タカ渡り~その①サシバ@白樺峠

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9月中に2回あった三連休の前半は、郷里の中学校の同窓会に出席するため、帰省していたので2日間が潰れてしまいました。同窓会の翌日に、単独テント泊で蓼科山と北横岳に登ることも計画していたのですが、これもまた台風18号の接近で叶わなくなってしまい、仕方なく帰京して自宅に足止めされる結果になってしまいました。結局、前半の三連休は、野鳥写真の撮影どころか、自然観察にも出掛けられずに終わってしまいました。
そんな訳で、後半の三連休については、弥が上にも期待が高まります。以前から、長野県の白樺峠へタカ渡りを観察するために出掛ける予定にしていましたから、満を持して9月20日(金)の夜に自宅を出発しました。夜半に諏訪湖サービスエリアに到着し、ここで仮眠を取って9月21日(土)の午前7時前には白樺峠に到着することができました。ところが、峠の周辺は既に車で一杯の状態です。かろうじて、道路脇のスペースに1台分の余裕がありましたから、駐車することができましたが、いやはや白樺峠の人気は馬鹿にできません.....という訳で、今回から白樺峠で観察したタカ渡りを、何回かに分けて紹介したいと思います。まず最初はサシバです。
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白樺峠におけるタカ渡りの現況については、ネットでその数を確認することができます。私も事前にチェックしたところ、台風通過の翌日と翌々日に2,000羽を超える個体が通過して行ったようです。それ以来、ずっと天気の崩れはありませんから、少しは期待もしましたが、21日(土)は結果的には1,000羽に満たない通過数であったようです。
それでも、山腹に作られた雛壇のような観察ポイントからは、時折飛翔するタカの姿が、幾つも観察できました。
この写真の個体は、側胸に横斑がありますが、前胸から腹部にかけて縦斑が認められますから、今年生まれの若鳥であることがわかります。
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この日は、数こそ多くはなかったものの、時折、数羽の個体が舞い上がり、上空で絡み合うシーンを見せてくれました。この2個体は、いずれもサシバですが、かなり高いところを飛んでいますから、撮影しても雌雄や成幼など、その詳細を確認できる画像を撮るのは難しいですね。
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タカの仲間は、数羽から10数羽の個体が群れを作って通過して行きました。上昇気流を捉まえるために、グルグル回りながらタカ柱を作る様子も観察できましたが、この写真は、そんな状況を撮影したものです。
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こちらの個体は、側胸から腹部にかけて明瞭な横斑が認められますから、サシバの成鳥になるのが分かります。順光状態で、割合近いところを飛翔してくれました。
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首から前胸にかけての部分は、濃褐色の羽で覆われていることから、♂の個体であることが分かります。かなり色が濃いですから暗色型か?とも思ったのですが、腹部は完全な暗色ではありませんから、中間型といったところでしょうか。
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この個体は、次列風切の一部に羽の乱れがあるのが分かります。これから長距離の飛行をしていくわけですが、上昇気流を捉まえながら飛翔していきますから、影響はないと思いたいです。
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こちらの個体は、胸から腹部にかけての横斑がハッキリしていますから、成鳥であることは間違いないと思います。胸の部分の羽がよく確認できませんが、ベッタリした濃褐色であれば♂の個体で、白い斑が混じっていれば♀の個体になります。
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タカの仲間は、翼端の初列風切が突出する羽の分裂数が種類によって異なります。この個体は5枚ですから、サシバで間違いありませんね。翼の幅は細長く、尾羽はあまり長くなく、角形をしているところも特徴です。
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by coffeeto | 2013-09-26 06:00 | タカ目
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