繁殖中のイイジマムシクイ@八丈島

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伊豆諸島へ出掛ける魅力は、本土では見ることができない、固有種の野鳥が観察できることと、往復の航路で海鳥が観察できるところにあります。一番手頃だったのは三宅島でしたが、先年の噴火で状況が変わり、八丈島に目が向くようになりました。三宅島から八丈島の間の航路でも、面白いのが色々と出てくれますから、楽しみも膨らみます。
でも、今回は航路の海鳥はそこそこで、島の野鳥にたくさんの収穫がありました。これはその一つ、イイジマムシクイです。
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八丈島は今回で5回目になりますが、イイジマムシクイを撮影したのは、今回が初めてです。それどころか、姿をしっかり確認したことも今まで無かったように思います......今までは、単にポイントを外していただけだったのかも知れませんが.......。
さて、島に着いてからレンタカーを借り、直ぐに林道を駆け上がりました。そこで、今まで聞き慣れない野鳥の声がすることに気が付きました。でも、それが何かはサッパリ分かりません。何回も首を傾げながら聞いていましたが、その正体がイイジマムシクイであることが判明し、胸の仕えが取れた気分です。
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イイジマムシクイは、伊豆諸島だけで繁殖するウグイスの仲間の野鳥です。全長12cmということですから、かなり小さめの体形です。この時は、青い虫を咥えて枝先に飛来してくれました。
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営巣中の巣が近くにあるのでしょう。青い虫を咥えたまま、チョンチョンと梢を飛び移り、なかなか巣の方向へ向かいません。雛に餌を与える前に、周囲の警戒に怠りはないようです。
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イイジマムシクイは、繁殖期には採餌のため、頻繁に林縁などに姿を見せてくれますが、子育てが終わると、ほとんど姿を見せなくなるようです。今回は、たまたま営巣中の巣が近くにあったようで、何回も姿を現せてくれました。ラッキーであったと思いますが、写真に撮りたいと思ったら、繁殖期のこの時期が一番撮りやすい、適期ではないかと思います。
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さて、この写真ですが撮影していた自分でも驚きました。何と、イイジマムシクイの幼鳥が、林道に舞い降りてくれたのです。
初めは、木の葉が落ちたのだろうと思ったのですが、双眼鏡で確認したら鳥じゃぁないですか‼ 慌ててレンズを向けて撮影したのがこの写真です。
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この幼鳥が大きな口を開けて鳴き始めました。親鳥を呼んでいるようです。きっと、お腹を空かせて餌を待ち続けていたのに、親鳥がなかなか運んで来てくれないので、自分から親を探して飛び出して来たようです。
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やがて、親鳥の姿を見つけたのでしょう。小さい翼を一杯に羽ばたいて、親鳥の方向へ向けて飛び上がりました。
見ていて微笑ましい、食欲旺盛なやんちゃ君でした。
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by coffeeto | 2013-08-19 18:00 | スズメ目
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