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鑓ヶ岳のライチョウ@白馬三山

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このところ、山の仲間たちと月に1度は山歩きをするようになりましたが、8月10日~12日に掛けて2泊3日の予定で、白馬三山を縦走することになりました。コースは猿倉から白馬大雪渓を登り、収容人員800人という日本最大の白馬山荘に泊まり、白馬岳、杓子岳、鑓ヶ岳の三山を縦走して、日本最高地点にある鑓温泉に宿泊して帰る予定です。
山小屋への連泊は初めてですから、ちょっと心配もありましたが、たくさんの高山植物を見る楽しみと、もしかしたらライチョウを見ることができるかもしれないという、ひそかな願いを抱きながら出発しました。
そんな願いが聞き入れられて、杓子岳のコルから鑓ヶ岳を目指す途中の尾根道で、念願の姿をゲットすることができました。まぶたの上の赤斑が印象的です。
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白馬岳でご来光を仰いだあと、ガレた杓子岳の登りに難儀しましたが、最後のピークである鑓ヶ岳を目指してコルまで下ってきました。
そこで小休止している間に、高山植物やエゾゼミなどを観察することができたのですが、出発して間もなく、小さな雪渓の上にイワヒバリを見つけました。ちょっと距離がありましたが、カメラを構えていたところ、その少し上のほうから「ライチョウがいる!」という声が聞こえてきました。もう、イワヒバリどころではありません。慌てて駆けつけてみると、岩の上にライチョウ♀の姿を見つけることができました。
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さて、このライチョウですが、周辺には登山者が何名か集まって、カメラを向けています。携帯電話のカメラでも撮影できるような距離です。
でも、ライチョウはあまり気に掛けていないような感じでした。どうやら、尾根道の登山道から2mほどの所に営巣していたようです。
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このライチョウは、猫が甘えるような声で、ミャーミャーと声を出して鳴いていました。今まで、ライチョウの鳴く声は、ゲェェェ~というようなしわがれた声だとばかり思っていましたから、こんな声で鳴いているとは意外なことでした。
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尾根道の周辺は、ちょっとした人だかりとなりましたが、当のライチョウはそんなことは意に介さず、相変わらず猫撫で声で鳴き続けています。
ちなみに、今回は、SONYのDSC-HX100Vという、光学30倍ズームを搭載した、コンパクトデジタルカメラを使用して撮影しました。
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岩陰のこの場所に移動して、ここから動かなくなりました。どうやら、ここで営巣していたようです。近くで遊んでいるであろう雛を呼び集めるために、先ほどから鳴いていたようです。
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すると、間もなく近くの岩の上に小さな雛が姿を現し、この岩を滑るよう落ちて、親が待っている巣の場所へ潜り込んでいきました。
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by coffeeto | 2013-08-30 18:00 | キジ目

