<   2012年 06月 ( 16 )   > この月の画像一覧

草原はヒバリ天国

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稲作の田んぼが広がる田園地帯の畦道の上は、つい最近草刈りが行われたものと思われます。短く刈り込まれた草むらに、ヒバリが舞い降りました。
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冠羽を立てて、こちらを振り向いてくれたこの個体は、ヒバリの♂になると思われます。全長17cmということですから、スズメより一回り大きい体つきをしています。
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普通は、青空に舞い上がって大きな声で囀るのですが、ここでは地面に降りたまま、大きく口を広げて囀りを始めました。
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さて、こちらの個体は、上の写真の個体のように立派な換羽が認められません。こちらは、♀の個体になると思われます。
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ちょっと振り向いてくれました。さしずめヒバリの見返り美人というところでしょうか?
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ヒバリは留鳥として1年を通じて観察することが出来ます。この草原では、たくさんの個体が観察できましたから、きっとこの辺りはヒバリ天国なんでしょう。いい場所でした。
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by coffeeto | 2012-06-29 22:44 | スズメ目

草原のセッカ

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この日は、草原の鳥を撮影したいと思い、印旛沼の周辺へ足を運びました。飛翔しながらヒッ、ヒッ、ヒッ、ヒッ、チャッ、チャッ、チャッ、チャッと鳴く声が響き渡っていました。
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アシの穂先に留まったセッカを見つけました。図鑑によれば全長13cmということですから、スズメより小さい体形をしています。肩羽と初列羽風切は黒褐色をしていますが、背面の褐色の羽が随分出ています。
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草原の草の先端に留まったところです。セッカは雌雄同色ということですから、この個体が♂か♀かは分かりませんが、この辺りでよく観察できることから、近くで巣作りをしているものと思います。
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胸からお腹にかけては白色で、眉斑も白いところが目立ちます。セッカは、留鳥として1年を通して観察することが出来るウグイス科の小鳥です。
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セッカを観察していた草原の上空を飛行機が飛びました。見上げてみると、何とたくさんのサギが、飛行機を追いかけるように群れを成して飛翔していました。
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by coffeeto | 2012-06-28 21:20 | スズメ目

草原で繁殖するコジュリン

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梅雨入りすると、気が滅入るような天候の日が続きますが、この日はたまたま晴れ間が広がってくれました。こんな日は、田園地帯に出掛けて草原の小鳥類を探すのが、私の定番となっています。
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ホオジロの囀りのような小気味よい声が聞こえてきます。
ホオジロの聞きなしは「源平ツツジ、白ツツジ」とされていますが、この鳥は「源平ツツジ」というワンフレーズだけを繰り返して囀っていました。
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頭部が真黒く、草の先端に留まって、ホオジロのように囀るこの鳥はコジュリンにです。初夏の草原に欠くことが出来ないホオジロ科の小鳥で、全長は15cmとされています。頭部が黒いことから♂の個体であることが分かります。
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さて、こちらはすぐ近くで行動を共にしていた個体ですが、頭部には黒色味がありません。コジュリンの♀になります。例年、この辺りで繁殖する個体を観察することが出来ます。
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頭部と目先から耳羽にかけてと顎線が黒褐色であることが分かります。また、背面は褐色で、黒褐色の縦斑が顕著に認められます。
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警戒するように辺りを窺っている♀の個体です。胸から脇腹にかけては、褐色味のある汚白色をしています。
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あちらでも、こちらでも、囀る、囀る.........とてもよく囀ります。
初夏の草原は、まさにコジュリンが縄張り争いに余念がない、繁殖の好適地です。
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この辺りでは、毎年夏鳥として飛来して、繁殖を繰り返しています。
黒い頭のコジュリンは、初夏の草原の定番です。
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草原に密生するアシの茎に大きく脚を広げて留まっていました。草原の鳥としてよく知られている、セッカやコヨシキリもこのように脚を大きく広げて留まる姿がよく観察できます。
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by coffeeto | 2012-06-26 21:16 | スズメ目

