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八丈島航路のオオミズナギドリ

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八丈島の固有種と航路の海鳥を観察しようと、写真仲間のかずとりさんと7月20日の夜間に竹芝桟橋を出港して、21日から22日にかけて八丈島航路で観察した海鳥たちをたくさん撮影してきました。その結果をここで紹介する予定でいましたが、二人と一匹の夏休みに重なって、ちょっとお休みさせていただきました。
航路では、とてもたくさんの海鳥たちと出会うことが出来たのですが、殆どがオオミズナギドリでした。これは、その中の1枚です。
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行きの航路は、どんよりと曇った空模様で、撮影にはあまり良い条件ではありませんでした。また、個体数もそんなに多くありませんでしたが、こんな感じで撮影することが出来ました。
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この個体は、次列風切の一部が欠損していますから、右翼の中央部がくびれているように見えます。
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この写真でよく分かるように、オオミズナギドリの頭部は白くなっています。日本近海で観察できるミズナギドリの仲間の中で、頭部が白くなっているのはオオミズナギドリだけですから、識別する際の有力なポイントになります。
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オオミズナギドリは、全長49センチ、翼開長は120cmとされています。雌雄同色で、留鳥として1年を通じて観察できる最もポピュラーな海鳥です。
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この個体は、翼下面に黒褐色の明瞭な斑が認められることから、シロハラミズナギドリと見間違う様相を呈していますが、大きさからオオミズナギドリであると判定しました。
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by coffeeto | 2012-07-30 22:30 | ミズナギドリ目

八丈島のタネコマドリ

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かずとりさんと二人三脚で足を運んだ八丈島では、昨日紹介したアカコッコのほかに、林道のあちらこちらで元気良いヒンカラカラカラという声を響かせていた、このタネコマドリを撮影することが出来ました。
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八丈島に到着した時は、あいにくの雨模様となってしまいましたが、植物公園のセンターでアカコッコやタネコマドリが見られるポイントとして、3ヶ所の林道を教えていただきました。全部行くのは時間的に無理だと思っていましたが、終わってみれば、すべてのポイントを綺麗に精査してきたことになりました。
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こちらは、薄暗い林道の脇で観察したタネコマドリの幼鳥です。時期的に幼鳥が巣立ったばかりのようで、とてもたくさんの個体を観察することが出来ました。このように沢山の個体を観察できるとは、思ってもいませんでしたから、とても収穫がありました。
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林道の路面に降りていたタネコマドリの幼鳥です。かずとりさんと撮影しながらピントが合わないのは暗いからオートフォーカスが効かないためかなどと話していたのです。でも、後からよくよく思い直してみると、航路でたっぷり潮風を浴びたレンズが曇っていたのが原因であることが分かりました。
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茂みの中に、間近に撮影したタネコマドリの幼鳥です。レンズが曇っていたために、このようにピントが甘い写真になってしまいましたが、胸の部分の鱗模様で幼鳥であることが分かります。
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by coffeeto | 2012-07-24 22:18 | スズメ目

八丈島のアカコッコ

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この週末は、野鳥写真を撮影する同じ趣味を持ち、同じカメラ(OLYMPUS E-5)と同じレンズ(ED300mmF2.8)を持つ、かずとりさんと一緒に二人三脚で八丈島へ足を運んできました。これは、現地で撮影したアカコッコです。
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航路では、悪天候のため海鳥の撮影には難儀しました。上陸後、八丈島固有種の小鳥類を撮影しようと、レンタカーで三原山周辺の林道を走り回りました。お目当てのアカコッコにはなかなか巡り会えずにいたのですが、この日のお宿になる民宿に到着したところ、すぐ前の芝生の上で出迎えていてくれました。
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同じ仲間のアカハラととてもよく似ていますが、アカコッコの♂は頭部が黒色をしているところが特徴になります。この個体はよく見ると、頭部は暗褐色味がある色合いをしていますから、第1回夏羽になると思われます。
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2日目の朝方、ホタル水路で早朝探鳥をしている時、鴨川沿いの側道の欄干に留まったところを撮影したアカコッコです。頭部が黒色をしているとこrから、♂の成鳥であることが分かります。
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アカコッコ♂の頭部は黒色であるところが特徴ですが、アイリングと嘴は黄色で、脚はややピンク色がかっています。全長23cmのツグミ科の鳥になります。
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by coffeeto | 2012-07-23 20:18 | スズメ目

