カテゴリ:ペリカン目( 13 )

堰堤のヒメウ@銚子

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カモメ観察のため、銚子漁港へ行ってきました。利根川の第一漁港から外洋に向けて、流れに沿うように長い堰堤が築かれていますが、ここにたくさんのカモメたちが羽を休めています。銚子漁港は利根川の南側に位置しますから、こちらから見るとほぼ一日順光線となり、たいへん観察しやすい環境です。
たくさんのカモメとともに、堰堤の上にはウミウやカウもたくさん並びますが、その中に少数ですが、頬の部分が白くないヒメウが目につきました。ヘビのように細くて長い首を持ったウ(鵜)の仲間です。
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銚子漁港では、ウミウもカワウも留鳥として1年を通して観察できますが、ヒメウは冬の時期だけ見られる冬鳥です。でも、図鑑を見ると、北海道では留鳥とされています。
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ウミウやカワウの体長は80cmを越えますが、ヒメウは73cmということで一回り小さい体形です。ちょうど、周囲にいるセグロカモメとそんなに変わらない大きさになります。
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今の時期は、冬羽ですからヒメウは全身黒い羽で覆われています。でも、夏羽になると目の周りの皮膚が露出していて、ここが赤色に変わります。銚子でも、春先には夏羽の個体が見られることもあります。
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上を向いて口を開いているところですが、もしかしたら鳴いていたのでしょうか?図鑑では日中、1羽でいる時にはほとんど鳴かないとされていますから、鳴き声を聞いてみたいものでした。
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ヒメウの成鳥は、夏羽だけではなくて、冬羽でも体全体に紫色味を帯びます。この個体は、そんな色合いが認められず、まだ褐色味が残っているようですから、若鳥であると思います。
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by coffeeto | 2014-01-02 06:00 | ペリカン目

杭の上のカワウ@谷津干潟

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8月25日(日)に谷津干潟で開催された、あしだち(足立・自然にふれあう会)の探鳥会に参加してきましたが、、残念ながら潮周りの関係で、シギやチドリ類はあまり確認できませんでした。干潟が出なければ、シギチは餌取りができませんから仕方ありません。これは、津田沼高校側の杭の上で羽を広げていたカワウです。
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カワウは、他の水鳥と比べると、羽に水をはじく脂分が少ないということですから、このように翼を広げて羽を乾かすことが日課のようになっています。潜水して餌となる魚を獲るのに、羽に脂分が少ないというのは何故なんでしょうか?すごく疑問に感じます。
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この個体は、胸から腹部にかけて、白い羽が混じっていることから、若鳥であることが分かります。同じ仲間のウミウは背面の羽に緑光沢があり、カワウの背面は茶褐色の羽が混じるところが特徴ですが、若鳥のうちはどちらも背面は茶褐色の羽が出ていますから識別は難しいですね。でも、頬の部分の白色の羽が、カワウは眼の線より上に上がりませんが、ウミウは眼の線より上まで白い部分が広がりますから、ここが識別ポイントになります。
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この個体も幼鳥です。初列雨覆いの基部に白い部分があります。また、初列風切の羽軸が白くなっているのが分かりますが、これは成鳥になっても同じようなパターンが出ます。
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喉から胸にかけて、そして腹部にも汚白色の羽が認められます。これは、幼鳥であることの一番の特徴になります。
関東地方では、留鳥として1年を通して観察できますが、北海道では夏鳥となり、九州では冬鳥として観察できるようです。
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by coffeeto | 2013-09-10 22:49 | ペリカン目

