休耕田のタシギ@石岡

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今年も、秋のシギチ・シーズンが巡ってきました。例年であれば、夏休みを最大限に活用して、8月中から休耕田巡りをするのですが、今年は職場の定期健康診断で引っかかり、入院して手術を受ける事になってしまいましたから、叶いません。でも、その後の経過が良好であったことから、先般のあしだちの探鳥会に参加したのを皮切りに、やっと出掛けることができるようになりました。
そんな訳で、9月1日(日)にシギチ観察に行く事にしたのですが、話を聞くと、今年はどこも休耕田が少なく、シギチの観察が大変だという情報ばかりです..........。何処へ出掛けようか? 思案のしどころです。
それで、我が家から少し距離がありますが、確実に休耕田のある場所へ、プチ遠征してみる事にしました。
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ここは、とても広い休耕田ですが、期待通りシギチがたくさん観察出来ました。休耕田の奥の遠いところで、数羽のジシギが固まって、餌取りをしていました。羽ばたきながら飛び上がってくれたので、その存在が分かりました。何だろう?ジシギの仲間は識別が難しいので、余計に興味が湧いて来ます。
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飛び上がった瞬間に、数カット連写することが出来ました。これだけ距離が離れていると、識別は無理かなと半ば諦めたのですが、幸い、次列風切の先端に白帯があるところが確認できました。これが確認できれば、タシギで間違いないと思います。
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写真をよく見ると、画面の中に3個体のジシギの写り込んでいますが、分かりますか?
かなりトリミングしていますが、定評のあるオリンパスE-5とZD300mmF2.8+EC14の組み合わせは、期待通りの解像力を発揮してくれました。
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9月になったとはいえ、今年の夏の暑さは異常です。この日も軽く30℃を超えていたと思います。風が吹かない炎天下の農道脇には、日陰がありませんから、車内で扇風機を最強に回しても、熱風ばかりでちっとも涼しさが感じられません。
たまたま、農作業の軽トラックが来たのを潮に、他の休耕田を巡って来ることにしたのですが、同じ場所に戻ってみると、タシギが先程より近い位置にいました。
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側面からの写真が撮れました。これを見ると、背中の羽の状態もよく分かります。
他のジシギ類との識別ですが、単独ですから全長での比較できませんが、クチバシの長さに注目すると、かなり長めである印象です。ハリオシギのような寸詰まりのクチバシではありません。
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タシギは、クチバシが長いこともあるのでしょうが、他のジシギ類よりも、水のある場所でも厭わずに、餌取りをする傾向があるようです。
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ジシギ類の識別は、これといった決め手がありませんから、悩むことばかりです。尾羽の枚数が決定的に違うと思いますが、フィールドでは確認のしようがありません。
でも、一般的にタシギは赤色味が強いとか、目先にある黒褐色の線が太いということが言われています。また、肩羽には白い縁取りのある羽が並びますが、タシギは白線が流れ落ちるように見える傾向がありますが、ほかのジシギ類は割合直線的に見えるとも言われています。
さらに、タシギの肩羽の白い縁取りは後縁にはなく、前縁にだけ有るということも聞いたことがあります。
くちばしの長さも、体長に比べると、タシギが一番長く見えるいといわれますが、個体差や見る角度で微妙に変わります。だから、自信を持って断言することがとても難しいですね。
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by coffeeto | 2013-09-13 18:00 | チドリ目
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