水場のキクイタダキ

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あしだちの7月の定例探鳥会となるバス利用の遠出探鳥会に参加して、富士山奥庭の水場で観察したキクイタダキです。
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頭頂部に黒褐色の2本の側線に挟まれて、黄色い頭央線があります。これがキクイタダキの名前の由来でもあります。
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冬の間は、低地に降りて越冬しますから、東京周辺でも観察できますが、繁殖期には高い山の針葉樹林帯で子育てに励んでいるようです。
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キクイタダキはウグイス科の小鳥で、全長10cmととても小さいのですが、その割に眼がクリクリとして大きく見えますから、とても可愛らしい表情です。
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この個体の頭央線は、黄色一色です。♂の個体は、この黄色い頭央線の中に赤色の羽が出ますから、この個体は♀になるのかなと思います。
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by coffeeto | 2012-07-19 21:43 | スズメ目

水場のルリビタキ

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あしだち(足立・自然にふれあう会)の7月の月例探鳥会は、富士山奥庭と朝霧高原を回る遠出バス探鳥会となりました。参加申し込みが遅れ、定員のおそらく一番最後になったでしょう。
でも、参加したからには何とか結果を残したいと思い、展望台への散策には出掛けず、奥庭の水場に2時間ばかり張り付きました。
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この日の都内は朝から雨も降り、あまり良い天候ではありませんでしたが、富士山に近づくにつれ青空も覗く状況になりましたから、ちょっと期待が出てきました。
水場に到着すると、間もなくルリビタキの若鳥が出てくれました。肩羽の当たりに青色の羽が出ていますから、おそらく♂の第2回夏羽になると思われます。
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ルリビタキは、冬場は里に降りて越冬しますが、夏は高山で繁殖する漂鳥です。スズメ目の小鳥で、ヒタキの名前が付いていますが、ツグミ科に属します。
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腰と尾羽に青色が出ていて、肩羽にも青色味が出てきています。それより、脇腹のオレンジ色がよく目立つと思います。
白いアイリングがあるように見えますが、成鳥♂には認められず成鳥♀の特徴となります。この個体は♂ですが、亜成鳥ですからこのような特徴が出ているものと思います。
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こちらは、水場近くの木の枝に飛来してくれた♂の成鳥です。頭部から背面にかけての青色が際立ちます。
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白い眉斑がよく目立ちますね。くちばしと脚は黒いことが分かります。
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水場の奥の薄暗い木の枝に留まったところですが、良く色が出てくれたと思います。かなり暗かったのですが、これだけに写るのですから、カメラの性能に感謝するばかりです。
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by coffeeto | 2012-07-17 21:56 | スズメ目

営巣中のツミ

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ツミの繁殖について、大変有難い情報をいただきました。割合近距離から観察できるとのことですから、これはもう行ってみる他はありません。
全ての予定に優先して、情報をいただいた現地まで足を運んでみたところ、すぐにツミ♀の姿を確認することが出来ました。
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巣がある場所を教えていただいて、観察したところ、比較的大きな左側の個体と、小さくて白い羽毛にくるまれた右下の個体を観察することが出来ました。確認した当初は左側の大きな個体が親であると思ったのですが、実はそうではありませんでした。
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この写真を見ると、巣の中には3個体の雛がいることが分かります。
一番大きくて、既に黒褐色の羽毛が出ているのが1番子、真ん中にいる白い羽毛の2番子、足元に僅かに顔を覗かせているのが3番子です。
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それでは、ツミの母さんはどうしているのかというと、このようにすぐ近くの木の枝に留まって、巣の中の子供たちの成長の様子を注意深く観察しているようでした。
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ツミ母さんは、このようにひとときも警戒を怠ることなく、巣の近くで子供たちの成長の様子を見守っているようですが、それでは餌をとることもできません。餌を獲るのは、お父さんの仕事になるようです。
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しばらく様子を観察していると、ピピピピッと鋭い声とともに、♂が餌を捕えて戻ってきたようです。ツミ父さんの姿を撮影できたら申し分なかったのですが、残念ながら餌の受け渡しのシーンを撮影することはできませんでした。
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by coffeeto | 2012-07-13 22:15 | タカ目