ヒメウの夏羽と冬羽@銚子

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4月7日(日)に、銚子漁港へ足を運んで水辺の野鳥をたくさん観察してきました。数年前までは、カモメ観察のために毎週のように銚子漁港まで足を運んでいましたが、今シーズンは週末に山登りをすることが増えましたから、ほんの数回だけの訪問に終わりました。
この日は、たまたまヒメウの夏羽の個体と冬羽の個体を同時に観察することができましたから、ここで合わせて紹介したいと思います。
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ヒメウは全長73cmですから、ウミウやカワウより一回り小さい体形をしています。また、首から上の頭部が細いところもこの鳥の特徴になると思います。
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眼の下から頬の部分にかけて皮膚が裸出して赤くなっています。また、頭部から背面にかけては緑色の光沢のある黒色をしていますが、これがヒメウの夏鳥の特徴です。虹彩がエメラルドグリーンをしているところは、ウ科の鳥の共通した特徴です。
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こちらは、冬羽のヒメウです。頭部から背面にかけては黒褐色であるところで夏羽と識別することができます。
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夏羽であれば、眼の下かあ頬の部分にかけて赤い皮膚が裸出しているのですが、冬羽の個体では頭部が一様に黒褐色をしているところで、明確に夏羽との識別ができます。
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ヒメウは銚子漁港では冬鳥として観察できる鳥ですが、北海道では留鳥として、夏も冬も観察することができる鳥になるようです。
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by coffeeto | 2013-04-10 21:58 | ペリカン目

八丈島航路のカツオドリ

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かずとりさんと二人三脚で出掛けた八丈島航路では、オオミズナギドリばかりが目立つ状況でしたが、帰りの航路で撮影することが出来たカツオドリです。昨年もこの航路で2度ほど観察することが出来ましたが、今回もほぼ同じ場所で撮影しました。
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カツオドリはペリカン目カツオドリ科に属する鳥で、全長は69cmほどあります。オオミズナギドリと違って、海面をほぼ水平に一直線に飛翔するところが特徴です。
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頭部から背面にかけては濃茶褐色で、くちばしは淡黄白色で顔面まで続いていて、くちばしの基部の顔面には青色味があります。
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今回は、三宅島のすぐ沖合で撮影することが出来ましたが、前回は御蔵島の沖で2回観察しています。この辺りがカツオドリが繁殖する海域であると思われます。
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by coffeeto | 2012-08-04 22:47 | ペリカン目

カワウのなる木

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すっかり葉を落とした木の枝に、たくさんのカワウが留まっていました。まるで、豊年満作でカワウがなる木のように見えます。この辺り一面に、おそらく100羽程度のカワウが群れを作っているものと思います。
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頭部から後頸にかけて真っ白くなっているこの個体は、繁殖羽に換羽している成鳥です。胸からお腹にかけて、やや緑色がかった金属光沢があることがわかります。雌雄同色ですから、この個体が♂か♀かは分かりません。
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こちらの個体は成鳥ですが、頭部が白く換羽していませんから繁殖羽ではありません。雨覆いに褐色味がありますが、これがカワウの特徴になります。同じ仲間のウミウの雨覆いは緑色光沢があります。また、脚の付け根に白斑がありますが、これはカワウの成鳥にみられる特徴で、サイパッチと呼ばれているものです。
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こちらは、カワウの若鳥になります。成鳥にみられるような金属光沢はあまり認められません。それよりも、胸の部分に白斑があるところが成鳥との明瞭な識別ポイントになります。後方にいる若鳥は、胸からお腹にかけての白斑がハッキリ出ています。
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by coffeeto | 2011-12-29 18:57 | ペリカン目

