<   2012年 09月 ( 15 )   > この月の画像一覧

あしだち探鳥会@三番瀬

f0055184_2112510.jpg
あしだち(足立・自然にふれあう会)の9月の定例探鳥会は、9月9日(日)に三番瀬(船橋海浜公園)で実施されました。
当日は、私以下3名で幹事役を仰せつかったわけですが、どうしても写真撮影の方に気が行ってしまいます。これは、当日撮影したミユビシギの群れです。
f0055184_21114135.jpg
全長29cmでちょっと大型の、チドリの仲間のダイゼンです。まだ夏羽が残っていますから、胸からお腹にかけて黒い羽で覆われています。旅鳥ということになっていますが、東京湾周辺では越冬個体も観察できます。
f0055184_21113850.jpg
オオソリハシシギも、数は少なかったですが観察することができました。同じ仲間のオグロシギと同じような体型をしていますが、長いくちばしが僅かに上に反っているところと、背面の羽の先端がとがっていること、胸からお腹にかけて橙色の羽が出ているところが特徴です。
f0055184_21115367.jpg
こちらは、トウネンです。背面の各羽に白い羽縁が認められることから、今年生まれの幼鳥であることが分かります。
f0055184_21115092.jpg
これもトウネンの幼鳥です。短いくちばしが僅かに下に湾曲していることが分かります。
f0055184_211225.jpg
メダイチドリの群れも観察することができました。一番右側の個体は、夏羽が残っている成鳥ですが、その左側の個体は今年生まれの幼鳥であると思われます。また、左端の個体も亜成鳥であるとも割れます。
f0055184_21121767.jpg
ミユビシギの群れの中に、ウミネコも観察することができました。
[PR]
by coffeeto | 2012-09-30 21:34 | チドリ目

蓮田にいたシギの仲間 ~ その4 (タシギ、アオアシシギ)

f0055184_20425736.jpg
あしだちのつなさんと二人で訪れたこの蓮田では、タシギも観察することができました。全長26cmのジシギの仲間です。ジシギは識別が大変難しいのですが、くちばしはタシギが一番長いですから、これが識別の有力な要素になります。
f0055184_20425835.jpg
タシギの一番の識別ポイントは、次列風切の羽先の白いバンドが広く認められるところです。これが確認できれば容易に識別できると思います。しかし、渡りの時期に羽を広げていない個体を観察した場合には、その識別は難しいです。それを見分けることが、マニアックで面白いのですが、最近はそんな気力もちょっと萎えてきました。
f0055184_20432353.jpg
同じ田んぼで、アオアシシギも観察することができました。全長32cmですから、割合大型のシギの仲間になります。私は、シギの中では、このアオアシシギが好きで、見られるととても幸せな気持ちになります。
f0055184_20431944.jpg
ここでは、2個体が一緒に行動していました。他にはセイタカシギ、オグロシギ、ツルシギもいましたが、やはり一番気になるのはこの2個体の動きでした。
f0055184_20433368.jpg
この2個体は、いずれも背面の各羽に白い羽縁が認められますから、今年生まれの幼鳥になると思われます。くちばしがちょっと太めで上に反っているところもアオアシシギの特徴になります。
[PR]
by coffeeto | 2012-09-26 21:04 | チドリ目

田んぼで見つけたチョウゲンボウの♀

f0055184_20305835.jpg
あしだちのつなさんと二人で、秋の渡りのシギチを観察しようと、利根川流域の田園地帯へ出かけたのですが、どこへ行ってもシギチが羽を休めるような休耕田がありません。殆ど収穫が得られませんでしたが、稲刈りも終わり、乾燥しきった田んぼで、チョウゲンボウを見つけました。
f0055184_2031466.jpg
農道の脇の電柱に留まった姿を確認して、カメラの準備をしていたところ、すぐに飛び去ってしまいましたが、慌てて撮影して飛翔する姿を捉えることができました。
f0055184_203111100.jpg
チョウゲンボウの成鳥♂は、頭部と尾羽が青灰色をしていますが、この個体は全身が褐色ですから、♀の個体であることが分かります。
尾羽を広げていますが、その一部に欠損があることが分かります。
f0055184_20311768.jpg
チョウゲンボウは、全長35cmのハヤブサの仲間ですが、関東地方では留鳥として1年を通して観察できます。体長に比べて、尾羽が長いことが特徴です。
[PR]
by coffeeto | 2012-09-24 20:49 | タカ目

