タカ渡り~その⑤ハチクマ、ノスリ@白樺峠

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オッと! いきなり大きなタカが出てきて、何だ!何だ? と言われそうですが、ハチクマです。この写真は、三連休の中日に当たる9月22日(日)に撮影しました。我が国へ渡ってきて繁殖期を過ごし、これから越冬のために南の国へ渡って行こうというところです。風切羽に痛みが目立ちますが、このシーズン中、このハチクマには羽を痛めるような、色々なドラマがあったことでしょう.....。お疲れ様でした。元気に渡って行ってください。そして、来年もまた、元気な姿を見せてください。
この日も、白樺峠のタカ見広場に三脚を据えて、愛用の望遠レンズを覗いていたところ、思いもかけず、あしだち(足立・自然にふれあう会)のメンバーから声を掛けられました。都内から一泊二日の日程で、わざわざ6名のメンバーがタカ見の見物に来たとのことです。思わぬところでお会いできて、陣中見舞いに足を運んだら、逆におやつの差し入れまで頂いてしまいました。ありがとうございました。
連休の初日に比べ、この日はタカ類の出現頻度が低かったのですが、このハチクマはたまたますぐ頭上を通過してくれましたから、私のカメラ (オリンパスE-5+ZD300mmf2.8) でも、こんなに大きく撮影することができました。ただ、ちょっと露出がアンダー気味であったところが悔やまれますが.....。
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こちらのハチクマは、痛みの少ない比較的綺麗な羽衣をしていて、翼下面のタカ斑模様も綺麗に出ています。初列風切の先端の6枚は、羽の裏側が黒くありません。また、頭部に褐色の羽があり、胸から腹部に掛けて横斑が認められますから、♀の成鳥になります。頭部もエンピツの先端のように細くなっていて、ハチクマの特徴がよく分かります。
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こちらの個体は、下面がかなり黒っぽい色合いです。ハチクマは、もともと羽衣の模様に個体差が多く、白っぽいものから褐色のもの、黒っぽいものまで色々なタイプがいるようですが、この個体は特に黒いですね。
カラスではありませんが、サシバの暗色型に準えて、ハチクマの暗色型と言いたくなるような個体です。
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連休2日目は、前日に比較してハチクマがとてもたくさん飛んでくれました。これは、ハチクマをほぼ前方から撮影したものですが、この写真を見ると、頭部が青灰色をしていることが分かります。これは、ハチクマの♂の個体になります。♀にはこのように、頭部が青灰色をした個体はいません。
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9月21日(土)からの三連休は、二泊三日の車中泊で白樺峠のタカ渡りを観察する予定でした。金曜日の夜に自宅を出発し、諏訪湖サービスエリアで仮眠を取って、土曜日の早朝に白樺峠に到着したので、当初の予定では車中で三連泊することにしていました。でも、カメラやスマートフォンの充電や、照明用に使っていたディープサイクルのサブバッテリーが、この前夜、突然使えなくなってしまいました。接続していた300Wのインバーターの緑のランプが、突然赤色の点滅を始めて異常を知らせてくれました。連休最終日まで、のんびりと車中泊を予定していたのに.....ラジオの交通情報で、この日中央高速に50キロの渋滞発生を案内していたことと、このアクシデントの発生で、一日早く切り上げて帰宅することを決めました。そんな訳で、白樺峠のタカ渡りの紹介は、このノスリの写真で最後になります。
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ノスリは、国内で繁殖する個体もいますが、多くは越冬のために我が国へ渡ってくる冬鳥です。下面はとても白い色合いで、翼角の褐色斑と腹巻のような褐色の帯が一番の特徴です。それよりも、この体つきに注目してください。とても太目の体型で、ほかのタカ類のようにスマートとはいえない、メタボリックな体つきです。
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たまたま、ノスリの羽の上面を撮影した写真を撮ることができました。各羽の羽縁に、白色の斑が出ていることが分かりますから、幼鳥かな?と思いましたが、図鑑を確認すると、成鳥でもこのように白色の斑が出るようですから、これだけでは成幼の判定は難しいですね。
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by coffeeto | 2013-10-05 06:00 | タカ目
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