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公園にいたアカハラ@相模原

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この冬のシーズンは、シロハラと出会う機会が、例年に比べて多くあったように思いますが、同じツグミの仲間のアカハラを見かけたのは、ほんの数回しかありませんでした。シロハラは大陸から渡って来る冬鳥ですが、アカハラは高原で繁殖して、冬期は里に下りてくる漂鳥です。奥多摩や奥秩父でも、繁殖する個体を観察することができるくらいですから、見ようと思えば1年を通して観察できる鳥であると思います。
そんなアカハラですが、今シーズンは出会いの機会が少なかったこともあって、ここで写真が撮れた時には、何故か嬉しくなってしまいました。この個体は、頭部から喉にかけて黒色味が強いことから、冬鳥として渡来する亜種オオアカハラである可能性があると思います。
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この日は、ウタツグミが出ているという情報を貰って、この公園まで出掛けてきましたが、生憎の天気になってしまいました。でも、雨が上がっていた僅かの時間に、このアカハラとウタツグミの両方が撮影できたのはラッキーでした。
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この写真を見て、ギョっとしてしまいました。喉の部分に矢のような物が刺さっているように見えたからです....。でも、大丈夫です。矢のように見えたのは、枯れ草がひっついていただけのようです。それが分かってホッとしました。
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雨滴が付いた植え込みの枝の下で、先ほどからジッと周囲の様子を伺っているようでした。頭部は黒褐色で背面が暗褐色という地味な色合いながら、胸から脇腹にかけて濃い橙色をしていますから、これがアカハラの名前の由来になったものと思います。
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アカハラと言っても、お腹全体が赤いわけではなく、下腹部から下尾筒にかけては白色です。やや後ろから撮影したら、お尻を上げた姿勢をとってくれましたから、そんな様子がよく分かりました。
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この公園で撮影することができた、ウタツグミがどんな声で囀るのか分かりませんが、このアカハラは、キョロン、キョロン、ツィーと三声で夏の高原に爽やかな声を響かせてくれます。同じような声でキョロン、ツィーと二声で鳴くのはマミジロです。繁殖期の高原で、そんな声を聞き比べてみるのも面白いですね。
by coffeeto | 2014-03-12 06:00 | スズメ目
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