蓮田にいたシギの仲間 ~ その3 (ツルシギ)

f0055184_157268.jpg
久し振りに足を運んだ利根川周辺でしたが、休耕田が全くなくなっていましたから、お楽しみの内陸性シギチの観察はとても残念な結果になってしまいました。これでは全くの空振りかも........「仕方がないから、浮島周辺を見てダメなら諦めよう。」この日一緒に出掛けた、つなさんと打ち合わせて稲敷大橋へ向かっていたところ、何とすぐ脇の蓮田にこのツルシギをはじめとする数羽の内陸性シギチを観察することができました。
f0055184_1574050.jpg
どれから撮影しようかと迷うほどの状況でしたから、ピントも露出もカメラ任せの連写がしばらく続きました。カメラのファインダーを覗いている時には、この個体がアカアシシギであるのかツルシギであるのかの判定ができませんでした。撮影に一息入れて、双眼鏡でじっくり観察した時に初めてツルシギであることが分かりました。
f0055184_158794.jpg
そういえば、今シーズンはまっ黒く換羽した、夏羽の個体を見られませんでした。このところ山へ出掛けることが多くなり、シギチ観察はサボリ気味であったこともありますが、とても懐かしい感じがしました。
f0055184_1581989.jpg
手前にいるのが割合大型のアオアシシギ(全長32cm)です。ツルシギもやや小さい(全長30cm)もののほとんど大きさが変わりませんから、この2種がいると見応えがあります。
f0055184_1575273.jpg
この広いハス田は水面が広く開いていましたから、ツルシギは餌取りのために精力的に歩き回っていました。
f0055184_158827.jpg
何か餌となる獲物を見つけたのでしょうか、グッと首を伸ばして身構えたところです。エビなどの甲殻類のほか、昆虫やタニシなどの貝類も食べているようです。
[PR]
by coffeeto | 2012-09-23 15:42 | チドリ目

蓮田にいたシギの仲間 ~ その2 (オグロシギ)

f0055184_211153.jpg
稲敷大橋の近くのこの蓮田で観察したオグロシギです。背面の各羽に淡色の羽縁が認められますから、今年生まれの幼鳥であることが分かります。
f0055184_2111183.jpg
くちばしの基部は濃いピンク色をしていますが、脚は黒色です。
同じ仲間のオオソリハシシギは、くちばしが上に反っているうえ、背面の各羽の先端がとがって見えますが、オグロシギのくちばしは真っ直ぐです。また、背面の各羽は丸みを帯びていますから、この点も識別ポイントになると思います。
f0055184_211094.jpg
すぐ近くにタシギもいました。オグロシギは全長38cmとされていますが、タシギは全長26cmですから、その大きさの違いはこの写真で見ても分かる通り、かなりの差があります。
f0055184_2111314.jpg
この個体は、白い眉斑が明瞭に認められます。首から前胸にかけては一様に橙色味のある灰褐色をしています。
f0055184_2112267.jpg
オグロシギは、ミミズや昆虫の仲間を捕食しています。また、貝類も食べているようです。海辺では、ゴカイ類のほかに甲殻類なども捕食しているようですから、淡水域だけではなく、適応範囲は広いように思えます。
[PR]
by coffeeto | 2012-09-20 21:19 | チドリ目

