越冬中のオオハクチョウ@大田原

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あしだち(足立・自然にふれあう会)のメンバーをお誘いして、栃木県下へ自然観察に出掛けました。この日、関東地方では冬晴れの冷え込む一日でしたが、福島県から青森県に至る北日本は大雪のようでした。
最初の目的地であったこの大田原の地は、晴れていたのですが那須連山には雪雲が掛り、晴天域と大雪のちょうど境界線といった風情でした。
白鳥の飛来地として知られている羽田沼(はんだぬま)に到着したものの、カモ類がたくさんいたのにハクチョウは一羽もいません。ちょっとガッカリしながら観察を始めようとしたところ、とても親切な地元の人が、ハクチョウがたくさんいる場所があると、わざわざ車で案内してくれました。
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羽田沼は、国指定の天然記念物であるミヤコタナゴの生息地になるようですが、ここでハクチョウの餌付けをすることによって、池の水質が悪化して、ミヤコタナゴの生息環境が失われてしまう危惧があったようです。そのため、池での餌付けをやめて、近くの休耕田に水を張って、ここで餌付けを始めたとのことです。
ここには、たくさんのハクチョウとオナガガモが羽を休めていましたが、全てオオハクチョウでした。
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休耕田で餌付けしてくれたお陰で、私たちはとても間近からオオハクチョウを観察することができました。水面すれすれの位置から撮影することができましたから、今までにないアングルの写真を撮影することができました。
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時折、羽ばたきをする姿を観察することができましたが、全長140cmで翼開長は250cmもあります。体重は12キロもある大型の水どりですから、羽ばたきもとても迫力があります。
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体全体が暗褐色の羽衣をしているオオハクチョウがいます。昨年生まれたばかりの第1回冬羽の個体です。ハクチョウは、ファミリーの絆が強く、生まれた子供たちは翌年の繁殖期まで親とともに過ごすということですから、この3羽の若い個体は兄弟であるのかも知れませんね。
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大きく翼を広げながら飛翔してくれました。こんな大きな体で、海を越えて大陸から渡ってくるのですから、かなりの体力を消費するものと思われます。
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たくさんのオナガガモとともに優雅に泳ぐオオハクチョウですが、撮影した写真を拡大して確認していたところ、虹彩に暗赤色をしたものと暗緑色をしたものがいることが分かりました。その違いは単なる個体差であるのか、年齢による変異であるのか私にはよく分かりません。
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オオハクチョウの一番の特徴は、くちばし基部の黄色い部分が大きく前にせり出しているところです。コハクチョウの黄色い部分は、前にせり出すことはありませんから、ここが識別のポイントになります。
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飛翔して来たオオハクチョウが、これから着水体制をとろうとして、脚を下ろし始めたところです。
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ハクチョウの仲間は、オスとメスを識別することはできません。オオハクチョウの首は、コハクチョウに比べるとより細長いですから、水に浮かんだ姿を見ると、とても優雅な感じがします。
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by coffeeto | 2013-03-01 22:00 | カモ目
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