復路のミズナギドリ@八丈島航路

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今回乗船した八丈島航路は、往きも帰りも海は大変穏やかでしたから、船酔いすることもなく快適な海鳥観察ができました......といっても、事前に酔い止めの薬はしっかりと飲んでいましたが.....。
しかし、私達が乗った定期船は、往きの航路で御蔵島の港の波が高いため着岸できず、八丈島への到着が早まりました。翌日も、八丈島で出港を待っていたら、やってくる船が御蔵島に着岸できず、早めの到着となりました。海はとても穏やかなだけに、ちょっと違和感を感じました。
ところが、我々の乗船した定期船は、復路で御蔵島に着岸することができたのですが、そこで太い係留ロープが切れ、スクリューに巻き付いてしまうというアクシデントが発生してしまいました。そのため、結果的に竹芝桟橋へ到着するのが随分遅れてしまいました。
帰りの航路は、往きよりもさらに穏やかで、一時は波が全くない鏡のような海面が続く時間帯もあったくらいです。そんな船旅の中で、たくさんのオオミズナギドリが花を添えてくれました。
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この個体が、今回一番近くまで寄ってきてくれました。できれば船と平行に飛んでもらって、横から顔の表情なども入れて撮影できれば良かったのですが、そうも言っていられません。でも、これだけ近いと、翼上面を構成する各羽の模様までよく分かります。
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復路では、往路以上にたくさんの群れを観察することができました。海面が黒褐色のオオミズナギドリで、覆い尽くされているような状況もありました。これは、船から割合近いところを飛んだ群れを撮影したものです。
翼上面に淡褐色のM字形の翼帯があり、顔面から頭頂部に掛けて白っぽい羽で覆われているところが確認できれば、オオミズナギドリであることが分かりますが、このくらいの大きさに写っていれば、それが何とか確認できると思います。
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胴体の下面と、翼の下面は白色ですが、風切羽と大雨覆いの翼端に、黒褐色の縁取りがあることが分かります。
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波がほとんどない、鏡のような海面の上を、滑るように飛翔していたオオミズナギドリです。顔面から頭部にかけて白くなっていますから、これが確認できれば、他のミズナギドリの仲間と見間違うことがありません。
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これから海面に着水しようと、脚を下ろし始めています。オオミズナギドリの翼下面は白色ですが、初列風切の先端は黒褐色で、下大雨覆いと、次列風切以下の羽縁にも、薄い黒褐色の縁取りがあります。
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海面から飛び立とうと、両脚で交互に海面を蹴って、助走をつけて離水するところです。カワウなどもそうですが、水面に浮かんだ状態から、すぐに飛び立つことはできません。このように、ある程度の距離を使って助走をつける必要があります。
島の巣穴で休息をとったオオミズナギドリは、助走できる場所がありませんから、夜明けとともに木の上に登って海上へ飛び立つ姿を、テレビの自然観察の番組などで見たことがあります。
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うまく舞い上がることができたようです。オオミズナギドリなどの海鳥は、一日のうち殆どの時間を海の上を飛翔して過ごしています。海面の波が作り出す風圧をうまく利用して、あまり羽ばたくことなく翼を一杯に開き、グライダーのようにこの風圧に乗って、長距離の飛行を可能にしています。
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by coffeeto | 2013-08-27 18:00 | ミズナギドリ目
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