<   2012年 01月 ( 24 )   > この月の画像一覧

川面のオオバン

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冷たい北風が吹きつける川面をオオバンが3羽で泳ぎ回っていました。全身が黒色ですが、くちばしと前額部が白く虹彩が赤い、とても特徴のある容姿をしています。
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白いくちばしは僅かに淡紅色味があり、背面には青灰色味があります。また、胸から脇腹にかけてはわずかに褐色味も感じられます。オオバンは、全長39cmのクイナ科の鳥になります。
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頭部を前面から撮影することができました。くちばしと前額部は白いですが、くちばしには淡紅色味があります。前額部は長円形で、くちばしとの間にくびれがあることが分かります。
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オオバンは雌雄同色ですからこの2個体の性別は知る由もありません。
だから、外見からこの2羽が番(つがい)のペアであるかどうかの判定もできません。
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水面を泳ぎ回っているところですが、脚に注目してください。水中にありますからよく分かりませんが、指先には水かきがあり弁足と呼ばれています。また、鉛色に染まった黄緑色をしていますが、これが冬羽の特徴で、夏羽の時期には鉛色味のない黄緑色をしています。
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by coffeeto | 2012-01-31 20:44 | ツル目

川岸のイカルチドリ

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北風が強く、寒さが身に染みる一日でしたが、この日訪れた埼玉県下にある河川のコンクリート護岸に、イカルチドリを見つけました。この周辺にはかなりの個体数がいるようです。コチドリとよく似た羽衣をしていますが、イカルチドリは全長21cmとコチドリより5cmほど大きく、黄色いアイリングがないのも特徴です。
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河原では、数個体のイカルチドリを観察することができました。群れを作っているわけではありませんでしたが、この2個体は行動を共にしていました。イカルチドリは雌雄同色ですから、この2個体がペアであるのかは分かりません。
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間近なコンクリートの堰堤の上で観察した個体です。脚は肉色であることがよく分かります。それよりも、黄色いアイリングがあるところに注目しました。ええっ!あなたは本当にイカルチドリですか?見た目には、コチドリのように思えます。
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図鑑によれば、コチドリは本州中部以南では少数が越冬するとのことです。しかし、埼玉県のこの河川敷で観察した個体が越冬中のコチドリであるとは、私には断定できませんでした。残念ながら、背面からの写真しか撮れませんでしたが、これを見てイカルチドリか、コチドリか皆さんのご意見を教えてください。
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対岸にクサシギが動き回っていました。ちょっと距離がありましたが、追いかけているとイカルチドリと接近しました。この写真を見ると、両者の体長はほぼ同じであることが分かります。
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by coffeeto | 2012-01-30 21:57 | チドリ目

川岸のクサシギ

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天気は晴れて良かったのですが、とにかく強い北風が吹いていましたから、体感温度はとても低く感じてしまいました。今日足を運んだ埼玉県下のとある河川の河岸で、クサシギを見つけることができました。
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上空が気になるのでしょうか、視線を上に向けています。もしかしたら、広い河川敷の上空に、タカの仲間が飛来したのかもしれません。常に警戒心旺盛であることを教えてくれるポーズです。
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背面は、灰色味のある褐色をしています。くちばし先端は黒色ですが、基部は緑色味のある淡褐色です。脚も淡黄緑色です。目先に白い眉斑が認められますが、タカブシギのような明瞭な眉斑ではありません。
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背面の各羽の羽縁には、淡色の小斑があります。また、各羽の羽縁は丸みを帯びていますから、第1回冬羽であると判定したいと思います。
図鑑によれば、クサシギは旅鳥とされていますが、ここでは1月下旬に観察しているわけですから、立派な冬鳥です。
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ここの河川敷では、クサシギのほかにイカルチドリ、タシギ、セグロセキレイをはじめ、たくさんのサギ類やカワウを観察することができました。この写真の中では、一番左にクサシギ、中央やや右にセグロセキレイ、その右上にイカルチドリが写っています。
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by coffeeto | 2012-01-29 19:59 | チドリ目

