現地に到着することができました。
さて、この写真ですが、コブシの実を食べに集まるツグミの仲間を撮影しようと待ち構えていたところ、ヒタキの仲間が飛来してくれました。何とか数枚の写真を撮影することができたわけですが、撮影した時には種類まで識別することはできませんでした。
f0055184_20313729.jpg
昨年に続き、ツルマサキの実を食べにくるムギマキを狙っていたのですが、ツルマサキの実はまだ殆ど開いていません。だから、コブシの実を食べに来たのかと思ったのですが、上の写真を見ると、汚白色のアイリングがあることが分かります。また、目先は白っぽくありませんから、おそらくサメビタキではないかと思います。
f0055184_20314297.jpg
サメビタキは喉から胸にかけて、褐色の汚れのような斑が出るのが普通ですが、この個体にはあまり出ていません。だから、コサメビタキの可能性もあるかと思いましたが、目先まで黒っぽいところでサメビタキと判定しました。この個体識別について、知見のある方は是非教えてください。
f0055184_20354370.jpg
こちらは、そろそろ撮影を終えて車に戻ろうと、木道を歩いているときに撮影したコサメビタキです。やはり2~3枚の写真しか撮れませんでしたが、明らかに白いアイリングがあり、目先も白っぽいことが分かります。また、胸には汚れが殆どありませんから、これはコサメビタキであろうと識別することができました。
f0055184_20354815.jpg
さて、そのコサメビタキですが、背面からの姿も撮影することができました。大雨覆いの各羽に白っぽい羽縁が明瞭に出ています。だから、この個体は今年生まれの若鳥であろうと思います。
[PR]
by coffeeto | 2013-10-19 06:00 | スズメ目

ツグミの仲間3種@戸隠

f0055184_2046494.jpg
秋もたけなわとなってきました。季節はまさに夏鳥と冬鳥が入れ替わる頃合です。この時期は、そんな渡りの鳥たちを狙って出掛けてみるのが面白いですね。夏の暑さが去り、涼しさが増してきましたから、自然観察にはうってつけの時期です。
ちょうど10月14日は「体育の日」の祝日ですから、10月12日(土)~14日(月)にかけては、願っても無い三連休となりました。以前から、どこへ出掛けてこようかと思案していましたが、野鳥観察だけではなく、山登りも楽しめる場所が良いと考え、悩んだ末に戸隠へ出掛けてみることにしました。昨年は、ここでムギマキも観察することができましたから、その再会にも当然のことながら期待が膨らみます。
今回、戸隠森林植物園を散策していると、ツグミの仲間がとてもたくさんいて驚かされました。最初に、このマミチャジナイの写真を紹介します。
f0055184_2046555.jpg
さて、この写真には2個体のツグミの仲間が写っています。手前にいるのはアカハラであることはすぐに分かりますが、その奥で下尾筒だけが見えるのは、分かりにくいですがマミチャジナイです。この近くにコブシの実がなっていて、それを啄ばむためにツグミの仲間が集まっています。たまたま、すぐ近くの枝に留まってくれました。
f0055184_2047025.jpg
アカハラが右側の少し上の枝に飛び上がりました。木漏れ日が当たって、わき腹のオレンジ色がとても引き立っています。左側にいるマミチャジナイは、見え難いですが、白い眉斑があることが分かる程度に写っています。わき腹の色の違いは歴然ですね。
アカハラは漂鳥として1年を通じて観察できますが、マミチャジナイは春と秋のシーズンに、通過していく個体が観察できる渡り鳥です。
f0055184_20462155.jpg
さて、この個体もコブシの実を啄ばみに来たツグミの仲間です。前景の木の葉越しの写真になってしまいましたが、どうやらシロハラであるようです。シロハラは、海を渡って大陸で繁殖しますが、冬になると日本に渡ってきて越冬する冬鳥です。
f0055184_20463152.jpg
シロハラの頭部は灰黒色で、黄色いアイリングがあることが分かります。背面はオリーブ色味のある茶褐色で、風切羽は灰黒色です。腹部は汚白色ですが、わき腹にわずかに褐色味があり、脚は橙黄色です。
冬鳥ですが、早いですね。もう渡って来て、戸隠のような高原地帯で栄養補給をしているようです。この辺りの餌がなくなり、寒くなってくると、里へ下ってくるものと思います。
f0055184_2047850.jpg
さて、こちらは渡り鳥として通過途中のマミチャジナイです。今回の戸隠森林植物園では、たくさんのツグミの仲間が飛び交っていましたが、私が撮影した写真の中で一番たくさん写っていたのは、このマミチャジナイでした。面白いことに、コブシの木に2個体で飛来してきて、しばらく赤い実を啄ばんだ後、また2個体でいずれかへと飛び去っていきます。そんなパターンを何回も観察することができました。
f0055184_2047146.jpg
マミチャジナイは、外形的にはアカハラに良く似ていると思います。しかし、この写真でも分かるように、明瞭な眉斑があり、くちばしから眼の下にかけても白い斑があります。渡り鳥として通過していくだけですから、観察する機会が少ない鳥ですが、ここ戸隠森林植物園で、赤い実がなっているコブシの木を見つければ、マミチャジナイを観察する絶好のポイントになります。
[PR]
by coffeeto | 2013-10-17 06:00 | スズメ目

