海辺のイソシギ@南房総

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台風27号の接近に伴い、怒涛の大波が打ち寄せて、外洋性の海鳥が避難してくるであろうと予想して、外房の各漁港を回ってきました。
以前、猛烈な低気圧接近のさなか、銚子漁港で万単位のヒレアシシギの大群が、荒れ狂う外洋から避難してきて、漁港内といわず水路といわず、水面を埋め尽くしていたという、我が目を疑うような光景を目の当たりにしたことを思い出して....ちょうど10月最後の週末に当たったこともありますが....無謀にも台風接近の最中に出かけることにしたわけです。
ところが、房総半島最南端の野島崎灯台周辺は穏やかです。強風はどこへ行ったの?怒涛の大波はどこに潜んでいるの?....普通に雨が降っているだけの状況で、完全に予想を裏切られてしまいました。
白浜の海岸線に沿った芝生の広場では、翼を広げたシギチの仲間が、のんびりと大きく伸びをしているところを見つけました。
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小雨が降る芝生の上は、台風接近で人っ子一人いません。お陰でこの芝生の広場は、この日だけはイソシギやハクセキレイなどの野鳥にとって、格好の餌場となっていました。
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台風接近といっても、大波が押し寄せるような状況ではありません。普段より少し波が高い程度でしょうか?...といっても、普段の波の高さは知りませんが...のんびりしたものです。
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このイソシギの羽衣を見ると、背面の各羽の羽縁がうっすらと淡色で、波目模様のように見えます。通常、幼鳥は羽縁に淡色の縁取りがありますが、イソシギの場合、冬羽は夏羽に比べて羽縁が淡色になります。この個体は、少なくても成鳥夏羽でないことだけは確かですが、果たして幼鳥なのか?それとも冬羽に移行途中の個体なのか?....私には良く分かりません。
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時折、芝生の地面を突きながら採餌していますが、何を食べているのでしょうか?たまたま、この写真では餌を咥えて飲み込もうとする瞬間が写っていました。でも、この状況では、何を食べているのか分かりませんね(^^;;
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台風接近中ですが、小雨が降り続く海岸沿いのこの芝生は、人影が全くありませんから、イソシギがこの時ばかりと採餌活動に忙しく、かなり精力的に動き回っていました。
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おっと、この写真を良く見ると、くちばしの先に何か咥えています。これがイソシギが芝生の上を歩き回って、採餌の対象としていた獲物です。小さくて白っぽい、何かの幼虫のようなものを咥えています。....しかし、芝生の中から良くこんな小さい芋虫を見つけられるものだと、逆に感心してしまいました。
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イソシギは、全長20cmのシギの仲間です。関東地方では、留鳥として1年を通して普通に観察できる水辺の野鳥です。
背面は褐色で、腹部は白色ですが、前胸部で腹部の白色がくさびの様に切れ込んでいますから、遠くからでも識別できます。
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いつも、横からの姿を観察していますから、前から見る姿はあまり見慣れていません。でも、こうして見るとスマートなイソシギが “だるまさん” のように見えてしまいますから面白いですね。
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by coffeeto | 2013-11-10 06:00 | チドリ目
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