ペアで飛翔するヨシゴイ

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ヨシゴイの写真が撮りたいと願いつつ、なかなかまともに撮影できる機会に恵まれませんでした。それではと、一念発起してこの日はヨシゴイが繁殖している沼のほとりまで出かけてみました。
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しばらく様子を窺いながら沼のほとりのアシ原を眺めていると、ほどなく2羽のヨシゴイが飛翔してくれました。初列風切から次列風切まで黒褐色で、三列風切は濃茶褐色であることが分かります。
してやったり!! 撮影した映像を再生しながら、現場で思わずニンマリとしてしまいました。
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間もなく2羽のヨシゴイはアシ原の中に飛び込んでいきましたが、殆ど瞬間的な出来事でした。ぼんやりしていると、シャッターチャンスを逃してしまいますから、撮影するのも結構骨が折れました。
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またまた、2個体が飛びました。この時は偶然にも並走して飛んでくれましたから、私の下手な撮影技術にもかかわらず、偶然両方にピントが来てくれました。
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図鑑を参照すると、ヨシゴイは全長36cmということで、日本に渡来してくるサギ類の中では、一番小さい種類になるとされています。
淡褐色の背面と黒褐色の風切羽のコントラストが利いたヨシゴイの飛翔する姿は、初夏のアシ原の風物詩として欠かすことが出来ません。
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撮影した写真をよく見ると、前を飛ぶ個体には前頸に褐色の縦斑が明瞭に認められることから、♀の個体になることが分かります。また、後方を飛ぶ個体は、頭部に黒褐色の羽があり、胸の縦斑が認められませんから、♂の個体になるようです。
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そうすると、この2羽の個体はここで繁殖しているか、これからペアリングをしようと♂が♀を追いかけまわしているのか、そのいずれかであろうと思われます。
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前方を飛翔する♀の個体が、黄色い脚を下しながら、着地(茎?)地点を探しているようです。追従する♂の個体は、遅れまいと脚を上げて必死に食らいついていきます。
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割合近くを♀の個体が飛翔してくれました。慌てて撮影しましたから、ジャスピンとまでは言えませんが、虹彩と脚が黄色いところまで確認できる写真になりました。
前頸部にある茶褐色の縦斑は、図鑑によれば5本あるとのことです。また、♀の個体の頭部には黒褐色の羽がないとされていますが、この個体は少し黒色味があるように見えます。
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アシ原の中に潜り込むと、なかなかその姿を捉えることが出来ません。隙間からわずかに覗き見ることが出来たこの個体は、頭部に黒褐色の羽があり、目先がピンク色がかった婚姻色をしている♂の個体になります。
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アシの茎の間に垣間見ることが出来たこちらの個体は、頭部に黒褐色の羽が認められませんから、♀の個体になると思います。
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by coffeeto | 2012-06-24 18:38 | コウノトリ目

サシバとノスリ

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ゴールデンウィーク中に、ヤマセミ観察に訪れた川沿いを歩いていると、上空にサシバが飛びました。
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サシバは繁殖のために我が国へ渡ってくる夏鳥ですが、この辺りにはとてもたくさんの個体が観察できるようです。
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図鑑によれば、全長49センチとされていますから、カラスより一回り小さい体つきです。胸が一様な茶褐色であるところから、♂の個体であると思われます。
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同じ場所でまたサシバが来たと思ったのですが、よく見るとこちらはノスリの個体でした。
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上のサシバに比べて、羽の幅がとても広いことが分かります。下面は白いですが、お腹に黒褐色のバンドがあるところと、翼角にも黒褐色の斑があるところが特徴です。
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かなり上空を飛翔していたのですが、これは割合正面から撮影できたものです。
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上空を気持ち良さそうに帆翔しながら羽を広げていましたが、たまたま背面が見える状態に羽を広げてくれました。
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ノスリは、全長56cmですから、カラスとほぼ同じ大きさの体型をしています。留鳥ですから、一年を通して観察することが出来ます。
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by coffeeto | 2012-06-21 22:12 | タカ目

今年もアオバズクがやって来た。

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雨に降り込められた1日でした。写真仲間と誘い合って近県まで出掛ける予定でしたが、雨のために中止せざるを得ませんでした。当日は、雨とはいえ、自宅に閉じこもっているのも嫌だったので、昨年アオバズクを観察した場所まで様子を見に出掛けてみました。
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時々強く降り続く雨空で薄暗く、写真撮影には不向きな状況でしたが、何とかアオバズクを見つけてカメラを向けると、このように睨まれてしまいました。
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傘の下に隠れながら、しばらく観察していると、少し落ち着いたのか色々なポーズを見せてくれました。
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胸の羽を膨らませて、ちょっとのけ反ったようなポーズをとったところです。かなり暗い状況でしたから、パソコンでかなり補正しています。
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こんなポーズも見せてくれましたが、何となく雰囲気が映画のスターウォーズに出てきたヨーダを彷彿とさせるようです。
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アオバズクは、夏鳥として渡ってきて繁殖するフクロウ科の野鳥です。全長29cmで、黄色い虹彩が特徴です。夜行性で昆虫類などを捕食しているようです。
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by coffeeto | 2012-06-17 21:34 | フクロウ目