復路のミズナギドリ@八丈島航路

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今回乗船した八丈島航路は、往きも帰りも海は大変穏やかでしたから、船酔いすることもなく快適な海鳥観察ができました......といっても、事前に酔い止めの薬はしっかりと飲んでいましたが.....。
しかし、私達が乗った定期船は、往きの航路で御蔵島の港の波が高いため着岸できず、八丈島への到着が早まりました。翌日も、八丈島で出港を待っていたら、やってくる船が御蔵島に着岸できず、早めの到着となりました。海はとても穏やかなだけに、ちょっと違和感を感じました。
ところが、我々の乗船した定期船は、復路で御蔵島に着岸することができたのですが、そこで太い係留ロープが切れ、スクリューに巻き付いてしまうというアクシデントが発生してしまいました。そのため、結果的に竹芝桟橋へ到着するのが随分遅れてしまいました。
帰りの航路は、往きよりもさらに穏やかで、一時は波が全くない鏡のような海面が続く時間帯もあったくらいです。そんな船旅の中で、たくさんのオオミズナギドリが花を添えてくれました。
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この個体が、今回一番近くまで寄ってきてくれました。できれば船と平行に飛んでもらって、横から顔の表情なども入れて撮影できれば良かったのですが、そうも言っていられません。でも、これだけ近いと、翼上面を構成する各羽の模様までよく分かります。
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復路では、往路以上にたくさんの群れを観察することができました。海面が黒褐色のオオミズナギドリで、覆い尽くされているような状況もありました。これは、船から割合近いところを飛んだ群れを撮影したものです。
翼上面に淡褐色のM字形の翼帯があり、顔面から頭頂部に掛けて白っぽい羽で覆われているところが確認できれば、オオミズナギドリであることが分かりますが、このくらいの大きさに写っていれば、それが何とか確認できると思います。
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胴体の下面と、翼の下面は白色ですが、風切羽と大雨覆いの翼端に、黒褐色の縁取りがあることが分かります。
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波がほとんどない、鏡のような海面の上を、滑るように飛翔していたオオミズナギドリです。顔面から頭部にかけて白くなっていますから、これが確認できれば、他のミズナギドリの仲間と見間違うことがありません。
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これから海面に着水しようと、脚を下ろし始めています。オオミズナギドリの翼下面は白色ですが、初列風切の先端は黒褐色で、下大雨覆いと、次列風切以下の羽縁にも、薄い黒褐色の縁取りがあります。
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海面から飛び立とうと、両脚で交互に海面を蹴って、助走をつけて離水するところです。カワウなどもそうですが、水面に浮かんだ状態から、すぐに飛び立つことはできません。このように、ある程度の距離を使って助走をつける必要があります。
島の巣穴で休息をとったオオミズナギドリは、助走できる場所がありませんから、夜明けとともに木の上に登って海上へ飛び立つ姿を、テレビの自然観察の番組などで見たことがあります。
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うまく舞い上がることができたようです。オオミズナギドリなどの海鳥は、一日のうち殆どの時間を海の上を飛翔して過ごしています。海面の波が作り出す風圧をうまく利用して、あまり羽ばたくことなく翼を一杯に開き、グライダーのようにこの風圧に乗って、長距離の飛行を可能にしています。
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by coffeeto | 2013-08-27 18:00 | ミズナギドリ目

ハイイロミズナギドリと後姿のコアホウドリ@八丈島航路

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八丈島の野鳥を観察しようと、7月19日(金)の夜に竹芝桟橋を出港して、20日(土)は到着から日が沈むまで、どっぷりと自然の中に浸かり、21日(日)は早朝探鳥で思った以上の結果が出せました。島に滞在した1日半はとても有意義に過ごすことが出来ましたから、今回同行したかずとりさん、ミルフィーユさんも、それなりに収穫があったと思います。
しかし、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうものですね。でも、今回は復路の海鳥を観察するという、もう一つの楽しみがありました。
これは、三宅島の近くで撮影したものですが、少し離れた海面に浮かんでいたミズナギドリの仲間です。
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距離があったのと、海面上であまり動きがなかったので、種類を特定するのが難しかったのですが、オオミズナギドリは前額部から頭頂部にかけて白い羽が出ているのに対し、この個体はそれが認められません。
ハシボソミズナギドリかハイイロミズナギドリのいずれかであろうと思いますが、くちばしが割合長めですからハイイロミズナギドリではないかと判定しました。
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さて、問題はこちらの個体です。定期船の接近に驚いて、たくさんのオオミズナギドリが飛び立っていきます。この時、一緒にデッキの上でカメラを構えていたかずとりさんが、海面に浮かんでいたコアホウドリを見つけて声を掛けてくれたというのですが、私はその声に気づかずオオミズナギドリを追いかけていました。でも、ファインダーの中に飛び込んできた時、後姿ばかりでしたから、ちょっと違った個体がいるなという程度で、コアホウドリであるとは全く気が付きませんでした。
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確かに、こうして写真を見ると明らかに他のオオミズナギドリとは違うことが分かりますが、残念ですがこの時は、その周囲を舞うたくさんのオオミズナギドリの飛翔に目を奪われてしまいました。
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したがって、このコアホウドリを撮影したのは、ほんの数カットだけです。あの時、これは明らかにオオミズナギドリではないと分かったら、もっと真剣に追いかけて顔が見える写真が撮れていたのに......、今から思うと残念で仕方ありません。
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by coffeeto | 2013-08-25 18:00 | ミズナギドリ目

