イソヒヨドリ@南房総~鴨川

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今年は、台風がよく発生します。先の台風26号は、伊豆大島に大災害をもたらしましたが、10月最後の週末は台風27号が日本の近海に接近してきました。折角の週末がまた台無しか....しかし、台風から避難してくる海鳥を観察できるチャンスですから....伊豆大島に重ねて被害が発生しないことを祈りながら....思い切って出かけることにしました。今回は、房総半島の最南端の野島崎から鴨川にかけて、海岸線を移動しながら点在する漁港を覗いてみることが目的です。
館山自動車道をどんどん南下して、一路野島崎を目指しましたが、予想に反して風は殆ど吹いていません。おまけに雨も木更津付近では激しく降っていましたが、南端の富浦インターを出る頃は普通の降り方となり、台風の雨という状況ではありませんでした。どうも台風はそれていったようで、当初の目論みは大外れとなってしまったようです。
折角、房総半島の南端まで来たわけですから、引き返すわけにはいきません。ダメもとで予定のコースを回ってみることにしました。
これは、南房総市白浜の漁港に立ち寄ったところ、引き揚げられた漁船の下で羽を休めていたイソヒヨドリです。青色とレンガ色の綺麗なツートンカラーになっていますから、成鳥♂の個体であることが分かります。
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漁船の下にいたイソヒヨドリが、近くの建物に移動しました。漁師が使う作業小屋か、資材置き場のような建物ですが、その屋根には、イソヒヨドリ♀がいました。この2個体は、番いのように行動を共にしていました。
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建物の庇に飛び移った♀の個体ですが、こちらを向いて留まってくれましたから、胸からお腹がよく見えます。♂の個体は首から胸にかけて青色で、腹部はレンガ色をしていますが、♂の個体はこのように全く異なり、一面にウロコ模様が入っています。鳥見を始めたばかりの頃、谷津干潟で初めて♀の個体を見た時は、イソヒヨドリとは思えず識別できずに困惑しました。懐かしい思い出です。
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イソヒヨドリ♀は、全身暗褐色のウロコ模様ですが、風切羽は黒褐色で、背面の肩羽の辺りには青色味のある羽も認められます。
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台風27号が通過した翌日の日曜日は、太平洋からオレンジ色の大きな太陽が昇りました。感動を覚える、大変見事な眺めでした。山の上で見るご来光と違って、これもまた良いものです。この日は、良いお天気になりましたが、前日よりも強い風が吹いていました。
このイソヒヨドリは、鴨川市の安房天津漁港に立ち寄ったときに撮影したものです。港の高い防波堤の向こう側に鳥が降りましたから、堤防の上に登ってみたところ、その先に置かれていた波消しブロックの上に、イソヒヨドリが姿を見せてくれました。
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このイソヒヨドリは、♂の個体ですが全身の各羽の羽縁に淡褐色の羽が混じっていることから、今年生まれの幼鳥であると思います。
この漁港では、少なくても3個体の♂の個体を確認しました。♀も入れると、5個体以上はいたと思います。
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別の個体が飛来してきて、コンクリート護岸の縁に留まりました。これもイソヒヨドリの♂の若鳥になると思いますが、上の写真の個体に比べると淡褐色の羽縁の出方は少なめに感じます。少し早めに生まれた個体なのでしょう。
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最後は、やはり安房天津漁港で撮影したイソヒヨドリ♀の個体です。この漁港は、何故かイソヒヨドリがとてもたくさんいたように思います。また、後日紹介したいと思いますが、♂と♀が仲良く電線に留まっているところも撮影できました。また、追いかけあったり、2羽で一緒に飛び回ったりと賑やかでした。もしかしたら、繁殖したファミリーがまだ行動を共にしていたのかもしれませんね。
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by coffeeto | 2013-11-06 06:00 | スズメ目
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