ルリビタキ♂の幼鳥

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半日かけて山の中を散策していましたが、なかなか野鳥と出会うことができませんでした。今日は駄目かなと諦め気分でとある谷筋まで来ると、キセキレイが見つかりました。喜んで観察していたところ、何とジョウビタキ♀とこのルリビタキを観察することができました。それまで歩き回った半日は決して無駄にはならなかった訳です。
さて、このルリビタキですが、完全な成鳥になるまで3年を要するといわれていることから、このような状態のものは雌雄の区別が付けにくく、一般的に♀タイプと呼ばれています。でも、この個体は尾羽が青色であるほか、小翼羽に青色味がありますから、♂の幼鳥であると思われます。
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岩の上に留まったところですが、残念ながら枝被りの写真になってしまいました。でも、脇腹のオレンジ色がよく分かります。また、白いアイリングがあることも目立ちますね。この角度から見ると、小翼羽の青色味がよく分かります。
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この写真は、別の日に林道を歩いていてたまたま撮影したルリビタキの成鳥♂の写真です。頭部から背面は青色の羽になっているうえ、脇腹のオレンジ色がよく目立ちます。でも、幼鳥の時に認められたアイリングはありません。
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by coffeeto | 2012-01-28 21:45 | スズメ目

枝に留まったカワセミ

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朝方は氷が張っていた池ですが、冬の陽射しを浴びて徐々に解け始めてきました。やっと氷が解けて水面が覗くようになった昼過ぎになると、お腹を減らしたカワセミがエサ取りに飛来しました。この枝先が定位置のようで、エサを見つけるとここからダイビングを繰り返していました。
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運よく獲物が取れると、近くの樹の枝に飛び移り、こちらでエサを飲み込む行動をとっていました。この写真はエサを飲み込んだ直後を撮影したものです。やっとお腹を満たすエサが取れて、ちょっと幸せそうです。
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獲物を狙う時の表情は真剣で、水中のちょっとした動きも見逃しません。
カワセミはブッポウソウ目の鳥で、小魚やエビなどの甲殻類をエサとしています。全長17cmほどの鳥ですが、くちばしがとても大きく尾羽が短いですから、体自体の大きさはスズメとあまり変わりません。
頭部から背面にかけては青色で、胸からお腹にかけてはオレンジ色の美しい鳥です。くちばしが上下とも黒いこの個体は♂です。
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何度目かの跳躍で甲殻類を捕まえて、樹の枝に飛び移ったところです。してやったりというところですが、後ろから見ると鮮やかな水色の背面がよく目立ちました。
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by coffeeto | 2012-01-26 20:51 | ブッポウソウ目

雪原のハクセキレイ

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羽田沼の雪原にハクセキレイが飛来しました。関東地方では、以前は冬鳥として観察されていたハクセキレイですが、今では留鳥または漂鳥として普通に観察できる種類になります。尾羽を上下に振りながら歩きますが、この姿がセキレイ科の鳥の特徴になります。
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この個体をよく見ると、顔面にやや黄色味が認められることから、第1回冬羽であると思われます。また、背面が灰色であるところから、♀の個体であると思われます。冬羽の♂は、背面が灰色になりますが、黒い羽が混じります。
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by coffeeto | 2012-01-25 21:16 | スズメ目

雪にも負けず ~ ツグミ ~

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辺り一面雪で白くなった羽田沼の散策路の周辺は、昼頃には溶け始めてグチャグチャになってきました。そんな中で、1羽のツグミが雪にも負けず餌探しに歩き回っていました。これはいい被写体です。そっと近づいてカメラを向けてみました。
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撮影していると、このツグミ君、散策路脇の縁石の上に上ってポーズをとってくれました。この個体は、中雨覆と大雨覆の各羽に明瞭な白い縁取りがあるところから、第1回冬羽であると思われます。
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不用意に近づくと飛ばれてしまうだろうと思い、距離をとっていたのですが、このツグミ君はどうした訳かどんどん近づいてきました。これ以上近づいては画面に収まらなくなるばかりか、ピントも合わなくなりますから、私の方が後退りをすることになってしまいました。
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縁石のすぐ脇で地面を突いていたと思ったら、なんと小さな芋虫のような餌を捕えたようです。厳しい自然環境の中ですが、よくしたもので上手く適応して生活しているようです。
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ツグミは全長24cmの冬鳥です。白くて太い眉斑、胸からお腹にかけては黒いうろこ状の羽が目立ちます。頭部と背面は黒褐色の羽で覆われていますが、風切羽は赤茶色でコントラストのある羽衣をしています。
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すぐ近くにあるピラカンサの実を食べに来たヒヨドリに追われて、クェッ、クェッと鳴くツグミ独特の声を響かせながら、サクラの枝に飛び上がったところです。お腹から下尾筒にかけては白い羽で覆われていることが分かります。
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by coffeeto | 2012-01-23 21:20 | スズメ目