繁殖中のタネコマドリ@八丈島

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八丈島探鳥旅行は、ここ3年連続、7月の三連休の次の週末に足を運んでいます。何故この時期かと言えば、海鳥の観察もさることながら、一番のお目当てはこのタネコマドリの写真を撮ることにありました。
昨年は、かずとりさんと二人で行ったのですが、タネコマドリの子育て真っ最中で、ビックリするくらいたくさんの個体を観察することができました。まるで、冬場の林縁でアオジの姿を観察するようでした。
あの、夢みたいな状況を再度体験したいと思い、今年も全く同じ時期にかずとりさん、ミルフィーユさんの3名で足を運んできたわけです。
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林道を登ってくると、ヒンカラカラカラ.....と鳴くタネコマドリの声が響いてきます。でも、今年は昨年のような個体数を観察することはできませんでした。たまに見ることはできましたが、昨年観察した幼鳥より、大きく育っているような気がしました。そんな訳で、3人でいろいろと推測してみたのですが、今年は春先から気温が高めに推移していましたから、おそらく繁殖期が早めに進んでいたのだろうという結論に達しました.....あまり、根拠のある話ではありません。 (^^;; 悪しからず。
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とはいっても、時々林道脇の茂みから出てきて、餌探しをしている幼鳥の姿はあちらこちらで何度も観察することができました。昨年のようにたくさんの写真を撮影することはできませんでしたが、今回も幼鳥については、かなりの枚数の写真を撮影することができました。
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昨年たくさんの個体が観察できた林道の分岐路に車を置いて、そこを中心に3人がそれぞれの方向へ撮影に向かったわけです。私は分岐路の方へ行ってみましたが、数百メートルほど行ったところで、茂みの中で飛び交っている群れに遭遇することができました。おそらくこの付近に営巣場所があって、生まれ育ったファミリーが飛び交っているのでしょう。
2~30m離れた場所に三脚を据えて、ここで暫く撮影を楽しませてもらいました。
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今回撮影したタネコマドリは、殆どがこの場所で観察したものです。茂みの中に入っている個体は、私自身が驚くほど近くまで寄ってきてくれました。近いのは良いのですが、全身がうまく見えません。
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幼鳥の撮影に夢中になっていた時、少し離れた林道に成鳥が出てきてくれました。あわててカメラを向けたので、ちょっとピントの甘い写真になってしまいましたが、取り敢えず何とか成鳥の写真の撮影成功です。
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その成鳥ですが、林道に出てくれたのは良いものの、どんどん向こうへ行ってしまいます。ちょっと待って、こっちを向いてと念じながら、カメラで後を追いかけますが、思うようにはいかないものですね。
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暫く林道の上をピョンピョンと跳ねながら移動していきましたが、やがて茂みの中へと飛び去ってしまいました。今回、タネコマドリの成鳥の写真が撮影できたのはこのワンチャンスだけでした。
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成鳥が飛び去った後で、後ろを振り返ると、少し離れた林道の砂が積もっている場所に、何やら動いている個体が目に入りました。双眼鏡を向けると、ここでタネコマドリが砂浴びをしていたのです。それも2個体一緒に砂浴びをしています。もう少し近くで撮影したかったのですが、移動する間もなく遠くからの撮影となりました。
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撮影を終えて、車を置いた場所に戻ろうと林道を戻りかけた所で、また幼鳥が1羽出てきました。この個体は警戒心が薄く、どんどん近くまで寄ってきてくれました。
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この写真は、オリンパスE-5とZD300㎜F2.8+EC14の組み合わせで撮影したものですが、あまりに近くまで来てくれましたから、これ以上近寄られてはピントが合わなくなってしまうような状況でした。このカットは、正真正銘のノートリミングです。
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by coffeeto | 2013-08-23 18:00 | スズメ目

