公園にいたコイカルとイカル@調布

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暦の上では立春から立夏の前日までが春とされています。今年の立春は2月4日でしたから、知り合いからコイカルの♀が2羽出ていますという情報をいただいたのは、その4日後の2月8日のことでした。
次の週末は3連休でしたから、撮影するために出掛けられるには絶好のタイミングでした。しかし、初日に仲間と八ヶ岳の北横岳へ登ぼりに行く約束をしていたうえ、中日にはあしだち総会で情報をもらったコミミズクを見に行く予定でしたから、残っていたのは連休の最終日だけでした。
隣接した公園の自然観察園では山野草も楽しめますから、一石二鳥を狙って足を運んでみることにしました。
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教えてもらった公園には、驚くほどたくさんのシメが群れていました。
そんなシメの群れの中に、くちばしの黄色いところがよく目立つコイカルの♀が混ざっていました。シメもコイカルも全長は19cmとされていますから、大きさでの識別は難しいですが、黄色いくちばしが識別ポイントになりました。
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コイカルの♀は、頭部が灰褐色をしていて、虹彩は暗紅色です。くちばしは黄色ですが、基部が白くなっているところが冬羽の特徴です。夏羽ではくちばしの基部が青色っぽくなるようです。
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コイカルは冬鳥として観察できる鳥ですが、ごく少数の個体は国内で繁殖することもあるようです。この個体は♀ですが、脇腹のオレンジ色は濃い色のものから薄い色のものまで個体差が多いようです。
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奥にいるのはイカルです。イカルは雌雄同色ですが、コイカルは♂の頭部が首まですっかっり黒色であるのに対し、♀はこのように頭部が灰褐色であるところで明確に識別することができます。
コイカルの初列風切の先端には白色部分がありますが、イカルの初列風切は先端まで白いところが異なります。
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近くのこぶしの木の枝にイカルが飛来してくれました。黄色くて、がっしりしたくちばしはコイカルと同じですが、前額部から顔の前面が黒色であるところがコイカルの♂と明確に異なるポイントになります。
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イカルは全長23cmですから、コイカルより一回り大きい体形です。特に目立つのはこの黄色くて大きいくちばしです。堅い木の実でも簡単に割れる、ペンチのような大きくて立派なくちばしです。
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この日、コイカルの♀を2個体と、イカル1個体を同時に観察することができました。いずれもアトリ科の鳥になりますが、イカルは全長23cmですが、コイカルは全長19cmですから、大きさでも識別は可能です。
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by coffeeto | 2013-02-17 20:50 | スズメ目
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