タカ渡り~その②ハチクマ@白樺峠

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9月中の後半の三連休を利用して、タカ渡りを観察するために、長野県の白樺峠へ行ってきました。初日はお天気が良くて、暑いくらいの陽気でしたが、翌日からは少し雲が多くなったように思います。
白樺峠から20分ほど登ったタカ見広場には、ひな壇のような観察場所が設けられていますが、ここには日陰がありません。連休初日は、直射日光をまともに浴びて、座っているだけでも汗ばむような状況です。
今年の異常な暑さの余韻を実感するのに、十分過ぎるほどの状況でしたが、時折吹き渡る風は、流石に秋の爽やかな空気を運んできてくれるようでした。
台風18号が通過した直後には、2,000羽を越えるカウント数の日が続いていたようですが、この写真を撮影した三連休の初日に、白樺峠を通過して行ったタカ類は、1,000羽を下回っていたようです。それでも午前中を中心にかなりの個体数が飛んでくれましたから、久し振りにタカ渡りを観察する私には、十分に堪能できる状況でした。
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コーヒー党の野鳥観察では、このところ、足を運んだ探鳥地で撮影した野鳥たちをまとめて紹介していますから、シリーズ物のようになっていますが、今回のシリーズでは、三連休に白樺峠で観察したタカの渡りが、メインテーマということになります。.....ということで、前回のサシバに続き、今回はハチクマを紹介します。
この日、峠を越えて行ったタカの仲間は、サシバが主体でしたが、体の大きいこのハチクマも、力強い飛翔を見せてくれました。
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長距離の渡りをするタカの仲間は、体力の消耗を抑えるために上昇気流を捉まえ、一気に高いところまで上昇していき、羽ばたきもしないでグライダーのように滑空して、長距離を飛翔するスタイルをとっています。そのため、ここでも数羽のタカ類がグルグル回りながら上昇して、タカ柱を作っていました。その中に、1羽のハチクマが混ざっていました。中央に写っているのがハチクマですが、周囲を飛翔するサシバに比べると、体の大きさは一目瞭然ですね。
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今回、私が使用した撮影用の機材は、いつものことながらオリンパスのE-5とZD300mmF2.8の組み合わせです。当初、EC-14というテレコンも併用していましたが、かなり上空を飛翔するタカ類を撮影していると、なかなか上手くピントが合ってくれません。また、合焦速度もちょっと気になったことから、殆どの写真は300mmの望遠レンズ単体で撮影したものとなりました。
でも、オリンパスの一眼カメラは、フォーサーズ規格の撮像素子を採用していますから、35mm判換算で実質600mm相当の画像が撮影できることになります。
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以前、諏訪湖から佐久平へ抜ける和田峠の周辺で、大きな蜂の巣を咥えて、飛翔していくハチクマの姿を観察したことがありますが、このタカは蜂の巣を狩って、その幼虫を餌とする変わった習性を持っています。
また、どこかの本で、蜂の巣はローヤルゼリーやコラーゲンなど、栄養価の高い餌となるので、ハチクマの雛は、他のタカ類に比べて成長が早いという解説を読んだことがあります。
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クマタカのような大型のタカで、ハチを餌としているところから、ハチクマの名前が付けられたのでしょうか?このタカは、体の割には頭部が小さいところが特徴です。遥か上空を飛翔していても、鉛筆の先っぽのような頭を付けたタカを見つけると、一目でハチクマであることが分かります。
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by coffeeto | 2013-09-28 06:00 | タカ目
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