カラスバト@八丈島

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野鳥観察の仲間3人で、八丈島へ行って来たのは、7月20日(土)〜21日(日)にかけてのことでした。島に着いて直ぐに、昨年タネコマドリがたくさん観察できた林道を登ったのですが、今回は殆ど姿が見えません。昨年も、三連休の次の週末に来たわけですが、今年は暑かったせいか、例年より繁殖期が早かったのではないかと思われました。
そんな時、一緒に行ったミルフィーユさんが、以前バンディングの手伝いをした場所は、カラスバトやオーストンヤマガラがたくさん観察できたという話をするので、そちらへ移動してみることにしたのです。
その場所に到着して間も無く、言い出しっぺのミルフィーユさんが、少し離れた木に飛来したカラスバトを見つけてくれたのです。
何枚か撮影することができましたが、奇跡的にピントの合った写真は、この一枚だけでした。
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解像力には定評のあるオリンパスE-5と300㎜F2.8+EC14の組み合わせで、何枚かシャッターを切ったのですが、かなり離れた木に飛来したので、ピントの合った写真は上のワンショットだけで、以下に紹介する写真は、みんなピンボケの山になってしまいました。
これは、私の写真の腕前が、如実に証明されてしまった結果ですね..... f^_^;
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ここで撮影できたカラスバトも、伊豆諸島などの島嶼部にのみ生育する野鳥ですから、これも島の固有種であるといえます。
全長は40cmとされていますから、キジバトより二回りくらい大きく、身体全体がかなり黒い色合いをしています。
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ウォー、ウォー、ウォーと、独特の低い声で鳴きますから、いる事は直ぐに分かります。時折、飛翔する姿は観察できるのですが、木に留まった姿を確認するのが、とても難しい鳥です。
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暫く留まっていたカラスバトが飛び立ちました。1羽だけだと思っていましたが、ここにはペアいたようです。2羽で仲良く飛び去って行きました。
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by coffeeto | 2013-08-21 18:00 | ハト目