蓮田にいたシギの仲間 ~ その1

f0055184_2118153.jpg
あしだちのつなさんと誘い合わせて、利根川周辺のシギチ観察に出掛けました。ところがどうしたことでしょう、どこへ行っても休耕田がなく空振りの連続でした。今年は何でこんなに休耕田が少ないんのだろうか?
例年であればシギチの定番ポイントも、今年は何故か野鳥の気配すら感じられないような状況でした。
そんな中で、稲敷大橋に近いこの蓮田だけは、写っているセイタカシギ、アオアシシギ、ツルシギのほかにオグロシギやタシギも観察できて、ワクワクするような状況でした。
f0055184_2118976.jpg
このシーズンは、シギチに関して情報がほとんどありませんでしたから、利根川周辺へ足を運ぶこともありませんでした。でも、思いがけずこの蓮田でたくさんの内陸性のシギの仲間を観察できたましたから、それまで回った場所で期待を裏切られ続けてきましたこともあって、空振りを免れた充実感に満たされた状況でした。
f0055184_21182669.jpg
セイタカシギの後ろにいる2個体のアオアシシギは、最初の写真を見ればよく分かりますが、背面の各羽に淡色の羽縁が認められることから、今年生まれの若鳥であることが分かります。また、一番奥にいるのは、脚とくちばしに赤色味が感じられたことから、ツルシギかアカアシシギであろうと思いました。ツルシギと特定したポイントは、上くちばしが黒色であるところと、アオアシシギとほぼ同じ大きさであったところです。
図鑑によれば、アオアシシギの全長は32cm、ツルシギは30cm、アカアシシギは28cmとされていました。
ちなみに、セイタカシギについても確認すると、37cmとされていました。
[PR]
by coffeeto | 2012-09-19 22:24 | チドリ目

三番瀬のシロチドリ

f0055184_21584575.jpg
三番瀬の砂浜は、シギチの仲間の天国です。
この個体は、背面の各羽に淡色の縁取りが認められることから、シロチドリの幼羽であると思われます。時期的に、幼羽から第1回冬羽に移行途中というところでしょうか。
f0055184_21583964.jpg
シロチドリは雌雄同色ということですから、この個体が♂か♀かを判定できません。首から側胸にかけて褐色の斑が認められますが、首から前胸にかけては白色で、左右の褐色斑は繋がっていません。これもシロチドリの特徴です。
f0055184_21581084.jpg
ミユビシギの群れの中に紛れ込んだシロチドリです。通常は単独行動をしていますが、越冬期には群れを形成することがあるようです。
f0055184_21582081.jpg
三番瀬では、シロチドリは繁殖期も越冬期も観察することができる留鳥です。図鑑によれば、全長17cmとされていますから、ミユビシギより一回り小さい体形です。
f0055184_21583419.jpg
砂浜にたたずむシロチドリですが、背面の羽に羽縁が認められることから幼鳥であると思われます。ここでは、1年を通して観察することができる留鳥です。
[PR]
by coffeeto | 2012-09-18 21:00 | チドリ目

