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涸沼のハヤブサ、彩湖のハヤブサ

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この日(11月17日)は、茨城県の涸沼周辺で野鳥観察をしてきました。近くの公園で小鳥類を探しながら歩いていると、木々の枝越しに上空を飛翔するタカの仲間が見えました。
何だろう?頭上を覆う木々の間から見え隠れする姿だけでは、その種類を特定することは困難です。急いで上空が開けた場所に移動して探してみると、まだ旋回を続けているタカの姿を見つけることができました。慌てて三脚をセットして撮影開始です。
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大きく広げた翼の形状や体型から、タカの仲間ではなく、ハヤブサの仲間であろうと思いましたが、チョウゲンボウかな? それともハヤブサかな?自信を持って識別できません。
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胴体部分が割合太めで、尾羽はあまり長くありません。顔に特徴のある黒いほお髭が見えましたから、ハヤブサであると確信が持てました。この個体は、下雨覆いの部分が褐色であるうえ、体下面には褐色の縦斑がありますから、今年生まれたハヤブサの幼鳥であろうと思います。
ここまでの3枚の写真が、涸沼で撮影したものになります。
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涸沼へ出掛けた翌週(11月24日)は、彩湖の周辺で野鳥観察をしてきましたが、ここでもハヤブサを確認することができました。ここからの3枚の写真は、彩湖で撮影したものになります。
彩湖の荒川貯水池機場の脇からカモ類などを見ていたときに、カモ類のすぐ上を飛翔するタカ類を見つけました。慌ててカメラをセットして撮影したのですが、その後は旋回しながらどんどん高度を上げていきました。
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この個体と涸沼の個体を比べると、体下面には縦斑が認められますが、下雨覆いの褐色味が殆ど認められません。体下面の縦斑もかなり色が黒くなっていますから、成鳥ではありませんが、涸沼の個体より早く生まれた若鳥であろうと思われます。
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ハヤブサを観察する機会は、そんなに多いとは思いませんが、今回は場所は異なるものの、2週続けて観察することができました。とてもラッキーであったと、私自身が少し驚いています。
ハヤブサは、図鑑によれば留鳥または冬鳥とされていますが、この辺りでは年間通して観察できるのではないかと思います。
by coffeeto | 2013-12-02 06:00 | タカ目
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