繁殖中のイイジマムシクイ@八丈島

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伊豆諸島へ出掛ける魅力は、本土では見ることができない、固有種の野鳥が観察できることと、往復の航路で海鳥が観察できるところにあります。一番手頃だったのは三宅島でしたが、先年の噴火で状況が変わり、八丈島に目が向くようになりました。三宅島から八丈島の間の航路でも、面白いのが色々と出てくれますから、楽しみも膨らみます。
でも、今回は航路の海鳥はそこそこで、島の野鳥にたくさんの収穫がありました。これはその一つ、イイジマムシクイです。
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八丈島は今回で5回目になりますが、イイジマムシクイを撮影したのは、今回が初めてです。それどころか、姿をしっかり確認したことも今まで無かったように思います......今までは、単にポイントを外していただけだったのかも知れませんが.......。
さて、島に着いてからレンタカーを借り、直ぐに林道を駆け上がりました。そこで、今まで聞き慣れない野鳥の声がすることに気が付きました。でも、それが何かはサッパリ分かりません。何回も首を傾げながら聞いていましたが、その正体がイイジマムシクイであることが判明し、胸の仕えが取れた気分です。
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イイジマムシクイは、伊豆諸島だけで繁殖するウグイスの仲間の野鳥です。全長12cmということですから、かなり小さめの体形です。この時は、青い虫を咥えて枝先に飛来してくれました。
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営巣中の巣が近くにあるのでしょう。青い虫を咥えたまま、チョンチョンと梢を飛び移り、なかなか巣の方向へ向かいません。雛に餌を与える前に、周囲の警戒に怠りはないようです。
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イイジマムシクイは、繁殖期には採餌のため、頻繁に林縁などに姿を見せてくれますが、子育てが終わると、ほとんど姿を見せなくなるようです。今回は、たまたま営巣中の巣が近くにあったようで、何回も姿を現せてくれました。ラッキーであったと思いますが、写真に撮りたいと思ったら、繁殖期のこの時期が一番撮りやすい、適期ではないかと思います。
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さて、この写真ですが撮影していた自分でも驚きました。何と、イイジマムシクイの幼鳥が、林道に舞い降りてくれたのです。
初めは、木の葉が落ちたのだろうと思ったのですが、双眼鏡で確認したら鳥じゃぁないですか‼ 慌ててレンズを向けて撮影したのがこの写真です。
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この幼鳥が大きな口を開けて鳴き始めました。親鳥を呼んでいるようです。きっと、お腹を空かせて餌を待ち続けていたのに、親鳥がなかなか運んで来てくれないので、自分から親を探して飛び出して来たようです。
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やがて、親鳥の姿を見つけたのでしょう。小さい翼を一杯に羽ばたいて、親鳥の方向へ向けて飛び上がりました。
見ていて微笑ましい、食欲旺盛なやんちゃ君でした。
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by coffeeto | 2013-08-19 18:00 | スズメ目

オーストンヤマガラの若鳥@八丈島

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八丈島の野鳥観察は3年連続足を運んで、今年で通算5回目になります。航路の海鳥については、連絡船のデッキの上から見るしかないので出たとこ勝負ということになりますが、島内の野鳥の観察ポイントについては、訪問するごとに次第に分かるようになってきました。
今回は、海鳥はパッとしませんでしたが、島の野鳥については固有種の多くを撮影することができて、我ながら満足できる結果となりました。このオーストンヤマガラも、実は今回初めて撮影することができた次第です。
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島に到着すると、直ぐに予約していたレンタカーを借りて、野鳥がたくさん観察できる林道を中心に走り回りました。このオーストンヤマガラは、その林道に張られた電線の上に留まったところを撮影したものですが、体全体が淡い色合いであるところから、今年生まれの若鳥であると思われます。電線の間に挟まった枯葉を咥えて、いたずらを始めたようです。
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頬にわずかに橙色味が出ているのが分かりますから、本土で観察するヤマガラとは、ちょっと違うなということが頷けます。
ひとしきり枯葉を咥えて遊んでいたこのオーストンヤマガラは、間もなく他の仲間の声がする方向へ飛び去っていきました。
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オーストンヤマガラは、群れで林道周辺を飛び回っていました。真上の電線に留まりましたから、空抜けの見難い写真になってしまいましたが、こちらの個体も体の色合いが淡いですから幼鳥ですね。
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枝先に留まった個体を撮影することができました。ここまで、電線留まりばかりでしたから、やっと自然の中にいる姿が撮れたと喜んだのですが、この個体も色合いが薄い若鳥のようです。今回は成鳥の写真を撮ることができず、若鳥ばかりになってしまいました。成鳥の写真は、残念ですが次回に繰り越しです。
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by coffeeto | 2013-08-17 18:00 | スズメ目