水辺のカワウ

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水面の杭の上に留まるカワウの成鳥冬羽です。頭部から後頸にかけて白い羽が出てくれば婚姻色となりますが、まだ全身が黒褐色の冬羽です。
カワウは雌雄同色ですから、♂と♀の識別はできません。
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他のカワウが場所取りのためにちょっかいを出しましたから、杭の上で威嚇をしているところです。
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場所取りの争いの後で、後から来たこの個体が杭の上を占拠しました。
胸から腹にかけて、汚れた白色の羽がも認められることから、この個体は幼鳥(若鳥)であると思われます。
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水面に並んだたくさんの杭の上で羽を休めるカワウの群れです。全身黒褐色ですが、肩羽に茶褐色の羽が認められるところがカワウの特徴となります。ウミウは背面に緑光沢が出ます。また、頬の白い部分がくちばしの線より上まで広がっていないところもカワウの特徴となります。
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水辺の木の上にたくさんの個体が集まって休んでいました。カワウの仲間は他の水鳥と異なり、羽の脂分が少なく水をはじくことが出来ないので、このように翼を広げて羽を乾かしているところがよく観察できます。
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by coffeeto | 2011-10-30 21:38 | ペリカン目

航路のカツオドリ

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東海汽船の定期便で八丈島へ野鳥観察に出かけてみたところ、航路で観察できたのはオオミズナギドリがほとんどでしたが、今回はこのカツオドリを撮影することができました。
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今回の航路では、3個体のカツオドリを観察することができました。
行きの航路では早朝の薄暗い時間帯に、船のすぐ近くを飛翔するところを観察しましたが、カメラの準備ができていませんでしたから、大変残念な思いをしました。
これは、帰りの航路で撮影したものですが、かなり離れたところを飛翔しましたから、トリミングしてやっとこの大きさになりました。
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カツオドリはペリカン目の鳥で、雌雄はほぼ同色とされています。背面は一様に黒褐色ですが、くちばしは淡黄色で、目の周りの裸出部も淡黄色であることから、くちばしがとても大きいように感じられてしまいます。
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腹からの体下面と雨覆の下面が白いことが分かりますが、それ以外は黒褐色の羽で覆われています。♂は、目の周りの裸出部に青色味があるということですが、この距離ではそれがよく認められません....ということは、♀の個体なのかもしれませんね。
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by coffeeto | 2011-10-22 18:50 | ペリカン目

婚姻色のカワウ

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杭の上で休むこのカワウは、頭頂から後頸にかけて白い羽で覆われています。また、足の付け根の太腿に当たる部分にも白い羽(サイパッチと呼ばれています。)があります。また、くちばしの付け根部分は赤色に変色していますが、これらはすべて繁殖期のカワウに出現する婚姻色になります。この写真ではよく分かりませんが、カワウの虹彩はエメラルドグリーンです。
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たまたま正面顔を見せてくれました。個人的な印象ですが、顔だけを見るとカワウソのようだと思いました。
カワウの背面は黒褐色の羽で覆われていますが、同じ仲間のウミウは緑色味のある黒い羽で覆われているところが異なります。
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by coffeeto | 2011-02-16 22:19 | ペリカン目

全身が黒いヒメウ

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堰堤の上に羽を休めるたくさんのカモメやウの仲間の中で、全身が緑色の光沢を帯びた黒色をしているこの個体はヒメウです。関東周辺では冬鳥として観察されるウの仲間ですが、全長73cmという事ですから同じ仲間のウミウより一回り小さく、首も細いところが特徴となります。
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こちらは同じ場所で撮影した個体ですが、全身に緑色の光沢がないところから、亜成鳥であると思われます。左隣のウミウはくちばしの基部に黄色い部分があり、頬が白色をしていますが、ヒメウは全体が黒褐色です。
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水面に浮かんだところですが、他のウの仲間に比べると首が細いことと、体が沈みがちであるところが特徴となります。
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by coffeeto | 2011-01-10 22:30 | ペリカン目

杭の上のカワウ

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そろそろシギチが来ているかなと思って、谷津干潟に足を運びましたが、残念ながら空振りでした。
アオサがずいぶん茂っていて、干潟の環境が様変わりしてしまったようです。こんな状態では、渡り途中のシギチたちは、これからもあまりたくさん入らなくなってしまうのではないかと心配になりました。
杭の上に、カワウが止まっていました。とりあえず、足を運んだ証拠写真に撮影しました。
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by coffeeto | 2009-04-11 22:22 | ペリカン目