雪の中のオナガガモ

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この週末、東京周辺では久々のお湿りとなる雨が降ってくれました。
今日訪れたここ羽田沼(はんだぬま)の周辺は、冷たい雪が降り積もった寒い一日でしたが、たくさんのオナガガモが出迎えてくれました。
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私の妻は、長らくボランティアで人形劇グループ「赤ずきんちゃん」に参加しています。今までは足立区内で活動してきましたが、今回縁あって栃木県大田原市の公民館での上演を要請されました。このため、二人と一匹はグループのメンバーとともに、一泊二日の日程で遠征することになりました。
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昨日はずっと雨模様でしたが、コーヒー党車が東北自動車道を走って、矢板インターを降りるあたりから白いものが混じり始めました。公民館でリハーサルを終えたころには日も暮れて、辺りは白くなり始めました。
今日は、何とか雪も降りやんでくれましたから、グループの上演中、私と愛犬チョコちゃんは、近くの羽田沼へ水鳥の観察に行くことにしました。
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羽田沼は栃木県下では有数の白鳥の飛来地として知られていますが、今年初めての積雪となった今日は、残念ながらオオハクチョウが1羽いただけで、オナガガモ、マガモ、カルガモ、キンクロハジロ、ヒドリガモなどのカモ類だけが観察できました。
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雪が降ったせいでしょうか、岸辺にいたたくさんのオナガガモ達は近づいても逃げることもなく、間近から撮影させてくれました。これは♂の個体になりますが、茶色の頭部、くちばしのサイドの灰色、脇腹の細かい縦斑、そして茶色い翼鏡などがオナガガモの特徴となります。
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by coffeeto | 2012-01-22 23:07 | カモ目

冬の常連ベニマシコ

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アキニレは落葉高木ですが、落葉した後に果実が残り、野鳥たちの格好の餌場となります。果実は長さ1cmほどの扁平な楕円形をしています。ここでは、冬の常連ベニマシコの群れが、採餌にいそしんでいました。
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こちらは成鳥冬羽のベニマシコ♀になります。頭部から背面にかけては、やや灰色味のある褐色をしています。♂と同じで、翼は黒褐色ですが、2本の明瞭な白帯があります。
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図鑑によれば、ベニマシコは漂鳥とされていますが、関東地方では冬鳥として観察されます。冬の時期は、群れを作って草むらや林縁で、植物の種子を採餌する場面がよく観察できます。
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あしだちの定例探鳥会に参加して撮影したものですが、アシ原で茎の中に潜むカイガラムシの仲間を採餌しているものと思われます。夏羽であれば、頭部から腹部にかけての紅色が鮮やかですが、冬羽では色が淡くなります。それでも、眼先と腰の部分には鮮やかな紅色が観察できました。
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落葉した樹木の枝に留まった♀の個体です。頭部から腹部にかけては淡褐色で、背面には黒褐色の縦斑が認められます。アトリ科の鳥ですから、太くて短いくちばしが特徴となります。
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アシ原から、フィッフィッと軽やかな声が聞こえてくると、ベニマシコがいるなと分かります。探鳥会のお昼をとる場所に先着した時、すぐ眼の前のアシ原で観察したベニマシコの♂になります。2本の白い翼帯がよく目立ちますね。
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by coffeeto | 2012-01-20 21:58 | スズメ目

賑やかなメジロ

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常緑樹であるシラカシの葉影から、チュルチュルと賑やかに鳴くメジロの声が聞こえてきました。葉が茂っているのでなかなか見つけられませんが、わずかな葉の隙間からメジロの白いアイリングが覗きました。
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やっと姿が見える枝先に出てきてくれました。このところ冷え込んでいますが、体中の羽を膨らませて元気に飛び回っています。東京周辺では、一年を通して観察できる留鳥です。
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こちらでは、赤い実をたくさんつけたマユミの樹に、群れで飛来したたくさんのメジロを見つけました。何羽もが鳴き交わしながら、賑やかにこれからお食事タイムというところです。
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直径1センチほどの淡褐色の蒴果が4裂して、赤い種子が顔を覗かせています。これが鳥たちにとっては大変なご馳走になるようです。メジロだけでなく、コゲラやシジュウカラも入れ代わり立ち代わり、採餌に飛来していました。
賑やかな食事タイムが終わると一斉に飛び去りますが、またしばらくすると群れが飛来します。同じ群れか違う群れかよく分かりませんでしたが、20分ほどの間で数回にわたる群れの飛来が観察できました。
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白いアイリングが目立つことからメジロという名前がついていますが、頭部から背面にかけてはうぐいす色で喉元はレモンイエロー、胸からお腹にかけてはわずかに褐色味があります。
ここには餌がたくさんありますから、メジロにとっては離れがたい場所になると思います。赤い実をくわえては、いくつも飲み込んでいました。
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by coffeeto | 2012-01-18 21:42 | スズメ目