アカコッコの成鳥と幼鳥@八丈島

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前回から、八丈島ツアーで観察した野鳥を紹介していますが、今回からは島の中で撮影した野鳥です。八丈島へは、3年連続でこの時期に行っています。というのも、東海汽船の「われは海の子伊豆諸島ツアー」は、7月の三連休と7月の最終週から夏休み料金になりますが、その間の土日は値段が安く設定されていますから、そこを狙って行くのが大変お得なわけです。ですから、海鳥を観察するにはちょっと時期外れですが、島で繁殖する野鳥たちは、生まれたばかりの雛たちが活発に動き始める時期に当たり、野鳥写真が撮りやすい観察の好期となります。
今回は野鳥観察仲間3人で行ってきたわけですが、島内ではレンタカーを借りて、ずっと林道を走り回ってきました。これは、早朝探鳥に出かけたとき、林道脇のガードレールに留まっていたアカコッコです。
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八丈島のアカコッコは、かなりの数が生息しているのでしょうが、写真に撮ろうと思うと、なかなかその姿を捉えることができません。昨年も、レンタカーで走り回りましたが、1日中走っても写真が撮れず、夕方宿にたどり着いたところで、その庭先で撮影することができたくらいで、なかなかチャンスに恵まれませんでした。この時は、早朝ということもあってか、林道で採餌していたアカコッコ君の警戒心が薄く、すぐに飛び去ることなくしばらくガードレールに留まってくれたのです。
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昨年、タネコマドリがたくさん観察できた林道分岐を拠点として、ここに車を置いて、3人がそれぞれ林道の上のほう、下のほう、分岐路のほうに分かれて撮影していたのです。私は、分岐路のほうへ向かったわけですが、しばらく進むと薄暗い木陰にアカコッコの♂が飛来してくれました。
かなり距離がありましたから、撮影した映像から相当トリミングしていますが、オリンパスE-5と300mmF2.8+EC-14 (1.4x テレコン) の組み合わせで、うまくピントの合った写真が撮れました。
オリンパスのズイコーレンズは松、竹、梅の3ランクに分けられていますが、この松クラスのレンズが描き出す絵は、大変シャープで満足させてくれます。また、EC-14 は画像の劣化がほとんど出ない優れものです。
アカコッコの成鳥♂は、同じ仲間のアカハラの♂と比べると、頭から首に掛けてかなり黒い色合いをしています。亜種オオアカハラの頭部が黒いといわれていますが、それよりずっと黒い色合いです。
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これは、その林道をカメラを担いで歩いている時に、林道で採餌していたアカコッコの幼鳥が飛び上がり、近くの枝に留まったところを撮影したものです。成鳥に比べると警戒心が薄いですから、割合近くから撮影させてくれました。ただし、この写真も少しトリミングをしています。
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体全体が褐色で、成鳥のように首から上が黒くありません。背面の各羽を見ると、淡い縁取りがあってうろこ模様に見えますから、幼羽であることが分かります。風切羽根と尾羽は灰黒色です。
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by coffeeto | 2013-08-15 18:00 | スズメ目