エナガ@権現山

f0055184_21293595.jpg
うわぁ~~っ! 何だこのエナガの群れは!
思わず驚きの声が出そうなほど、たくさんのエナガが集まって、バードバスで水浴びを始めました。一つ二つと数えてみると、全部で10羽はいるようです。おまけにその群れに混じって、メジロも1羽入っています。
直射日光と日陰が入り混じっていますから、ちょっと見難い写真になってしまいましたが、これは権現山の山頂付近に設置された水場で撮影した、エナガの集団水浴びシーンです。
f0055184_21294129.jpg
集団で飛来したエナガの群れは、水盤の縁に留まってあたりの様子を伺ったかと思うと、間もなく一斉に水浴びを始めました。その賑やかなことと言ったらありません。
バシャ、バシャ、バシャと、辺りに水撥ねを飛び散らせながら、それはもう大変な状況になりました。
f0055184_21294753.jpg
左側で、水盤の縁に留まっている個体は、風切羽が褐色です。また、眉斑がハッキリ出ていないませんから、若鳥であると思われます。右奥にいる個体は、風切羽が黒色で、肩羽の辺りにはピンク色味のある羽が出ています。また、眉斑も黒くハッキリ出ていますから、成鳥であると思います。
f0055184_21295285.jpg
水盤が設置された、観察ウォールの覗き窓から見ていると、たまたま2羽のエナガが、同じ枝の向こう側とこちら側に留まりました。特に、向こう側に留まった個体の尾羽を見ると、内側に伸張途中の羽が確認できますから、若鳥であることが分かります。
f0055184_21295824.jpg
この個体は、眉斑が黒くハッキリ出ています。大雨覆いと風切羽も黒色で、肩羽と下尾筒付近にはピンク色味のある羽が出ていますから、エナガの成鳥であると思われます。
f0055184_2130335.jpg
こちらも、眉斑がハッキリ出ていること、尾羽が黒色であること、肩羽付近のピンク色味も強いことなどからエナガの成鳥であると思います。
[PR]
by coffeeto | 2013-10-15 06:00 | スズメ目

キビタキ@権現山

f0055184_20185421.jpg
このところ山に登るのが面白くなって、次の週末はどこの山に登ろうかと、情報を拾い集めながら思案するのが楽しみになっています。そうは言っても、山にばかり登っていると、野鳥観察のブログで紹介するネタが尽きてしまいますから、上手く調和させて、半々に楽しまなければならないのが難しいところです。今年は、8月に入院などしていた関係で、夏山歩きが中途半端になってしまいました。でも秋の訪れとともに、山歩きのシーズン復活ということで、9月最後の週末に、丹沢の檜洞丸へ登る計画を立てたのですが、せっかく出掛けるのであれば野鳥観察もしてこようということで、その近くの権現山へ足を運んできました。
これは、山頂付近に設置された野鳥観察ウォールの近くの、こずえに飛来してくれたキビタキの♀です。
f0055184_20184632.jpg
今の時期は、わが国で繁殖期を過ごした野鳥たちが、越冬地である南の国へ渡っていくシーズンでもありますから、都会の中の公園でも、夏鳥のヒタキやムシクイの仲間を観察する絶好のチャンスです。
ここ権現山には、水盤のバードバスが設置されていますから、留鳥の小鳥類に限らず、渡りの小鳥類を観察するにも適した場所となっています。
f0055184_2019143.jpg
ここの水場に飛来するのは、メジロやシジュウカラなどの留鳥が殆どですが、時折このキビタキやエゾビタキなど、渡り途中の小鳥類が姿を見せてくれました。
f0055184_2019850.jpg
水盤が置かれた水場には、観察ウォールが設置されていますから、その覗き窓からゆっくりと観察することができます。野鳥たちも、安心して水を飲みに来たり、水浴びをしていました。
f0055184_2017485.jpg
水盤の縁に留まっているこの個体は、胸からお腹にかけて、淡褐色のうろこ状のまだら斑があるのが分かります。おそらく、今年生まれの若いキビタキであると思います。
f0055184_20191382.jpg
頭部から背面に掛けて、オリーブ色味のある褐色をしています。大雨覆いの各羽を良く見ると、羽縁に淡色の縁取りがあります。また、胸には淡褐色のまだら斑が出ていますから、キビタキの若鳥になると思います。
また、画面右側の水盤の奥に留まっている個体は、胸に太い縦斑がありますから、エゾビタキのようです。
[PR]
by coffeeto | 2013-10-13 06:00 | スズメ目