イスカの群と遭遇@常陸太田

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以前、日光の戦場ヶ原で知り合った方と、情報交換しながら野鳥観察の話などをしていた時に、冬になるとオオマシコが来ますよと教えていただいた場所がありました。今まで聞いたこともない場所でしたから、是非一度は行ってみたいと思っていました。1月中旬以降が良いですよということでしたから、1月の最終週である1月25日(土)に足を運んでみました。
ところが現地はなかなか広い場所で、ポイントがつかめません。もっとしっかり聞いておけば良かったと反省してもはじまりませんが、歩き回っているうちに、そこで予想もしていなかった、イスカを観察することができましたので紹介します。
昨秋、奥日光でイスカの写真を撮りましたが、逆光であるうえ、とても遠くて分かりずらい写真でした。いつかはくちばしの食い違いが分かる写真が撮りたいと思っていましたが、意外に早く実現できました。
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キャンプ場の中の道を歩いていると、尾根の上に並んでいるアカマツの木に、パラパラと数羽の鳥が飛来しました。双眼鏡で確認すると、マツの実を食べに来たイスカの群れであるようです。慌てて三脚を担ぎながら、尾根道を登ります。
以前は、それだけで直ぐに息が上がってしまいましたが、今はそんなに息も切れずに登れるようになりました。数年前から始めた山登りのために、毎日続けている階段登りの成果だと、こんな時にはありがたく実感できます。おかげで、野鳥写真の撮影にも大変役立っています。
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イスカは、♂は全身が赤色で、♀はオリーブ色という、一目で見分けられる、たいへん特徴のある羽衣をしています。それよりも、くちばしの先が食い違っているところが、一番の特徴ですね。
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キャンプ場の谷川に沿った道を下って行くと、数羽の鳥の群れが枝伝いに降りてきました。ここでも、イスカの群れに遭遇することができました。冬枯れの景色の中で、枝先に留まってくれた、♂の個体が綺麗に浮き出して見えました。
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この群れは、どうやら谷川の水を飲むために、この辺りへ下って来たようです。枝先から代わる替わる谷川に降りて、水を飲んでいます。距離は20mくらいでしょうか?
私の位置から、水を飲んでいる様子はよく見えませんが、谷川に降りる直前に枝先に留まったところです。下を向いているので頭頂部がよく見えますが、胡麻塩頭のような斑模様ですね。
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こちらの♂の個体も、これから谷川に降りようとしていますが、下の様子が気になるようです。仕切りに下を覗き込んでいました。こうして見ると、頭から顔、胸もお腹も全身が赤色であることが分かります。
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こちらの♀は、近いところに留まってくれました。距離は10mくらいだと思います。背面はオリーブ褐色で、風切羽は黒褐色です。また、腰の部分に黄色い羽が覗いていますね。
白い翼帯が出ていれば、同じ仲間のナキイスカということになりますが、この個体にはそれがありませんから、ただのイスカですね。
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イスカ♀の前面の羽衣がよく見える状態ですが、顔から首にかけては汚白色で、頬には緑色味がありますね。胸からお腹にかけては、緑色ががかった黄褐色という色合いです。
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イスカは、マツの実を食べるのに、効率よくその笠を押し開くことができるように、左右のくちばしが大きく食い違っています。上のくちばしが右に曲がるか左に曲がるか、特に決まっているわけではなく、個体によってバラツキがあるようです。
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これは、狭い谷川に下りて水を飲んでいるところです。私がいたところからは、水の流れまで見えませんが、舞い降りたイスカが水を飲む様子がかろうじて確認できました。2羽の♂が見えますが、こちらを向いているように見える左側の個体が、くちばしで掬い取った水を、上を向いて飲み込んでいるところです。
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by coffeeto | 2014-02-02 06:00 | スズメ目
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