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カワウの成鳥

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関東地方では、留鳥であるカワウです。
同じ仲間のウミウと違って、背面に茶褐色味があるところがウミウとの識別点になります。
この個体は、喉から胸にかけて黒褐色味が強いところから、成鳥であるといえます。幼鳥では、喉から腹にかけて淡色味が強く出ますから識別は容易です。
エメラルド色の光彩が綺麗です。
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カワウは、羽に油分が少ないため、このように羽を広げて乾かしている姿をよく観察することがあります。
潜水して魚を捕る習性ため、羽に油分が多く含まれていると、空気がたくさん保有されてしまい、潜水しにくくなってしまいますから、必要に迫られた進化の結果となります。
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それから、カワウの特徴の一つとして、くちばし基部の黄色い部分がほぼ丸く縁取られているところが上げられます。
ウミウでは、この部分がくさび形に食い込んでいますから、これを確認することでも識別が可能となります。
by coffeeto | 2007-10-11 21:21 | ペリカン目
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