新春のセグロカモメ@銚子

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明けましておめでとうございます。平成26年のお正月を、特別な感慨を持って迎えています。....今春、37年務めた職場を定年退職しますから、なんだか寂しいような、でもこれからゆっくり野鳥と自然にふれあうことができるから嬉しいような....複雑な気持ちが入り混じっています。
昨年12月の三連休を利用して、銚子漁港へ足を運んできました。カモメ類を観察するのが面白くて、数年前までは毎週のように通っていましたから、銚子漁港周辺は準地元のような親しみがあります。
カモメの仲間の中でもセグロカモメは亜種が多いうえ、交雑している個体もたくさんいますから、識別はなかなか難しくて、いまだに悩まされ続けています。行く度に???の連続ですが、飛翔するカモメはスッキリ爽やかですね。
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今まさに着地しようとするこのセグロカモメは、初列風切の1Pと2Pが少し短いですね。換羽が完全に終わっていない状態で、これから伸びてくる途中です。背面の色は、ウミネコはかなり黒色に近いのに対し、セグロカモメはそれより明らかに薄い灰色です。
セグロカモメの背面の灰色は、初列風切の先端にある黒斑と明確に区別できますが、オオセグロカモメの背面はより黒色味が濃くて、先端の黒色斑との違いが僅かです。
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ここに並んでいるのは、いずれもセグロカモメ( Vega Gull )だと思います。同じセグロカモメでも、体の大きさが違う個体がいることが分かると思います。カモメの体長は♂の方が大きくて、♀は小さいようです。
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このセグロカモメは、脚が黄色です。ならばキアシセグロカモメか?と思ってしまいますが、日本で見られる脚の黄色いカモメは、ホイグリンカモメの仲間になるようです。ホイグリンは背面が殆ど黒色に近い色合いですから、この個体はタイミレンシスと呼ばれる亜種になると思います。
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右側の個体はセグロカモメの成鳥で、左側にいるのが第1回冬羽です。頭部からお腹にかけて全身が褐色の羽に覆われているうえ、くちばしが黒色です。また、初列風切は褐色味のある黒色です。オオセグロカモメの第1回冬羽は初列風切がこんなに黒くありませんから、ここで識別することができます。
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ウミネコの群れの中に、セグロカモメの第1回冬羽がいました。上の写真に比べると、この個体は首から頭部にかけて随分白っぽくなっていますから、第1回冬羽から第1回夏羽へと換羽途中であると思われます。
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さて、こちらの個体のくちばしに注目してください。セグロカモメの成鳥は黄色いくちばしに赤い斑が出るのですが、この個体は黒い斑が出ています。通常カモメは成鳥になるまで4~5年かかるとされています。羽衣はすっかり成鳥ですが、くちばしに黒い斑が出る個体は第4回冬羽です。
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この2個体は、いずれもセグロカモメの成鳥です。でも、右側の個体は頭部が扁平で、左側の個体はドーム型をしています。厳密に言えば、亜種の違いがあると思いますが、識別は難しいですね。
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by coffeeto | 2014-01-01 06:00 | チドリ目
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