タカ渡り~その③ツミ、ノスリ、ミサゴ@白樺峠

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9月21日からの三連休を利用して、長野県の白樺峠でタカの渡りを観察してきました。お天気に恵まれ過ぎて、初日は直射日光の洗礼を受け、辟易しながらの探鳥でしたが、サシバやハチクマなどを中心に、たくさんのタカの仲間が通過して行きました。前々回はサシバについて、前回はハチクマを紹介しましたから、今回はその合間に観察することができた、他のタカ類を紹介します。
先ずは、小型のタカの仲間であるツミです。ハトより一回り小さい体型であるうえ、かなりの上空を飛翔しましたから、ゴマ粒程度にしか写っていません。この写真は、思いっきりトリミングしてあるので、ちょっと見難い画像になってしまいましたが、雰囲気は分かっていただけると思います。
シルエットだけを見ると、翼幅が広いですから、ヒバリが囀りながら飛翔しているときの姿に良く似ていると思います。
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一応、ツミということで紹介していますが、ハイタカ属の仲間はオオタカにしてもハイタカにしても、姿形が大変よく似ています。大きさの違いが一番確実な識別ポイントであり、その中でツミが一番小さい種類になります。しかし、これだけ上空を飛翔すると、羽衣の詳細を見たり、大きさを比較する対象もいませんから、識別は難しくなります。
翼の幅の広さと、尾羽の長さのバランスからツミとしましたが、私にはこれ以上の確実な識別眼がないので、ちょっと自信がありません。
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サシバやハチクマに混じって、時折その姿を見せてくれたのはこのノスリです。白樺峠を通過していくタカの渡りの中で、殆どの種類は夏の間、我が国で繁殖して、これから越冬地である南の国へと向けて移動していきますが、このノスリはちょっと違います。北の国で繁殖して、わが国で越冬するために飛来してきます。(国内で繁殖する個体もいます。)
ノスリの下面はとても白っぽい色合いで、お腹にある腹巻のような褐色のベルトと、翼角にある褐色斑が特徴です。
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たまたま、近くをサシバが飛翔してくれました。ノスリは、全長55cmですから概ねカラス大です。翼の幅が広く、体も太めですから、ズングリムックリといった表現が合っていると思います。それに引き替え、サシバは全長49cmですが、見た目には一回り以上小さい、とてもスマートな体型をしています。(両者は高度差のため、見掛けの大きさが異なります。)
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この日は暑さに喘いで、次第に注意力が低下しているのが分かりましたが、午後になって見慣れない(?)タカが飛びました。なんと、ミサゴです。海岸や湖沼などで魚を獲って生活するタカですから、こんな山の中を飛ぶとは驚きです。
ミサゴの首から胸の部分にある褐色は、♂は狭く、♀は広いですから、この帯の出方で、雌雄の識別ができます。とすると、この写真の個体は白飛びしていて分かりにくいですが、多分♂の個体であろうと思います。
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実は数年前にも、ここ白樺峠でミサゴを観察したことがあります。だから、今回観察したのは偶然ではないと思います。近くを流れる梓川沿いにいくつかある、ダム湖で魚を獲っているのでしょうか? それとも、北で繁殖したミサゴが、越冬のために南へ渡っているのでしょうか?
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by coffeeto | 2013-10-01 06:00 | タカ目
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