ミユビシギの夏羽と冬羽

f0055184_19511983.jpg
船橋海浜公園は、三番瀬と呼ばれる広い干潟を擁しています。ここで、9月9日にあしだちの定例探鳥会が開催されましたが、幹事役を仰せつかったことから、その前の週に下見に行って撮影したミユビシギです。3羽いる個体の右側は濃い色合いをしていますが左側はかなり白っぽい色合いです。違う鳥のようにも見えますが、羽衣の濃い個体は夏羽がまだ残っている状態で、白っぽく見える個体は冬羽に換羽が進んでいる個体です。
f0055184_19515181.jpg
羽繕いをしているこの個体の背面の羽に注目すると、白っぽい羽の中央に濃褐色の羽軸が認められます。これがミユビシギの冬羽の特徴になりますが、この個体の雨覆いや肩羽にはまだ夏羽の名残が認められますから、換羽途中の状態であるといえます。
f0055184_1951733.jpg
この個体は、体全体が白っぽい色合いをしていますから、かなり冬羽に換羽が進んでいることが分かります。丸っこい、太っちょの体型もミユビシギの特徴です。
f0055184_19512242.jpg
さて、この2個体は、いずれも黒褐色の羽が多く残っていますから、夏羽が色濃く残っている換羽途中の個体であることが分かります。旅鳥とされていますが、ここでは越冬する個体を観察することもできます。
f0055184_19513434.jpg
小柄でほっそりとしたトウネンが、ミユビシギの群れと一緒に行動していました。トウネンは全長15cmですが、ミユビシギは全長19cmですから、その差は一目瞭然です。
f0055184_19513968.jpg
ミユビシギの夏羽は、胸から顔面にかけてかなり赤くなります。夏羽の群れを見ると、赤くて美しい色合いに思わず見とれてしまいますが、この個体は、そんな夏羽の名残がかなり残っていて、前額部から胸にかけて、まだまだ赤い羽が残っています。
[PR]
by coffeeto | 2012-09-17 20:10 | チドリ目

三番瀬のソリハシシギ

f0055184_20375036.jpg
あしだちの探鳥会が9月9日に三番瀬で実施されました。当日の幹事役を仰せつかっていましたから、その前の週に幹事3名で下見に行ってきました。下見では、開始後1時間ほど経過したところで突然の夕立に見舞われてしまいましたから、満足な下見はできませんでしたが、これはその時に撮影することができたソリハシシギです。
f0055184_20373547.jpg
ソリハシシギは、旅鳥として春と秋の渡りシーズンに観察することができるシギの仲間です。どちらかというと春より秋のシーズンの方がたくさん見られると思います。
f0055184_20371524.jpg
ソリハシシギは雌雄同色で、キアシシギとよく似ていますが、くちばしが少し上に反っているところと、脚がオレンジ色味が強いところなどが識別ポイントになります。
f0055184_2038821.jpg
くちばしの基部にオレンジ色味がないことと、背面の各羽の羽軸の黒斑がほとんど認められないところから、この個体はソリハシシギの冬羽になると思われます。
f0055184_20372147.jpg
ソリハシシギは、特にカニ類を好んで食べているようですが、甲殻類やほかの昆虫類なども獲っているようです。ここでは、近寄ってもあまり警戒することなく、写真を撮らせてくれました。
f0055184_20375681.jpg
ソリハシシギは全長23cmとされています。よく似ているキアシシギは、全長25cmですから、大きさの違いだけで識別することは難しいと思います。
くちばしが上に反っているところと、脚にオレンジ色味があるところが確認できれば識別は容易です。
[PR]
by coffeeto | 2012-09-16 21:05 | チドリ目

砂浜にいたオバシギ

f0055184_20565060.jpg
9月9日に三番瀬で実施された、あしだち(足立・自然にふれあう会)の定例探鳥会の幹事役を依頼されました。同じ役目を仰せつかった3名で、その前の週に下見に出かけたのですが、これはその時に撮影したオバシギです。
f0055184_20565652.jpg
この日は、6羽のオバシギを観察しましたが、これはそのうちの2個体を撮影したものです。左側の個体は、背面の各羽に明瞭な白色の羽縁があることから、今年生まれの幼鳥であることが分かります。
f0055184_2056443.jpg
こちらの個体は、成鳥であると思われますが、背面に赤茶色の羽が認められないことと、胸に黒褐色の斑が認められないことから、冬羽に換羽途中の個体であると思われます。
f0055184_2057241.jpg
オバシギは全長27㎝のシギの仲間です。左側の個体は背面の羽に黒褐色の細い羽軸が認められますが、右側の個体は背面の羽の全体が黒褐色で、羽縁に明瞭な白い縁取りが観察できるところから、今年生まれの幼鳥であると思われます。
[PR]
by coffeeto | 2012-09-12 21:36 | チドリ目