オオミズナギドリの飛翔@八丈島航路

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八丈島への定期船に乗って、航路の海鳥と島の野鳥を観察してきました。....と言っても、実際に行ってきたのは7月20日(土)~21日(日)にかけてでした。その後、奥日光の戦場ヶ原で撮影した野鳥写真を紹介するのに時間がかかってしまったり、家族旅行や山の仲間達との山行などで、写真を整理する時間が取れず、紹介が遅れてしまいました。
早くアップしなければと思いつつも、3週間遅れになってしまいましたが、これは往路の定期船の上から撮影したオオミズナギドリです。
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今回の八丈島探鳥ツアーのメンバーは、写真仲間のかずとりさんと、あしだち会員のミルフィーユさんの3名となりました。7月19日(金)の仕事を終えて、22時20分に東京竹芝からかめりあ丸に乗って出港したわけですが、翌朝、三宅島に寄港した後、海が荒れて御蔵島は着岸できずにスルーすることになりました。一路八丈島を目指して航行する船のデッキに、夜明けから三脚を据えて、海鳥の撮影を試みました。時折オオミズナギドリが姿を見せてくれるだけの状況でしたが、この写真を撮影した時は、船から少し離れたところに、とてもたくさんのオオミズナギドリが水面で羽を休めていました。
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オオミズナギドリの背面は、全体的に濃褐色の色合いですが、前額部から顔面にかけて白いところが特徴です。これが確認できれば、他のミズナギドリの仲間との識別は容易にできます。
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翅を開いて下面の様子を見せてくれました。胸から下腹部にかけては一様に白色です。翼の下面も白色ですが、翼の先端と下雨覆いの先端に、暗褐色の斑が出ているのが分かります。
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比較的近い場所で、オオミズナギドリの群れを撮影することができました。いずれの個体も、前頭部から顔面にかけて白色であることが分かります。これが、他のミズナギドリの仲間と決定的に違うところです。
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定期船の接近に伴い、一斉に飛び立ったオオミズナギドリが、まさに乱舞しているといった状況となりました。
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ここで使用した機材については、オリンパスのE-5ボディに300㎜F2.8望遠レンズを装着し、そこに1.4倍のテレコンをかませていますから、35㎜フルサイズ換算で、840㎜相当の望遠レンズで撮影していることになります。
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オオミズナギドリは、全長49cmで、翼開長は120cmほどの大きさです。背面の各羽には、淡色の羽縁がありますから、鱗模様があるように見えます。
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オオミズナギドリは、雌雄同色です。成鳥と若い鳥との識別も難しいようです。繁殖は、島の巣穴で子育てをしますが、一日のほとんどの時間、海面をソアリング(滑翔)して、餌となる魚やイカなどを獲っています。
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by coffeeto | 2013-08-13 21:02 | ミズナギドリ目

エナガの幼鳥@奥日光

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7月13日からの三連休は、奥日光でたっぷりと自然観察を堪能してきました。奥日光で撮影した一連の野鳥写真は、一応今回で終わりにしたいと思いますが、最後はエナガの幼鳥を紹介します。
実は、三連休の翌日の7月16日は予備日として、夏休みを貰っていたのです。三連休の間に、カッコウやオオジシギの写真が撮れなかった場合を想定して、もう1泊してチャンスを広げようと思ったからです。
3日間を通じて、オオジシギは姿はおろか、鳴き声すら聞こえませんでしたから、今年は諦めざるを得ない状況でした。しかし、この間にカッコウをはじめノビタキやホオアカなどの高原の鳥が思った以上に撮影できましたから、ここまでかなり満足できる結果が得られていました。3日目の夕闇が迫る中で、翌日はどうしようかと思案しましたが、ここまでかなり精力的に歩き回りましたから、予備日は自宅に戻って、休息しながら写真の整理をすることにしました。
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これは、3日目に撮影したものですが、この日は朝一番に赤沼茶屋から青木橋まで野鳥を探し、青木橋の先から小田代ヶ原に回り、たくさんの山野草観察を観察しました。この前日は、女峰山に登って高山植物を観察し、下山してから湯元の白濁した温泉にドップリと浸かってきましたから、歩いていると体中から硫黄臭が香っているのが分かるほどでした。
午後は、赤沼分岐まで戻り、ここから戦場ヶ原に戻ってカッコウの写真を撮ろうと木道を歩いている時でした、湯川沿いのズミの樹林帯でエナガのファミリーがジュリリ、ジュリリと賑やかに飛び回っていました。この群れは、幼鳥ばかりが目立ちましたが、餌となる青虫を見つけたようです。
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こちらの個体は、エダシャクの仲間と思われるガの幼虫を咥えています。上の写真の個体より、顔つきが少ししっかりしている様ですから、若鳥と思われます。
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割合前向きの写真になりました。表情を見ると、やはりあどけなさが残っているように思います。
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枝先にぶら下がっているところですが、頭頂部の羽毛はポヤポヤした感じで、まだ幼羽の状態であることがよく分かります。
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眼の前から後頭部まで続く黒褐色の頭側線がくっきり出ているところから、この個体はエナガの成鳥であろうと思います。
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by coffeeto | 2013-08-07 15:47 | スズメ目