営巣中のアオゲラの巣穴

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アオゲラが繁殖しているという情報をいただいて、週末の到来がとても待ち遠しかったのですが、土曜日の朝から早速出かけてみることにしました。教えていただいた場所に到着すると、住宅に隣接した道路の脇に生えている樹木でしたが、幹に空けられた巣穴がすぐに分かりました。暫く待ってみると、穴の中からアオゲラの雛が顔を出してくれました。
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この場所で暫く待っていれば、親鳥が餌を運んできて、この雛に給餌する瞬間を撮影するだろうと思い、小一時間ほど待っていたところ、同じ樹の反対側に親鳥が飛来してきました。
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頭頂が赤いこの個体は、アオゲラの♂になります。巣穴の開いている樹肌に取り付いて横移動を始めたところ、巣穴からは頭の赤い雛が大きな口を開けて、餌をねだる鳴き声を立て始めました。
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アオゲラの♂親が巣に取り付いて、雛に給餌を始めたところです。
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アリの幼虫か、昆虫の卵のような、白くて小さい餌を与えているようです。
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狭い道路の脇に三脚を並べて、何人かで観察していましたが、後から聞いた話では、この巣は蛇に襲われて、3羽いた雛のうち2羽は蛇に襲われ、1羽は巣の外に落下してしまったとのことです。自然の摂理とはいえ、大変残念なことです。
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by coffeeto | 2012-07-12 22:55 | キツツキ目

緑の中のミソサザイ

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奥日光リベンジに訪れた最終日は、湯の湖を経由して湯滝の下から戦場ヶ原に向けてのコースを選択してみました。湯川沿いの散策路を歩いている時に、元気よく囀るミソサザイを撮影することが出来ました。
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湯滝のすぐ下で、大きな囀りの声を聞きましたから、ちょっと注意して周囲を観察していると、頭上の梢の中にミソサザイの姿を確認することが出来ました。狙っていた訳ではありませんが、緑の中にその姿を捉えることが出来ました。
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湯川沿いの散策路を歩いていると、青木橋に至るまでの数か所でミソサザイを観察することが出来ましたが、これは倒木の枝に留まって囀っていた個体です。
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by coffeeto | 2012-07-11 22:13 | スズメ目

高原モズ

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戦場ヶ原の草原との境にある林縁には、まだまだ細い白樺の木がたくさん生えていました。ちょっと離れた枝先に、うごめく野鳥を見つけてレンズを向けると、そこにいたのはモズの♂でした。
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よく見ると、このモズ君は背面だけではなく、頭部にも灰色味が感じられます。これが、高原モズと呼ばれる個体になります。初めてこの高原モズを見た時には、亜種のシマアカモズではないかと思ったのですが、亜種の違いではなく、高原や北の地方で繁殖するモズには、このようなタイプが多くいるようです。
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初列風切に白斑がないように見えますが、実は雨覆いの灰色の羽が覆いかぶさっていて、白斑を隠しているのです。
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木道を挟んだ反対側に、モズの♀を見つけました。やはり、体全体に灰色味が感じられる高原モズの特徴があると思われました。
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冬の間は里に降りて、♂も♀も縄張りを作って生活していますが、繁殖期には割合早い時期から山に戻って、番形成をするようです。
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♀の個体は、過眼線が黒色ではなく、褐色ですから見た目にも可愛らしく思えます。また、初列風切に白斑がないところも♀の特徴となります。
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by coffeeto | 2012-07-10 21:02 | スズメ目

湯川沿いのキビタキ

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奥日光リベンジために足を運んだこの日は、赤沼茶屋に車を止めて小田代ヶ原を回り、青木橋から戦場ヶ原を経由して赤沼茶屋へ戻るために木道を歩いていました。湯川沿いの林の中に入ったところで、キビタキの元気な囀りが響き渡ってきました。
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おっ、これは近い!近い! ちょっと歩みを止めて、出現を待ってみることにしました。程なく、すぐ頭上を鳥が飛び越えていきました。振り向いて、飛び込んだあたりの梢にキビタキの姿を認めました。葉影に見え隠れしていますから、ちょっと写真にはなりません。
でも、このキビタキは私に撮ってもらいたかったのでしょうか?また頭上を飛び越えて、ほんの数メートルの枝先に留まって、高らかに囀りを始めてくれたのです。
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何という幸運でしょうか。重いカメラを担いで、もう10km以上も歩き周ってきたのです。くたくたになっていましたが、疲れが一遍に吹っ飛んだようなラッキーな状況を、私一人で独占することが出来ました。
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木道の脇に三脚を据えて撮影していると、ハイカーが何人も通り過ぎていきましたが、このキビタキは全く飛び去る様子も見せませんでした。
暫くの間、このキビタキを独占する、至福の時間をたっぷりと堪能させていただきました。
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大きく口を広げて、精一杯の声で囀りをしています。ノートリミングでこんなに大きく写せる距離でしたから、キビタキの囀りが耳に焼き付いて、暫くは頭の中に響き渡っていました。
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by coffeeto | 2012-07-08 21:19 | スズメ目