タカ渡り~その④サシバ、チゴハヤブサ@白樺峠

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白樺峠が、タカ渡りのメッカであるということは、今更言うまでもないことですが、天候などの条件により、その日通過するタカ類の個体数には、随分と開きが出るようです。上手くタイミングが合えば、一日で数1,000羽が渡って行く、感動的なシーンに遭遇することもできるのでしょうが、そんな日を狙っても、そうそう当たるものではありません。
三連休の2日目は、前日まで続いていた好天気が、少しづつ下降線を辿り始めたようで、通過するタカ類の数は、さらに少なくなったようです。
前日は、タカ見広場から見て、左側の白樺峠側を抜ける個体が多かったのですが、この日は、右側の谷筋を飛翔する個体が殆どで、おまけにかなり高い所を飛びましたから、観察条件は良くありません。
そんな中で、この個体は比較的近くを飛翔してくれました。胸の部分はベッタリとした暗褐色であり、また胸から腹にかけて横斑が認められますから、サシバの成鳥♂の個体になると思います。
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こちらの個体も、割合近いところを飛翔してくれたサシバです。胸の部分の暗褐色斑に白い羽が混じって、上の写真の個体に比べると、淡い色合いになっていることと、腹部に横斑が認められますから、♀の成鳥になると思います。
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この個体は、下雨覆と体下面が一様に暗褐色の色合いですから、サシバの暗色型になると思います。
たくさん通過していくタカ類の中には、下から見ていると色の薄い個体や濃い個体、その中間型の個体など様々です。殆どのサシバの体下面は色が薄いのですが、時折このように色の濃い個体も通過していきます。
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タカ見広場から、上空を仰ぐように観察していますから、殆どのタカ類は、その下面しか見ることができません。でも、この個体は、たまたま上面の様子が写っていました。......写ってはいたものの、ほんの小さくしか写っていなかったので、大きくトリミングしても、この程度が精一杯です。残念ながらこの写真からは、上面の模様は一様な褐色であるということくらいしか分かりません。
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翼の先端が尖っているタカが飛翔してくれました。ちょっと見難いですが、黒いほお髭が見て取れますから、サシバやハチクマなどと違って、これはハヤブサ科に属するタカの仲間の特徴になります。
特に注目するところは、下腹部にあたる部分に赤色味があるところです。チゴハヤブサの脛羽は赤褐色をしていますから、ここが確認できればチゴハヤブサと識別するポイントになります。
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チゴハヤブサの翼端は、ハヤブサに比べてより鋭角で顕著に尖っています。この写真は、チゴハヤブサをやや前方から撮影したものですから、正確な比較はできませんが、翼の尖り具合は分かると思います。
また、この写真ではハッキリと写っていませんが、胸から腹に掛けて黒褐色の縦斑は、かなり太めについています。
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by coffeeto | 2013-10-03 06:00 | タカ目
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