初冬のカシラダカ@前橋

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上州の空っ風が、一気に冬の寒さを運んできたように思える朝方の冷え込みでした。よく晴れていましたが、早朝に吹き渡る風の中には、白いものが混じっていました。でも、日中は風が穏やかになり、陽がさしてくるにしたがい、そこそこ暖かくなってきてくれました。
柔らかい初冬の陽射しを恋しがるように、藪の上に姿を見せてくれたのはカシラダカでした。すっかり冬枯れの景色に変わっていますが、この辺りでは前回紹介したホオジロとともに、このカシラダカをたくさん観察することができました。
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三脚にサンニッパの望遠レンズを搭載して、野鳥を探しながら歩いていました。小さな鳥が周囲の梢の上から、次々と草原に舞い降りていきました。何だろうと急いで近寄ってみると、枯れた草原の中で餌探しをしていたのは、カシラダカの群れでした。
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草原から、カシラダカがひょいと頭を上げてくれました。顔面と冠羽が黒褐色で、白い眉斑と顎線がよく目立ちます。胸のあたりには赤茶色の羽が見えますから、これのはカシラダカの♂であると思います。
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前回紹介したホオジロの♂の背面が見える写真は、この写真のカシラダカと同じような体勢で写っています。そこで、両者を見比べてみたところ、カシラダカの背面には黒褐色、茶褐色の羽とともに、汚白色の羽が縦斑となって入り混じっているのが分かります。また、三列風切の羽縁は、ホオジロは茶褐色であるのに対し、カシラダカは汚白色であるところが異なっていると分かりました。
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草むらで餌取りをしていたカシラダカの群れは、私が近づいたこともあって、近くの梢に飛び上がっていきました。たまたま、陽の当たるこの場所に留まったこの個体は、顔面と頭部が茶褐色ですから、カシラダカの♀になることが分かります。
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カシラダカの♀の背面がよく分かる写真が撮れました。背面は褐色地に黒褐色の縦斑が顕著ですが、一番注目してほしいのは、腰の部分です。鱗模様のある赤茶色の羽が並んでいるのが分かります。これは、カシラダカの♂も♀も同じ特徴です。前回紹介したホオジロの写真と見比べると、ホオジロの腰は茶褐色で鱗模様がありませんから、ここが明瞭に異なることが分かります。
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by coffeeto | 2013-12-20 06:00 | スズメ目
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