エゾムシクイとセンダイムシクイ@栃木

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ゴールデンウィーク前半は、栃木県下の山の中で2泊3日の車中泊により、渓谷沿いの野鳥観察を楽しんできました。ここ数年、毎年のように足を運んでいる場所ですから、ここへやって来る夏鳥たちの様子も、何となく分かるようになった気がします。
目的地の渓谷から一つ尾根を越えた隣の沢沿いを歩いていた時、頭上から「ヒーツーキー」というさえずりの声が聞こえてきました。声だけでエゾムシクイであることは分かりますが、姿を見ることはあまりありません。
でも、今回は、ラッキーなことにその姿を撮影することができました。
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沢沿いの薄暗い針葉樹林帯をさえずりながら移動していきます。殆ど真上に近い場所に出てくれました。無理な姿勢になりましたが、何とかファインダーの中にその姿を捉えることができました。
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エゾムシクイを撮影したのは、おそらくこれが初めてのことだと思います。ウグイス科に属するムシクイの仲間たちは、どれもほとんど同じような羽衣をしていますから、外見だけで識別することはとても難しいと思います。今回は、鳴きながら姿を見せてくれましたから、こうして種類を特定することができました。
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陽の当たる広葉樹の枝先に飛び移りました。汚白色の眉斑がよく目立ちますが、背面がかなり茶色味のある褐色で、あまり特徴のない姿であると思います。でも、これがエゾムシクイの特徴であるといえるのかもしれませんが......。
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こちらは、本来の目的地であった渓谷沿いを歩いていた時に、渓流上の樹の中から「チヨチヨビー」とさえずる声が聞こえてきて、センダイムシクイが来ていることが分かりました。で、その姿を探したところ、枝被りになってしまいましたが、写真に撮影することができました。
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こちらの写真は、翌日の早朝に渓流沿いを歩いていた時、付近にコサメビタキの営巣を見つけました。三脚を据えて待ち構えていると、「チヨチヨビー」のさえずりとともに姿を見せてくれたのが、このセンダイムシクイでした。ここではキビタキ、サンショウクイ、オオルリも撮影できましたから、このあたりが渓谷沿いで一番鳥影の濃い場所であると思います。
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センダイムシクイの背面が何とか確認できる写真になりました。上のエゾムシクイの写真に比べると、白い眉斑と体型は、どちらも同じようにしか見えませんが、背面はオリーブ色味のある茶褐色ですから、何となく雰囲気が違うなという程度の識別をすることがせいぜいです。
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木の枝に留まってさえずりを始めてくれました。「チヨチヨビー」という声は、「焼酎一杯グイッー」とか「鶴千代ぎみー」などと聞きなされます。
鶴千代は、仙台藩のお家騒動に登場する人物ですから、これがセンダイムシクイの名前の由来になったという話を聞いたことがあります。
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図鑑によれば、このセンダイムシクイは全長13cmとされていますが、エゾムシクイは12cmとなっていますから、いずれもスズメより一回り小さい体形です。でも、ムシクイの仲間はどれも同じような体形をしていますから、単独で出た時には鳴かない限り、識別は難しいと思います。
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by coffeeto | 2013-05-07 18:00 | スズメ目
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