アシ原のオオヨシキリ

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アシ原から、ギョギョシ、ギョギョシ、ケシケシケシとけたたましく鳴く声が聞こえてきました。声を聞いただけで、オオヨシキリであると分かります。
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オオヨシキリは夏鳥として渡ってくるウグイス科の小鳥で、全長は18cmですから、スズメより大きい体つきをしています。
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大きな口を開けて鳴いていますが、口の中が赤色をしているところがオオヨシキリの特徴です。同じ仲間のコヨシキリは、口の中が黄色です。
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観察している間中、場所を移動しながら、けたたましい声で鳴き続けていました。アシ原における、夏の風物詩ともいえる情景です。
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by coffeeto | 2012-06-13 22:51 | スズメ目

護岸のヒバリ

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海辺に広がるアシ原に隣接した護岸の上に、ヒバリが舞い降りていました。よく見ると、口に何か咥えています。どうやら、小さな甲虫類のようですが、きっと、営巣中の個体が、ヒナに与える動物質の餌としてとらえてきたものなのでしょう。
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波消しブロックの上に留まったところです。ヒバリは、植物の種子などを食べる植物食の鳥であるとの印象が強いのですが、繁殖期の今の時期は、ヒナに十分な栄養を与えるために、動物食の餌をとってきたものと思います。
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この個体は、すぐに営巣中の巣に飛び込むことなく、獲物の甲虫類を咥えたまま、暫く警戒するように辺りを飛び回っていました。
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しばらく観察していたところ、護岸の上に2個体のヒバリが羽を休めました。♂と♀のペアであるのか雌雄同色ですからわかりませんが、手前の個体の方が明らかに大きいことから、こちらが♂であるのかなと勝手に想像しています。
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by coffeeto | 2012-06-11 22:51 | スズメ目

アシ原のサンカノゴイ

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このところ、毎年観察しているサンカノゴイです。今年もそろそろ来ているかなと期待しながら足を運んでみたところ、予想通りその姿を観察することができました。
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最初に見たのは、このようにアシ原の中でした。ジッとして動きがありませんでしたから、教えてもらうまでその存在が分かりませんでした。
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枯れたアシの上を歩きながら移動を始めました。観察していた大勢のカメラマンも一緒に移動開始です。
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緑が伸び始めたアシ原で動きを止めました。サンカノゴイは全長76cmのサギ科の鳥で、関東地方では夏鳥として渡来します。
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グーッと首を伸ばして擬態しているようです。体全体が淡黄褐色で、頭頂と顎線は黒褐色をしています。
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サンカノゴイは雌雄同色ですから、♂♀の区別はできません。ボーボーと低い声で鳴きますから、茂みの中にいてもその存在が分かります。
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たまたま飛翔してくれまいた。でも、突然だったので、ピントを合わせる余裕がありませんでした。画面の中に入ったことだけで満足しています。
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よく見ると、風切羽にはかなり欠損があります。換羽中であると思いますが、こんな状態でもよく飛翔できるものです。
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痛んだ羽で飛翔中ですが、間もなくアシ原の中に潜り込んでいきました。
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by coffeeto | 2012-06-09 20:52 | コウノトリ目

渚のキアシシギ

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海岸近くでお昼を食べていたところ、渚方向へ向かう鳥が頭上を飛ぶのを確認しました。慌ててお弁当を片付けて、鳥が舞い降りたと思われる渚を確認したところ、キアシシギを見つけることができました。
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胸から脇腹にかけて、褐色の横斑がよく目立ちます。キアシシギは全長25cmのシギの仲間です。渡りの時期に、通過する個体が各所で観察できます。
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くちばしは、上下とも基部がオレンジ色をしています。また、脚もオレンジ色であるところから、繁殖羽に近い状態であると思われます。
下尾筒に褐色の横斑が認められないところから、メリケンキアシシギではないことが分かります。
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by coffeeto | 2012-06-08 22:03 | チドリ目