ツグミの仲間3種@戸隠

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秋もたけなわとなってきました。季節はまさに夏鳥と冬鳥が入れ替わる頃合です。この時期は、そんな渡りの鳥たちを狙って出掛けてみるのが面白いですね。夏の暑さが去り、涼しさが増してきましたから、自然観察にはうってつけの時期です。
ちょうど10月14日は「体育の日」の祝日ですから、10月12日(土)~14日(月)にかけては、願っても無い三連休となりました。以前から、どこへ出掛けてこようかと思案していましたが、野鳥観察だけではなく、山登りも楽しめる場所が良いと考え、悩んだ末に戸隠へ出掛けてみることにしました。昨年は、ここでムギマキも観察することができましたから、その再会にも当然のことながら期待が膨らみます。
今回、戸隠森林植物園を散策していると、ツグミの仲間がとてもたくさんいて驚かされました。最初に、このマミチャジナイの写真を紹介します。
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さて、この写真には2個体のツグミの仲間が写っています。手前にいるのはアカハラであることはすぐに分かりますが、その奥で下尾筒だけが見えるのは、分かりにくいですがマミチャジナイです。この近くにコブシの実がなっていて、それを啄ばむためにツグミの仲間が集まっています。たまたま、すぐ近くの枝に留まってくれました。
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アカハラが右側の少し上の枝に飛び上がりました。木漏れ日が当たって、わき腹のオレンジ色がとても引き立っています。左側にいるマミチャジナイは、見え難いですが、白い眉斑があることが分かる程度に写っています。わき腹の色の違いは歴然ですね。
アカハラは漂鳥として1年を通じて観察できますが、マミチャジナイは春と秋のシーズンに、通過していく個体が観察できる渡り鳥です。
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さて、この個体もコブシの実を啄ばみに来たツグミの仲間です。前景の木の葉越しの写真になってしまいましたが、どうやらシロハラであるようです。シロハラは、海を渡って大陸で繁殖しますが、冬になると日本に渡ってきて越冬する冬鳥です。
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シロハラの頭部は灰黒色で、黄色いアイリングがあることが分かります。背面はオリーブ色味のある茶褐色で、風切羽は灰黒色です。腹部は汚白色ですが、わき腹にわずかに褐色味があり、脚は橙黄色です。
冬鳥ですが、早いですね。もう渡って来て、戸隠のような高原地帯で栄養補給をしているようです。この辺りの餌がなくなり、寒くなってくると、里へ下ってくるものと思います。
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さて、こちらは渡り鳥として通過途中のマミチャジナイです。今回の戸隠森林植物園では、たくさんのツグミの仲間が飛び交っていましたが、私が撮影した写真の中で一番たくさん写っていたのは、このマミチャジナイでした。面白いことに、コブシの木に2個体で飛来してきて、しばらく赤い実を啄ばんだ後、また2個体でいずれかへと飛び去っていきます。そんなパターンを何回も観察することができました。
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マミチャジナイは、外形的にはアカハラに良く似ていると思います。しかし、この写真でも分かるように、明瞭な眉斑があり、くちばしから眼の下にかけても白い斑があります。渡り鳥として通過していくだけですから、観察する機会が少ない鳥ですが、ここ戸隠森林植物園で、赤い実がなっているコブシの木を見つければ、マミチャジナイを観察する絶好のポイントになります。
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by coffeeto | 2013-10-17 06:00 | スズメ目
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