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アシ原のセッカ@茨城

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このところの週末は、天候に恵まれていますから、フィールドへ出ると、気持ちの良い自然観察を堪能してくることができます。前回は、奥日光で山の鳥をたくさん観察してきましたから、今度は平地でのんびり自然観察してこようと、茨城県下へ足を伸ばして、牧場周辺に広がるなだらかな山野を、日がな一日散策してみることにしました。
翌日の日曜日は、午前中の半日ほど涸沼周辺に滞在してきましたが、ここでは水鳥を中心に猛禽類や葦原の鳥、草原の鳥なども、たくさん観察することができました。涸沼川が注ぎ込む河口周辺には、葦原が広がっていて、小鳥たちの活発に動き回る姿がよく見えます。
でも、その小鳥たちが葦原の上を飛んで舞い降りると、直ぐに姿が見えなくなってしまいます。写真に撮ることはもちろん、その種類を確認するのも大変です。たまたま、倒れた葦の上に留まったところを撮影することができました。
その姿を確認するとオオジュリンと思ったのですが、quesoさんからコメントをいただき、セッカであると訂正させていただきます。
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この葦原では、ほかにもカワラヒワやカシラダカ、アオジなどがたくさん観察できました。しかし、あれもこれもと追いかけていると、思い通りの写真が撮れなかったというのがよくあるパターンですから、今回は狙いを絞って撮影してみることにしました。これは後姿ですが、頭頂部に黒い縦斑が並んでいるのはセッカの特徴でした。
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前景に葦の葉が被っていますが、この個体は見やすい茎に暫く留まってくれましたから、ここで何枚か撮影することができました。背面には、やはり黒い縦斑が目立ちますが、その間には白い羽毛も見えています。
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前景がうるさいので、少し位置を変えて撮影してみました。そんなに離れていた訳ではありませんが、私が移動してもこの個体は飛ばずに、ずっと留まったままポーズをとってくれました。とてもエライ個体です。
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セッカは、図鑑によれば漂鳥または留鳥とされていますが、関東地方では一年を通して観察できるので留鳥になりますね。昆虫類やクモ類などを採餌しているとのことですが、非繁殖期は草むらやアシ原の中に生息しているようです。
by coffeeto | 2013-11-30 06:00 | スズメ目
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